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クエリ検索: "外側広筋"
3,492件中 1-20の結果を表示しています
  • 中田 昭, 小西 英樹
    中部日本整形外科災害外科学会雑誌
    2002年 45 巻 2 号 217-218
    発行日: 2002年
    公開日: 2002/06/27
    ジャーナル 認証あり
  • 中林 紘二, 松本 典久, 水野 健太郎, 藤本 一美, 中川 佳郁, 甲斐 悟
    理学療法科学
    2013年 28 巻 3 号 383-387
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/07/16
    ジャーナル フリー
    〔目的〕
    外側広筋
    に対する選択的な振動刺激が,膝関節伸展運動時の筋活動に及ぼす影響について明らかにすること.〔対象〕下肢に整形外科的疾患および神経学的疾患の既往のない健常男性10名(平均年齢26.8±9.2歳).〔方法〕
    外側広筋
    に対して持続的な振動刺激の負荷を与え,膝関節伸展運動時の%iEMG(
    外側広筋
    ,内側広筋,大腿直筋)および膝関節伸展筋力を計測し,振動刺激前後で比較した.〔結果〕膝関節伸展運動時の
    外側広筋
    の%iEMGは,振動刺激後に低値であった.
    外側広筋
    に対する内側広筋の%iEMG比は,振動刺激後に高値であった.〔結語〕
    外側広筋
    に対して選択的な振動刺激を負荷した膝関節伸展運動は,
    外側広筋
    の筋活動を抑制することで相対的に内側広筋の筋活動を促進する.
  • 外側広筋における動脈血流遮断時の再現性
    *松井 伸公, 寺田 茂, 後藤 克宏, 合田 美恵, 山根 和子, 本口 美沙紀, 村山 大倫, 小中 悠吏, 宮田 伸吾, 内山 圭太, 大酢 和喜夫
    東海北陸理学療法学術大会誌
    2006年 22 巻 P57
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/10/06
    会議録・要旨集 フリー
  • 山下 良平, 春原 哲之, 家接 健一, 小杉 光世
    肺癌
    1998年 38 巻 2 号 177-181
    発行日: 1998/04/20
    公開日: 2011/08/10
    ジャーナル フリー
    原発性肺癌の骨格筋転移は極めてまれである.今回我々は, 肺扁平上皮癌術後に, 孤立性の広背筋転移をきたした症例を経験したので若干の文献的考察を加えて報告する.症例は68歳男性.95年12月21日, 右肺S3末梢の扁平上皮癌で上葉切除術施行.病理病期はT1N1M0, stage IIであった.術後経過良好であったが, 96年8月, 後側方切開創痕の約5cm尾側で肩甲線上に径4cmの皮下腫瘤を触知した.CT上, 右広背筋内によくenhanceされる限局性腫瘤を認めた.吸引細胞診で扁平上皮癌と診断され, 8月21日, 局所麻酔下に腫瘍を切除した.病理組織学的に骨格筋内に中分化扁平上皮癌の浸潤巣を認め, 肺癌の広背筋転移と診断された.術後, CDDP+5FUによる化学療法を2コース行った.97年9月現在, 新たな再発の徴候なく健在である.肺癌の骨格筋転移については, 本邦ではこれまで9例の報告があるが, いずれも予後不良である.自験例でも今後, 厳重な経過観察が必要と考えている.
  • 野村 裕, 近藤 圭史, 長嶺 隆二, 杉岡 洋一
    整形外科と災害外科
    2008年 57 巻 4 号 623-628
    発行日: 2008/09/25
    公開日: 2008/11/20
    ジャーナル フリー
    分裂膝蓋骨に対し,分裂骨片に付着する
    外側広筋
    の剥離とスクリューによる骨片固定を施行した後,誘引なくスクリューが折損した2症例を経験したので報告する.症例1は26歳の男性である.Saupe分類III型の左分裂膝蓋骨に対し,
    外側広筋
    剥離と骨片固定を行ったが,3ヶ月後に外傷の既往なくスクリューが折損した.症例2は14歳の男性である.Saupe分類III型の両分裂膝蓋骨に対し,両側の
    外側広筋
    剥離と骨片固定を行ったが,2ヶ月後に外傷の既往なく左側のスクリューが折損し,更に6ヶ月後に右側のスクリューが折損した.我々は,スクリューが折損した理由として,骨片付着部の
    外側広筋
    を剥離したことで,
    外側広筋
    からの圧迫を脱した骨片が可動性を獲得し,更にその後,骨片が外顆の頂部によって膝蓋大腿関節の関節面に適合するように押し上げられ,それに引き続いて,スクリューが折損したのではないかと推測する.
