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クエリ検索: "噴火"
26,444件中 1-20の結果を表示しています
  • 田中 康裕
    Papers in Meteorology and Geophysics
    1969年 20 巻 4 号 385-416
    発行日: 1969年
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
    伊豆大島で,JMA-62A型電磁地震計による多点観測を行った結果,活火山三原山で発生する4種類の火山性微動および1種類の特殊な火山性地震が見出され,それらを次のように名付けた.
    火山性常時微動:火山活動の静穏期に,常時発生している火山性微動.
    前駆微動:
    噴火
    の前後に発生する火山性微動.
    噴火
    微動:
    噴火
    に伴って発生する火山性微動.
    末期微動:
    噴火
    活動の末期に現われる火山性微動.
    前駆地震:火口付近で発生する火山性地震で,
    噴火
    に前駆して起こることが多い.上記4種類の火山性微動について,振幅の大きさ・波動の見かけの周期範囲,卓越周期,コレログラム,スペクトル,減衰係数,振動型などを比較し,それぞれ異った性質を持っている火山性微動であることをたしかめた.
    三原山の一連の火山活動は,「静穏期」,「
    噴火
    に先行する現象が発生する時期」,「
    噴火
    活動の最盛期」および「
    噴火
    活動の末期」の4段階に分けられる.そして,火山活動の静穏期に発生し続けていた火山性微動は,
    噴火
    活動を迎えると複雑な変動を始める.
    先ず,
    噴火
    に先行して,前駆地震,前駆微動,
    噴火
    微動が,この順序に発生して
    噴火
    活動に入る.次に,
    噴火
    活動の最盛期には,
    噴火
    微動と前駆微動とが交互に発生する.そして,
    噴火
    活動が末期に近づくと,末期微動が発生し,やがて,この微動は火山性常時微動に移行して
    噴火
    活動が終る.
    火山活動に関して,これらの規則性が見出されたことは,三原山の
    噴火
    予知上,大変有効なことであると信ずる.
  • 池田 一, 吉田 真也, 安養寺 信夫
    土木学会論文集F6(安全問題)
    2015年 71 巻 2 号 I_105-I_110
    発行日: 2015年
    公開日: 2016/01/31
    ジャーナル フリー
     火山
    噴火
    に対する危機管理の意思決定を行うにあたり,最も困難な側面のひとつは火山観測データの解釈である.火山観測データに応じて,火山
    噴火
    の危険性を定量的に評価することが可能となれば,火山
    噴火
    時の危機管理の意思決定を支援する重要な情報となる.
     本研究では,火山
    噴火
    の危険性について,火山観測データを
    噴火
    確率として定量的に評価した.具体的には,御嶽山の2014年危機を対象として,火山観測データのうち火山性地震と火山性微動の発生回数のデータを用いて,ベイズ推定により,時々刻々と変化する
    噴火
    確率を推定し,火山
    噴火
    の危険性を定量的に評価できることを示した.
