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クエリ検索: "園芸用語"
10件中 1-10の結果を表示しています
  • 梶原 真二, 勝谷 範敏
    園芸学研究
    2003年 2 巻 4 号 315-318
    発行日: 2003年
    公開日: 2008/02/19
    ジャーナル フリー
    ロックウール栽培での同化専用枝を持つ切り花バラ生産用の仕立て法において,台木の種類,仕立て法および台木同化専用枝の有無が切り花本数および切り花品質に及ぼす影響について‘ローテローゼ’を用いて検討した.
    台木の種類および台木同化専用枝の有無にかかわらず,ハイラック仕立て法の総切り花本数がアーチング仕立て法よりも多い傾向にあった.総切り花本数は,オドラータ台木を用い,その台芽を折り曲げて同化専用枝とした場合には,ハイラック仕立て法およびアーチング仕立て法ともに挿し木苗よりも多くなった.しかし,ノイバラ台木で台木同化専用枝を持たせると,いずれの仕立て法ともに台木同化専用枝を持たない場合よりも総切り花本数が少なくなった.切り花長はオドラータ台木を用いて台木同化専用枝を持たせると,ハイラック仕立て法およびアーチング仕立て法ともに挿し木苗よりも大きくなった.しかし,ノイバラ台木の同化専用枝を持たせたハイラック仕立て法では,台木同化専用枝を持たせない場合よりも切り花長が小さくなった.
  • 勝谷 範敏, 池田 好伸
    園芸学会雑誌
    1997年 66 巻 1 号 121-131
    発行日: 1997年
    公開日: 2008/05/15
    ジャーナル フリー
    デルフィニウムを毎月上旬に播種し,定植後は年間を通じて無加温室で栽培し,開花反応の季節的変動を調べた.また,花芽形成過程を観察し,分化と抽台の関係などを検討した.さらに,ファイトトロン内で温度が抽台および開花に及ぼす影響,ならびに自然日長条件で加温栽培した時の抽台に関する品種の特性を検討した.
    1.無加温ハウスで栽培すると,デルフィニウムの花芽分化はほぼ周年にわたって認められ,広い温度域で分化した.播種から花芽分化までの期間は,定植後から高温となる時期は短く,定植後から気温が低下する時期は長くなり,花芽分化は高温によって著しく促進された.
    2.20°C以上の高温では幼若期が短縮され展開葉が5枚になると抽台を開始したが,15°Cでは幼若期が著しく延長されるとともに,ほぼ半数は抽台しないでロゼット状態となった.
    3.節数と小花数の相関は高く,定植後から高温となる3~7月播種は低節位で小花が分化し,小花数が少ない貧弱な花穂であった.定植後から低温となる8~2月播種では節数が多く,小花数の多いすぐれた切り花が得られた.
    4.低温は花芽分化を誘導するバーナリゼーションとしてではなく,ロゼット打破として作用した.すなわち,生長活性が回復して高くなり,生育できる低温の限界温度を拡大させるものとして作用した.
    5.デルフィニウムは花芽分化に伴って抽台を開始し,抽台時にほぼ小花数が決定されるので,品質の劣る早期抽台苗を早期に判別することができる.
    6.冬季に自然日長で加温栽培すると,品種によってはロゼット化する株が多く発生し,ロゼット化すると抽台が遅れるとともに,後になって抽台した花穂は奇形化して商品性がなくなった.
  • 渡辺 良象
    日本蘚苔類学会会報
    1979年 2 巻 8 号 113-116
    発行日: 1979/07/30
    公開日: 2018/07/03
    ジャーナル フリー
  • 岩月 善之助
    日本蘚苔類学会会報
    1979年 2 巻 8 号 110-113
    発行日: 1979/07/30
    公開日: 2018/07/03
    ジャーナル フリー
    The author has been trying terrarium culture of mosses, and found that the use of a terrarium is an excellent way for culture without much care. The author uses a soil mixture consisting of coarse sand (50%), vermiculite (30%) and peat moss (20%). The soil mixture and drainage material should be sterilized by either boiling (30 minutes to 1 hour), or by baking in a 200 ℃ oven (at least 30 minutes). The autumn to winter months are the best for starting new terrariums.
  • 豊原 憲子, 北村 嘉邦, 後藤 丹十郎
    園芸学研究
    2022年 21 巻 2 号 219-227
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/06/30
    ジャーナル フリー

    アイリスは低温であっても乾式貯蔵により開花不良が発生するとともに,観賞期間が短いことが問題となっている.一方,出荷日を調整するために貯蔵は不可欠である.開花不良を改善するgibberellin(GA3)は薬剤が高価であり,これを含む品質保持剤の導入は生産現場において限定的である.そこで,GA3の代替として,GA3よりも安価で開花不良の改善効果について報告のあるsilver thio-sulfate complex(STS)およびSTSとbenzyladenine(BA)の組み合わせが開花不良と観賞期間に及ぼす効果について調査した.STSは,5°C・5日間の低温乾式貯蔵前の処理により,正常開花率は対照(水道水)区の0%に対し60%となり花被片展開を促進したが,その効果はGA3の100%より低かった.また,STSとGA3は観賞期間を4.0日から5.0日に延長したが,その効果はBAの5.8日より低かった.一方,低温乾式貯蔵後の処理において,STSやBAは正常開花率を向上させるとともに観賞期間を延長したが,GA3の正常開花率は20%に低下し,観賞期間を延長しなかった.貯蔵前のSTSとBAの組み合わせ処理による観賞期間の延長効果は2.5日であり,それぞれの単独処理よりも延長した.STSとBAの組み合わせによる観賞期間の延長はGA3とBAの組み合わせと同等であった.エチレンによる花被片展開への影響と前処理による改善効果を調べるために,STS,BA,GA3を吸液した切り花にエチレンを10 μL・L–1の濃度で24時間暴露した.STSは86%が正常に開花したが,GA3では57%となり,乾式貯蔵前処理による結果と異なり,エチレン曝露に対してはSTSの効果が高かった.貯蔵期間を延長した実験では,STSとBAの組み合わせ処理により,5°Cで15日間の乾式貯蔵後も,高い正常開花率が保たれて観賞期間が延長した.STSの処理コストは1本5 mL当たり0.2 mM濃度で0.04円とGA3の100 ppm濃度での2.3円と比べて安価であることから,STSとBAの組み合わせ処理は経済的な処理方法であると考えられた.