  • 酒井 祐一, 福永 拙, 藤原 亨, 針 秀太, 真角 昭吾
    整形外科と災害外科
    1993年 42 巻 3 号 1300-1304
    発行日: 1993/09/25
    公開日: 2010/02/25
    ジャーナル フリー
    Two cases of intramuscular ganglion cysts, which originated in a rare portion of a ganglion cyst, were operated on in our hospital.
    One occurred in vastus medialis, and the other in gluteus minumus. Echogram, computed tomography and magnetic resonance imaging were used to evaluate each case preoperatively.
    Intramuscular ganglion cysts are often difficult to diagnose, and these examinations were useful in differentiating intramuscular ganglion cysts from other soft tissue tumors, both benign and malignant.
  • 小林 公一
    昭和医学会雑誌
    1991年 51 巻 2 号 186-196
    発行日: 1991/04/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    大腿四頭筋各筋 (大腿直筋,
    外側広筋
    , 内側広筋, 中間広筋) の筋線維構成を, 相互に, また, 他の骨格筋と比較, 検討し, 各筋の機能的特徴を明らかにした.研究対象は10%ホルマリン水注入固定の解剖実習屍10体 (男性5, 女性5) から得られた大腿四頭筋である.筋重量を測定後, 各筋の最大幅部の筋横断片を採取し, 常法に従ってセロイジン包埋, 20μm薄切, HE染色を施した.これらの組織標本について, 筋腹横断面積, 1mm2中の筋線維数, 筋線維総数, 筋線維の太さ, および密度を計測, 算出した.結果は次のごとくである.1) 筋の重量と筋腹横断面積は
    外側広筋
    が最大で, 以下, 内側広筋, 中間広筋, 大腿直筋の順であった.各筋とも男性が女性よりも優る傾向がみられた.2) 1mm2中の筋線維数は, 大腿直筋が758で最も多く,
    外側広筋
    がこれに次ぎ, 内側広筋 (474) と中間広筋 (461) の間には差が認められなかった.性差は認められなかった.3) 断面の筋線維総数は,
    外側広筋
    , 内側広筋, 大腿直筋, 中間広筋の順に多く, 各筋とも, 男性が女性より優る傾向がみられた.4) 筋線維の太さは, 中間広筋が1325μm2で, 内側広筋と
    外側広筋
    がこれに近く, 大腿直筋 (1018μm2) は他よりも小であった.各筋とも男性の方が女性よりも優っていた.ヒトの他筋に比べて比較的大きな筋群に属することになり, 下肢筋の特徴と考えられた.5) 筋線維の密度は大腿直筋が71%で最も高く,
    外側広筋
    65%がこれに次ぎ, 以下内側広筋59%, 中間広筋56%の順であり, 各筋とも男性が女性よりも優っていた.以上のことから, 大腿四頭筋の膝関節伸展作用では広筋群の働きが大であり, 特に
    外側広筋
    の関与が最も著しいと考えられた.