  • 後藤 大青, 柴山 知也
    自然災害科学
    2023年 42 巻 2 号 159-169
    発行日: 2023/08/31
    公開日: 2023/12/15
    ジャーナル フリー
    日本には111の活火山が存在し,火山
    噴火
    への対策が急務となっている。1707年の宝永
    噴火によって大きな被害を出した富士山噴火
    についての降灰分布予測計算を行った。降灰分布予測計算にはWRF-FALL3D 連携モデルを用いて季節ごとに宝永
    噴火規模の噴火
    を再現した。降灰分布予測計算の結果から,一般道や高速道路の復旧に必要な時間や対応に必要な車両などを定量的に検討した。その結果,富士山
    噴火
    時の降灰分布は季節ごとに特徴を有して,特に秋期に
    噴火
    が発生した場合には降灰軸が北東に向かって関東北部にまでに到達し,名古屋―東京を結ぶ高速道路に多大な影響が出ることがわかった。
  • 野口 喜三雄
    化学と教育
    1987年 35 巻 4 号 301-304
    発行日: 1987/08/20
    公開日: 2017/07/13
    解説誌・一般情報誌 フリー
    火山の
    噴火
    はガスの圧力で液体の灼熱熔岩(しゃくねつようがん)を周期的に噴き上げる自然現象である。
    噴火
    の予知は, 温度, 地震, 地表面の傾斜, 地磁気, 地電流などを測って
    噴火
    を予知する物理的方法と, ガスの組成やその量などを測る化学的方法とが考えられる。筆者は昭和8年から半世紀, 浅間山と三原山の湧水(ゆうすい)やガスと, 火山活動との関係を研究した結果,
    噴火が近づくと噴火
    口から放出されるSO_2, HCI, HFなどの火山ガスが著しく増加することを認めた。すなわちガスを測定することによって
    噴火
    を予知することが可能であることが明らかになった。ガスの変化は火山によって違い, また頻繁に
    噴火
    する場合と長く休んだ後に
    噴火
    する場合とでは著しく異なる。なお, 休止期間が10年以上にも及ぶことがしばしばあるから, ガスの観測には忍耐が必要である。
  • 安井 真也, 高橋 正樹, 島田 純, 味喜 大介, 石原 和弘
    火山
    2013年 58 巻 1 号 59-76
    発行日: 2013/03/29
    公開日: 2017/03/20
    ジャーナル フリー
    桜島火山の歴史時代の大規模
    噴火
    である安永
    噴火
    (1779-1782年)と大正
    噴火
    (1914-1915年)の噴出物の岩相や層序,地形,
    噴火
    当時の記録を比較した.両
    噴火
    では山頂をはさんだ両測山腹で割れ目火口列が活動した.割れ目の推定の長さは大正
    噴火
    で約2.3km,安永
    噴火
    では5kmに及ぶ.
    噴火
    開始後数10時間の大正
    噴火と安永噴火の噴火
    様式は共通しており,プリニー式噴煙柱から火口近傍への大量の火砕物降下により斜面上に火砕丘を形成しながら火砕成溶岩をもたらした.引き続く数週間には両
    噴火
    とも溶岩流出が繰返されて溶岩原が形成された.その後は,大正
    噴火
    が陸上での溶岩流出を主としたのに対し,安永
    噴火では北東沖で海底噴火
    が起きて安永諸島を形成した点で大きく異なる.両
    噴火とも噴火
    初期に割れ目火口近傍へ著しい火砕物降下があることが特徴的である.これは火山体形成の観点からは,両
    噴火
    では山頂部の地形変化はほどんどないが,山腹斜面が成長したことを意味する.また桜島の大規模
    噴火
    の減災という観点では,居住地域近くまで到達しうる割れ目火口の活動への迅速な初期対応の重要性を示している.
  • 宇野 宏司, 中野 晋, 粕淵 義郎
    土木学会論文集F6(安全問題)
    2011年 67 巻 2 号 I_23-I_28
    発行日: 2011年
    公開日: 2012/01/20
    ジャーナル フリー
     南九州・霧島連山の新燃岳(標高1,421m)では,平成23年1月に52年ぶりの爆発的
    噴火
    が起き,宮崎・鹿児島両県で降灰や噴石による被害が報告された.先行きの見えない
    噴火
    活動が住民の生活や企業活動に与える影響は大きく,また長期化することが懸念される.本研究では,各種公表資料,自治体や企業でのヒアリング調査結果をもとに,本災害による事業所や自治体の被災状況と当時の対応,今後の対策について整理し,長期化する恐れのある火山災害時における企業の事業継続に必要な観点について整理した.
     突発的な今回の火山
    噴火
    は,当該地域の火山災害に対する防災体制の不備な点を明らかにした.今後,火山災害の影響を受けない地域をも含めたより広域的な連携関係を構築しておくことや,風評被害を防ぐための復旧過程での積極的な報道の利用等が重要であると考えられる.