  • 石塚 由之
    植物の化学調節
    1983年 18 巻 2 号 135-139
    発行日: 1983/12/20
    公開日: 2022/03/20
    ジャーナル フリー
  • 福島 啓吾, 梶原 真二, 石倉 聡, 後藤 丹十郎
    園芸学研究
    2018年 17 巻 1 号 79-85
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/03/31
    ジャーナル フリー

    本研究は,トルコギキョウ種子へのプライミングおよび種子低温処理が生育および切り花形質に及ぼす影響を明らかにしようとした.実験には‘レイナホワイト’のプライミング種子および無処理種子を用い,これらの種子をセル成型トレーに播種した後に10°Cの暗黒条件で0,1,3,5,7および9週間処理した.処理終了日の2012年8月8日から定植日の9月6日までなりゆきの温度条件(日最高気温は34.0~38.0°C,日最低気温は24.0~26.0°Cの範囲で推移)で育苗した.プライミング種子の発芽率は,種子低温処理5週において無処理種子と比較して高かった.プライミング種子の出芽率は,種子低温処理7および9週が0~5週と比較して同等か低かった.プライミング種子における定植時の苗の本葉2節葉身長は,無処理種子と比較して大きかった.定植から翌年3月31日まで栽培を行い,生育調査および切り花の形質調査を実施した.プライミング種子の抽苔率,発蕾率および開花率は,種子低温処理0および1週において無処理種子と比較して高く,1週以上で90%以上となった.プライミング種子に由来する苗の定植後の生育は,種子低温処理3,5,7および9週で差は見られなかったが,1週は同等かやや遅れた.プライミングに関わらず切り花形質は,種子低温処理3週以上で差がなかった.これらの結果から,トルコギキョウにおいてプライミング種子への種子低温処理は3~5週が適切であることが明らかになった.

  • 林 良憲, 中西 博
    日本薬理学雑誌
    2013年 142 巻 5 号 231-235
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/11/11
    ジャーナル フリー
    ミクログリアは突起が特有の屈曲を示す小膠細胞としてHortegaによって94年前に発見された.この発見は師匠であるCajalの「第三要素」は突起を持たないという主張を否定するものであったことを考えると,Hortegaのミクログリア突起に対する強い思い入れが感じられる.2005年,NimmerjahnとGanの2つの研究チームは2光子励起顕微鏡を用い生きているマウスの脳内ミクログリアの観察に成功した.その結果,休止状態にあると考えられてきたラミファイドミクログリアが突起を動かし伸縮を繰り返して活発に活動しているという驚くべき事実を発見した.この研究はミクログリア研究のブレークスルーとなり,「ミクログリア突起の動きと働き」に注目が集まることになった.その後,ミクログリアは突起を伸展することでシナプス部に接触し,シナプス監視を行っていることが示唆された.また,ミクログリアの突起が不要なスパインを取り込むことで脳発達期におけるpruning(刈込み)によるニューロン回路形成,シナプス再編による損傷からの回復ならびに外環境への適応反応などに関与することが次々と明らかになった.さらに最近,時計遺伝子の支配下にあるミクログリア特異的分子P2Y12受容体ならびにカテプシンSの発現がミクログリア突起構造に日内変化をもたらし,ニューロン活動の概日リズム形成に関与することが明らかとなってきた.「ミクログリア突起の動きと働き」の障害が脳機能不全を引き起こすことも示唆されており,新たな薬剤開発のターゲットとなりうる可能性を秘めている.
  • 白山 竜次
    園芸学研究
    2022年 21 巻 3 号 255-267
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/09/30
    ジャーナル フリー

    キクは日長制御による開花調節を活用している品目で,人工光源で開花期を調節したキクは電照菊と呼ばれる.近年,白熱電球から蛍光灯やLEDへの切替えが電照技術を見直すきっかけとなり,電照方法に関する再検証が行われた.本総説では,キクの電照栽培において,どの光質の光を,どの時間帯に,どのように照射すれば効率的な花成抑制につながるかをテーマに,過去の電照方法の変遷,電照試験における留意点を確認しつつ再考を行った.暗期中断に効果の高いR光の波長は660 nm付近ではなく短波長側にシフトしていること,FR光のR光に対する打消し作用は照射時間で変化し,長時間の電照では打消し作用が発現しないこと,間欠照明は連続照明と同等の効果が得られるとされていたが,一般的な同一時間帯における間欠照明では連続照明に劣ることなどを議論した.暗期中断の時間帯については,連続暗期を効率よく分断するという考え方と概日リズムの関与という考え方を比較し,限界暗期付近に最も光に敏感な時間帯(NBmax)が存在するが,それは必ずしも暗期の中央ではなく,日没から一定時間後に現れることについて議論した.NBmaxに基づいた実用的な電照方法について説明した.

  • 日本芝草学会2010年度秋季大会 グラウンドカバープランツ緑化部会記録
    飯島 健太郎
    芝草研究
    2011年 39 巻 2 号 190-199
    発行日: 2011/03/31
    公開日: 2021/04/08
    ジャーナル オープンアクセス
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