  • 柏葉 光宏, 大沼 正宏, 高橋 敦, 川又 朋麿, 宮武 尚央
    東北膝関節研究会会誌
    2010年 20 巻 21-24
    発行日: 2010/07/17
    公開日: 2018/03/19
    ジャーナル オープンアクセス
  • 千々岩 博文, 千葉 剛次, 近藤 司, 本田 重信, 乗松 敏晴, 鈴木 良平
    整形外科と災害外科
    1980年 29 巻 2 号 211-215
    発行日: 1980/06/25
    公開日: 2010/02/25
    ジャーナル フリー
    EMG obtained from muscles of lower extrimities of the normal subjects on the sinusoidally (0.3-4.0Hz) inclining board showed many complixities. So, we get Lessojous's figure of EMG and the movements of the board. Superimposed Lessajous's figures will reveal averaged patterns of EMG activities. Experiments are done in two manners of right to left to right inclination (rolling) and anterior to posterior to anterior inclination (pitching). The EMG activities of m. vastus lateralis (VL) and m. tibialis anterior (TA) increased during inclining posteriorly in 1Hz. suggesting to prevent the center of gravity moving posteriorly. Above 1Hz, the EMG activities of VL and TA seems to reveal to move the center of gravity anteriorly, being inhibited by hamstrings (HAM) and m. gastrocunemius (GS). But on rolling, EMG of HAM and TA operated during inclining below 1Hz right and left respectively, suggest to privent the center of gravity moving anteriorly and posteriorly respectively. Above 1Hz, EMG activity of right VL, right and left HAM and left TA would act to move the center of gravity posteriorly and left VL and right TA anteriorly. These suggest that the standiy posture would be stabilizted by the fluctuations of the center of gravity due to EMG activities.
  • 笠原 敏史, 鳥井 勇輔, 高橋 光彦, 宮本 顕二
    理学療法科学
    2009年 24 巻 4 号 523-528
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/09/24
    ジャーナル フリー
    〔目的〕段差昇降時の支持脚の大腿四頭筋(内側広筋と
    外側広筋
    )と床反力の関係について筋電図計と床反力計を用いて測定した。〔対象〕若年健康男性8名とした。〔結果〕内側広筋と
    外側広筋
    の筋活動は昇段動作で最も大きな値を示していた。内側広筋と
    外側広筋
    の筋活動の比率は歩行に比べ段差昇降動作で大きな値を示し,内側広筋の活動の関与を高めていた。垂直方向の床反力の値は動作間で差はみられなかったが,昇降動作時の外側方向の分力は歩行に比べ有意に低い値を示していた。内側方向の分力に動作間の差がみられなかったことから,相対的に内側方向への力が増大し,内側広筋の筋活動の増大に関連している可能性が示唆される。〔結語〕段差昇降では身体の内外側方向の安定化に内側広筋の活動が寄与していることが明らかとなり,昇降動作の理学療法ではこれらのことに考慮して行う必要がある。
  • 負荷量、関節角度による検討
    *浦田 恵, 橋場 貴史, 西 真理, 野崎 寛子, 表 幹也, 間所 昌嗣, 魚住 和代
    東海北陸理学療法学術大会誌
    2006年 22 巻 P45
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/10/06
    会議録・要旨集 フリー
  • 赤松 幹之, 林 喜男
    人間工学