  • 火山
    噴火
    予知連絡会衛星解析グループ 事務局
    写真測量とリモートセンシング
    2016年 55 巻 3 号 183-186
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/07/01
    ジャーナル フリー

    Monitoring volcanic activities is important for safety of people. If the volcanic activity has been increased, the installation of additional sensors near the volcano is difficult. So, Coordinating Committee for Prediction of Volcanic Eruption set up “Satellite Analysis Group" for using ALOS and ALOS-2 data which are able to monitor active volcanos safely in day-and-night or any weather. This report introduces ALOS-2 data's analysis results on Hakone, Kuchinoerabujima, and Sakurajima.

  • 噴火微動・前駆地震・A型地震
    田中 康裕
    Papers in Meteorology and Geophysics
    1970年 21 巻 2 号 243-289
    発行日: 1970/10/25
    公開日: 2012/12/11
    ジャーナル フリー
    三原山の火山性微動には,火山性常時微動,前駆微動,
    噴火
    微動および末期微動の4種類がある.また,火山性地震には,
    噴火
    の前駆地震とA型地震の2つの型がある.
    噴火
    活動に際して,これらの微動や地震は規則的な発生順序を示し,およそ,次のように進行する.
    火山性常時微動→ 前駆地震→←→ 前駆微動→
    噴火
    微動→ 末期微動→ 火山性常時微動
    このように,微動と地震の型が分類でき,かつ,火山活動の規則性が見出されたのは,1965年以降,伊豆大島島内に展開したJMA-62A型電磁地震計の多点観測の成果である.
    ところで,1964年以前の三原山の火山観測には,器械式地震計(主としてWiechert地震計)が使用されていたが,この器械は,性能および観測点の位置の関係で,
    噴火
    微動,前駆地震の一部およびA型地震しか記録できなかったことが判明した.
    そこで,Wiechert地震計で観測を行なった全期間(1938年11月~1969年)について,
    噴火
    の前駆地震を再験測し,それと,
    噴火
    との時間的関係を調べた.
    その結果,大抵の
    噴火
    活動の始まる3時間ないし3日前に,前駆地震が発生していたことがわかった.また,前駆地震と
    噴火
    開始との時間差は,火口内の閉塞の度合いに関係が深く,溶岩が火口を埋めている時期には時間差が概して長く,火口底が深く開いている時期には短くなる傾向を示した.
    噴火
    微動は,
    噴火
    の衝撃による震動であることがたしかめられた.その形は,
    噴火
    が連続するか,断続するか,単独で起こるかによって,連続型
    噴火
    微動,唸り型
    噴火
    微動,孤立型
    噴火
    微動などに変形する.
    噴火
    微動と前駆地震は,どちらも押円錐型の発生機構を持っていると考えられる.
    噴火
    のからくりは次のように考えられる.
    噴火
    活動は,火口縁から約500mの深さで発生する前駆地震によって火ぶたが切られ,その地震によって生じた火道内の割れ目に沿って溶岩や火山ガスが上昇を始める.この時,前駆微動が発生する.やがて,火口縁から約300mの深さで
    噴火
    が起こる.
    弧立型
    噴火
    微動の最大振幅の頻度を,石本・飯田の方法で統計すると,統計図は多くの場合,上に凸に折れ曲った2つの直線で現わされる.石本・飯田の系数mは,小さな振幅に対してm=2~4,大きな振幅に対してm=3~7となる.また,小さい
    噴火
    微動だけが発生した時期の統計では,統計図に折れ曲りができなくて,一つの直線で現わされる.この場合のmは3~4である.
    A型地震は火山性地震のうちの一つの種類で,伊豆大島の北西~ 西~ 南~南東の広い近海で発生する深さ0~20kmの地震を総称して名付けたものである.最大振幅の頻度について統計した石本・飯田の系数mは約1.8を示す.群発することが多いが,群発活動期と三原山の
    噴火
    活動期との関係は薄い.
    伊豆大島で観測される地震波の初動方向は特殊な方向へかたよる.これは,伊豆大島ないしその周辺の地下構造と大きな関係があり,伊豆大島の北北東では深く,南南西では浅くなって傾斜している地下構造が考えられ,また,伊豆大島および大島の東側では,内部に地震波速度を遅くする所があると考えられる.また,A地型震が発生する地域と,発生しない地域とを通過する地震波の初動のかたよる方向には,顕著な相違が認められる.
  • ―モデル実験を通して噴火のしくみやマグマの特性について学習した効果―
    保坂 学
    日本科学教育学会研究会研究報告
    2016年 31 巻 3 号 5-8
    発行日: 2016年
    公開日: 2018/04/07
    研究報告書・技術報告書 フリー
    中学校1年理科において,様々なモデル実験を通して火山
    噴火
    のしくみやマグマの特性について指導した。その結果,火山現象に対する知識・理解が深まるとともに,火山
    噴火の情報をもとに噴火
    災害に対する危険性を正しく判断して行動することができそうだと考える生徒が増えた。
  • 前原 祐樹, 大湊 隆雄, 及川 純, 武尾 実
    日本火山学会講演予稿集
    2011年 2011 巻 A2-07
    発行日: 2011/10/02
    公開日: 2017/02/10
    会議録・要旨集 フリー
    新燃岳は2011年1月から活動が活発化し、現在でも
    噴火
    活動が継続中である。本発表では、新燃岳の
    噴火
    に伴う傾斜変動を広帯域地震計の記録から得ることを試みた。新燃岳は2010年にも数回、微
    噴火
    しており、その微
    噴火
    と今年1月以降の
    噴火
    の前に長周期のシグナルが火口付近の広帯域地震計で確認された。長周期のシグナルは水平成分に卓越していることから傾斜変動を捉えていると考えられる。そこで、広帯域地震計の傾斜に対する応答を確認するために、試験を行った。その結果、傾斜変動に対して上下成分は感度が無いことが確認でき、そして、応答関数との畳み込み積分で水平成分が記述できることが解った。この方法を用いて、先の
    噴火
    に伴ったシグナルから傾斜変動を抽出した結果、
    噴火
    前に山上がりの傾斜変動が生じていることが解った。
  • ―ヘリコプターからのリモートセンシング―
    荒木 春視
    写真測量とリモートセンシング
    1990年 29 巻 1 号 13-26
    発行日: 1990/02/28
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    Mihara Volcano, Izu-Ooshima Is., erupted violently on 15th November in 1986, and after six days the fissure eruption took place along a eine toward the northwest from caldera rim to somma slope of the volcano.
    By a advanced helicopter, aerial environmental gamma ray measurements over Izu-Ooshima Is. were carried out on 4th December in the same year and on 19th in next January, in order to clarify a behaviour of radon and thoron as bed gas in such volcanic eruptions. As a result, it can be stated that, on the occasion of volcanic eruption, the ratio of potassium/scattered gamma ray increases but instead the ratios of radon/potassium and thoron/radon decrease.
    The following eruption model may reasonably be interred on the behaviour of bed gases.
    1) On the first stage, the magma reservoir and all around basement layer are applied lateral pressure to.
    2) As the result, fissure in this layer contacts and then ascension of magma begins.
    3) Decreasing of gap volume in the fissure and supply of magmatic heat cause increasing of pressure of pore water in the fissure and the layer.
    4) In the continuous process, ascension of magma along the weak fissure keeps up and finally it results in eruption.
    5) Owing to this eruption, the comparable stress based on some pressures decrease.
    6) After this stage, magmas descend, the fissures in basement layer gap, and the pressure of pore water is restored.
    And more, the author believes that this model will be of great value in the prediction of volcanic eruption.