    1985年 21 巻 Supplement 号 224-225
    発行日: 1985/04/25
    公開日: 2010/03/11
    ジャーナル フリー
  • 福田 章人, 澳 昂佑, 奥村 伊世, 川原 勲, 田中 貴広
    理学療法学Supplement
    2014年 2013 巻 0026
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに,目的】国内において内側型変形性膝関節症(膝OA)患者は2400万人いると推測されている。膝OA患者は高齢化社会となり年々,増加している。膝OA患者では,疼痛から日常生活での活動量が減少することにより下肢筋力が低下し,更に膝OAが進行するという悪循環を招いてしまう。膝OA患者は歩行立脚期における膝内反モーメントの増加によって,膝関節内側コンパーメントの圧縮応力が増加し,痛みが誘発されることが明らかとなっている。さらに膝内反モーメントの増加によってlateral thrustが出現する(Schipplenin OD.1991)。これに対して
    外側広筋
    は1歩行周期において筋活動を増加することによって膝内反モーメントの増加やlateral thrustによる側方不安定性に寄与し,初期の膝OAにおいては膝内反モーメントを制動することが知られている(Cheryl L.2009)。しかしながら,この
    外側広筋
    の筋活動が立脚期,遊脚期それぞれの周期別の活動については明らかにされていない。この筋活動の特徴を明らかにすることによって,膝関節に対する歩行周期別トレーニング方法の開発に寄与すると考えられる。そこで本研究の目的は膝OA患者における歩行中の
    外側広筋
    の筋活動の特徴を表面筋電図(EMG)を用いて明らかにすることとした。【方法】対象は健常成人7名(25歳±4.5)と片側・両側膝OA患者4名(85歳±3.5)とした。膝OAの重症度の分類はKellgran-Lawrence分類(K/L分類)にIIが4側,IIIが1側,IVが2側であった。歩行中の筋活動を計測するための電極を
    外側広筋
    ,大腿二頭筋に設置し,足底にフットスイッチを装着させた。歩行計測前,MMTの肢位にて3秒間のMVC(Maximum Voluntary Contraction)を測定した。歩行における筋活動の測定は音の合図に反応して,快適な歩行速度とした。解析は得られた波形を整流化し,5歩行周期を時間正規化した。各筋の立脚期,遊脚期,MVCの平均EMG振幅を算出した。各歩行周期の平均EMG振幅は%MVCに正規化した。統計処理はOA患者のEMG振幅とK/L分類の関係をSpearmann順位相関係数を用いて検証した。健常成人とOA患者のEMG振幅を歩行周期別にMann-Whitney U-testを用いて比較した。有意水準は0.05とした。【倫理的配慮,説明と同意】本研究はヘルシンキ宣言に基づき対象者の保護には十分留意し,阪奈中央病院倫理委員会の承認を得て実施された。被験者には実験の目的,方法,及び予想される不利益を説明し同意を得た。【結果】OA患者のK/L分類と1歩行周期における
    外側広筋
    のEMG振幅は有意な正の相関関係を示した。1歩行周期における
    外側広筋
    ,大腿二頭筋のEMG振幅は健常成人と比較して有意に増加した。また,立脚期,遊脚期それぞれの
    外側広筋
    ,大腿二頭筋のEMG振幅は健常成人と比較して有意に増加した(立脚期健常成人:21.79±3.63%,膝OA:72.09±19.06%,遊脚期健常成人:15.8±4.3%,膝OA:39.3±18.8%)。【考察】健常成人と比較して,
    外側広筋
    の筋活動が増加したことは先行研究と一致した。OA患者のK/L分類と1歩行周期における
    外側広筋
    の筋活動が相関したことは,側方不安定が増加するにつれて
    外側広筋
    の筋活動が増加したことを示す。さらに遊脚期,立脚期の周期別に
    外側広筋
    の筋活動が増加したことは立脚期における側方安定性に寄与する
    外側広筋
    の筋活動を遊脚期から,準備している予測的姿勢制御に関連している反応である可能性が示唆された。また,遊脚期において
    外側広筋
    ,大腿二頭筋の筋活動が増加することにより正常な膝関節の関節運動を行えないことが示唆された。【理学療法学研究としての意義】変形性膝関節症患者の歩行時筋活動を解明することで歩行能力改善を目的とした歩行周期別トレーニングとして,遊脚期における筋活動に着目する必要性を示唆した。
  • 前田 貴司, 広田 桂介, 梅津 祐一, 志波 直人, 松尾 重明, 田川 善彦
    理学療法学
    2004年 31 巻 1 号 70-75
    発行日: 2004/02/20
    公開日: 2018/09/25
    ジャーナル フリー
    低周波と中周波の電気刺激による筋収縮状態の違いについて,MRIを用いて検討した。対象は健常男性11名。方法は右大腿直筋,内
    外側広筋
    に対して低周波と中周波による電気刺激を行い,その直後にMRIを撮像した。また安静時も撮像した。MRI画像より大腿直筋,内
    外側広筋