  • 関 克己, 小林 潔司, 湧川 勝己
    土木学会論文集F5(土木技術者実践)
    2016年 72 巻 1 号 1-19
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/02/20
    ジャーナル フリー
     災害応急対策にあたっての意思決定とこれを支援した災害対策現地本部の記録が残されている2000年有珠山
    噴火
    を対象に,災害危機管理ともいえる住民等の生命に直結する住民避難等を対象とした災害応急対策の意思決定の構造を明らかにする.その際,意思決定にあたって重要な役割を担う災害のリスク評価及び災害応急対策検討とそれぞれを担う専門家の役割を明らかにする.その上で,災害時の住民避難等に関する公的な意思決定に必要な条件,判断基準や意思決定の正統性について検討する.さらに,これまで議論されることの少なかった災害応急対策の意思決定に関する研究を通じ,防災・減災の強化に向けた災害応急体制のあり方に関して提案する.
  • 千葉 達朗, 佐々木 寿, 平川 泰之, 山口 由美子
    写真測量とリモートセンシング
    2018年 57 巻 6 号 264-267
    発行日: 2018年
    公開日: 2020/01/01
    ジャーナル フリー

    Changes in terrain are one of the indicators of the scale of volcanic eruption. But, flying over a crater immediately after the eruption is dangerous. In such a case, surveying by SfM/MVS method using multiple oblique images is effective, and 3D models, ortho images, DSM from photos of safe places could be created. Here, we introduced examples of the Kusatsushirane eruption in January 2018 and the Shinmoedake eruption in March, 2018. Both of them were able to be grasped the scale of eruption safely and timely.

  • 藤井 仁志, 藤原 暁子, 若林 信行, 阿部 豊
    可視化情報学会論文集
    2008年 28 巻 5 号 27-32
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/05/31
    ジャーナル フリー
    火山
    噴火
    は大規模な自然現象であり,特に
    噴火
    が爆発的である場合の人的被害は大きいため防災のための
    噴火
    予測が極めて重要となる.しかし,現段階では
    噴火
    のメカニズムが十分に解明されていないため,
    噴火
    を予測するための十分発達したシステムは存在しない.近年では急減圧によりマグマ内に溶解していた揮発性物質が析出し火山
    噴火
    となる一連の現象が衝撃波管モデルと類似するとし,これに基づいた様々な解析や実験が進められている.しかし,非定常な気泡生成や成長挙動などといった素過程物理についての知見が不足しており,
    噴火
    についての十分な理解には至っていない.
  • 大矢根 淳
    日本災害復興学会論文集
    2020年 15 巻 45-54
    発行日: 2020年
    公開日: 2021/11/05
    ジャーナル フリー
    雲仙・普賢岳
    噴火
    災害(1991-95)の復興を概観して、直接被災地の一被災集落で組み上げられてきた復興団体活動の実績と、それに学びつつ展開を見た住民創案の大規模復興公共土木事業の実例を、復興課程論(第1~4階梯)として検討する。そこでは科学的、法定民主的な組織活動展開の勘所、古今内外の取り組みの伝播・学び合いの意義・重要性に着目した。被災者自身が構想する生活再建のあり様に伴奏しつつ、眼前の被災状況を適切に分節化して捉えて、その対応策を古今内外の事例・ストックから適切に引き出しそこに接ぎ木していくこと、そこに学会の研究実践が適切に介入していく意義を論じた。
  • 佐藤 時則
    日本獣医師会雑誌
    2001年 54 巻 2 号 155-159
    発行日: 2001/02/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 丸山 洸, 三ツ井 聡美, 吉本 充宏, 石峯 康浩, 本多 亮, 秦 康範
    自然災害科学
    2022年 41 巻 S09 号 83-94
    発行日: 2022/10/15
    公開日: 2023/11/27
    ジャーナル フリー
    本研究では,富士山の登山者を対象に,富士山
    噴火
    に関する認識と,火山情報の収集状況を明らかにすることを目に,2021年9月に富士山吉田ルートの下山者を対象にアンケート調査を実施した。調査の結果,回答者の8割以上は富士山の
    噴火
    の可能性を認識していたが,火山
    噴火
    に不安を抱く人は約1 割であった。火山の活動状況を事前に確認した人は1 割に満たなかった。また,
    噴火警戒レベルや富士山噴火
    時避難ルートマップの認知度は低く,富士山の
    噴火
    警戒レベルを正しく理解していないことが明らかになった。登山者自身による火山に関する知識や火山情報の収集の促進のためには,登山道入り口などでの情報提供の充実が求められる。
  • 高橋 俊守, 加藤 和弘, 上條 隆志
    日本生態学会誌
    2011年 61 巻 2 号 167-175
    発行日: 2011/07/30
    公開日: 2017/04/21
    ジャーナル フリー
    時系列的に観測した衛星画像を用いて、三宅島2000年
    噴火
    後の植生の変遷をモニタリングした。1994年から2009年にかけて、JERS-1/OPS及びTerra/ASTERによって観測された16時期の画像を用い、
    噴火
    前1時期および
    噴火
    直後2年まで、
    噴火
    後3〜5年、
    噴火
    後6〜9年の3時期分のNDVI画像に集成した。これらのNDVI画像をもとに、ISODATAクラスタリング法により教師無し分類を行った結果、NDVIの変遷パターンを分類することができた。分類された画像では、
    噴火
    後もNDVIの値が相対的に高く、
    噴火
    に伴う植生被害が相対的に少ない地域が認められた。これらの地域は樹林地を示しているが、NDVI値は徐々に減少する傾向が続いていた。一方で、
    噴火
    後にNDVI値が著しく減少し、その後増加に転じている、草地を示すグループが認められた。NDVI値の変化が植生のどのような変化に対応しているか検証するため、三宅島南西部の阿古地区において、
    噴火
    後に継続して実施されている11地点の植生調査の結果をもとに対応関係を評価した。植生構造を高木層、亜高木層、低木層、草本層に分け、それぞれの階層の植被率を合計した値とNDVIとの相関分析を行った。この結果、それぞれの階層の植被率を合計した値とNDVIにはいずれの時期においても有意な相関関係が認められた。ただし、それぞれの階層の植被率とNDVIの相関関係は、植生変遷の過程とともに変化し、一定でなかった。
  • 片田 敏孝, 児玉 真
    土木計画学研究・論文集
    2001年 18 巻 239-244
    発行日: 2001/09/30
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
    噴火
    時において, やむなく避難生活を続ける住民の心理においては, 生活再建に関する不安意識や心身の疲労などの要因により帰宅したいという意識が強くなり, その一方で,
    噴火
    災害に対する危機意識や避難の必要性に対する意識は低下していくものと考えられる. 本研究では, 過去の
    噴火
    災害を事例とした住民の心理変化,
    噴火
    想定時における避難や帰宅などの行動意向の特性を把握することを目的とした. 分析の結果,
    噴火
    災害に対する楽観的な認識や生活復興に対する不安意識などは, 避難の躊躇や早い段階での帰宅意向を示す要因となること等が明らかとなった.
  • 塚本 徹, 水路部伊東沖地震火山調査班, 工藤 一嘉, 坂上 実
    海洋調査技術
    1990年 2 巻 1 号 1_33-1_43
    発行日: 1990年
    公開日: 2013/11/08
    ジャーナル フリー
    A submarine volcano "Teisi Knoll " erupted in the western part of Sagami Bay, east of Izu Peninsula on July 13, 1989. Coincidentally, S/V "TAKUYO" of the Hydrographic Department of Japan was engaged in the survey in the area which was hit by a swarm of earthquake having become active since June 30, 1989, and encountered the eruption within the distance of 500 meters. We recorded the volcanic eruption by means of VTR, camera and tape recorders. The HD carried out seabottom surveys 3 times in total before and after the eruption, and has observed topographic change of sea bed birth of a submarine volcano. On July 9, S/V "MEIYO" observed flat sea floor 100 meters deep. While in the morning of July 13 S/V "TAKUYO" observed a cone-shaped height of 25 meters elevation on the floor. On July 15, S/V "SHOYO" observed Teisi Knoll with a crater ranging 200 meters in diameter by means of a radio controlled buoy "MANBOU"
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