    ,中間広筋を同定しROIを設定した。ROIの値よりT2値を求め,安静時に対する各電気刺激後の増加率を求め,低周波と中周波の比較を行った。大腿直筋,内
    外側広筋
    の表層部と深層部の増加率は,2つの電気刺激とも表層部に比べ深層部は低下した。また,3つの筋の表層部と深層部の増加率は,2つの電気刺激で違いはなかった。中間広筋においても,2つの電気刺激で違いはなかった。刺激周波数を高くすることで,皮膚抵抗値が低下する。この点が中周波の通電時の皮膚不快感がないことと関係あると考えられた。電気刺激に対しては神経の間値が低く,筋の閾値が高いため電気刺激ではまず神経が反応する。この点が低周波と中周波で筋収縮状態に違いがなかった理由と考えられた。
  • -廃用, 過用, 誤用-
    蜂須賀 研二
    理学療法学
    1997年 24 巻 3 号 201-204
    発行日: 1997/03/31
    公開日: 2018/09/25
    ジャーナル フリー
  • 岡西 哲夫, 山本 留七, 糸永 明美, 三沢 みち子, 北村 良彦, 近藤 潤子, 小島 泉
    理学療法学Supplement
    1984年 1984.11.1 巻
    発行日: 1984/04/01
    公開日: 2017/06/29
    会議録・要旨集 フリー
  • 岡西 哲夫, 山本 留七, 三沢 みち子, 近藤 潤子, 金田 嘉清, 小島 泉
    理学療法学Supplement
    1985年 1985.12.1 巻
    発行日: 1985/04/01
    公開日: 2017/07/03
    会議録・要旨集 フリー
  • 石﨑 仁弥, 西島 涼, 橘 竜太郎, 須﨑 裕一, 松岡 健
    理学療法学Supplement
    2013年 2012 巻 A-P-07
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/06/20
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに、目的】大腿四頭筋は身体運動能力評価の指標として重要であるとされ,その報告は多岐に渡る.黄川らはスポーツ活動時の体重支持における大腿四頭筋の重要性から,体重当たりの膝関節伸展筋力を体重支持指数(weight bearing index:以下WBI)としてあらわすことを提唱し以後,WBIは下肢障害予防やトレーニング処方をするための客観的な筋力評価法として応用されている.評価方法として立ち上がりを用いた理由としては,日常生活を送るうえで多くの動作能力が障害される.それらの動作の中で椅子からの立ち上がり動作は日常頻繁に繰り返される動作であり,座位から立位への姿勢転換に伴う下肢と体幹の広い関節運動と,下肢関節への荷重を要求する動的要素の強い動作だからである.我々は,第47 回日本理学療法学術大会において,膝伸展筋力と超音波診断装置を用いた大腿直筋,
    外側広筋
    ,中間広筋の筋厚,および
    外側広筋
    ,中間広筋羽状角の比較において,中間広筋の貢献度が高いことを報告した.また,表面筋電図を用いた各筋積分値の比較においても,同様に中間広筋の貢献度が高い事を報告した.しかしながら,これらは健常人による検証であり,疾患群における検証が課題として残った.そこで今回,膝伸展筋力と
    外側広筋
    ・中間広筋羽状角との関係について超音波診断装置による
    外側広筋
    ,中間広筋羽状角の測定を健常群,変形性膝関節症群で行い両群間の比較検討を行ったので以下に報告する.【方法】対象は健常群10名(平均年齢は21.6±0.7歳,平均体重は66.6±11.1kg,平均身長は168.0±11.1cm)と変形性膝関節症群(以下:OA群) 16 名(平均年齢は77.2 ± 7.6 歳,平均体重は52.6 ± 2.8kg,平均身長は151.4 ± 3.4cm)とした.羽状角測定には超音波診断装置(SONIMAGE513,コニカミノルタエムジー株式会社製)を用い測定した.プローブにはリニア式電子式プローブ(12.0MHz)を使用し,Bモードにて撮影を行った.測定肢位は背臥位とし,各被験者に対して,超音波診断装置のモニターをフィードバックしながら行い超音波画像を記録した.測定部位としては,大腿四頭筋全体の断面積が最も大きい場所としてよく用いられている,右大腿中央外側部にて収縮時の
    外側広筋
    ,中間広筋羽状角の位置とした.プローブを皮膚面に対して垂直に保持し,筋肉を圧迫しないように皮膚に軽く触れるようにして接触させて測定を行なった.測定は同一検者にて1 回測定した値を用いた.WBI測定として立ち上がりテストを用い,0cm,10cm,20cm,30cm,40cmの台からの立ち上がり能力限界値を用いた.上肢の代償を考慮し両上肢は胸の前で腕組みをし,挙上側踵を床へ付けないよう指導した.また立ち上がりは片脚での立ち上がりが困難な場合,両脚での立ち上がりとした.結果は平均±標準偏差で表記した.【倫理的配慮、説明と同意】全ての被験者には動作を口頭および文章にて研究趣旨を十分に説明し,同意を得たのちに検証を行った.【結果】OA群WBI(平均0.38 ± 0.1)と健常群WBI(平均1.07 ± 0.1)に有意差を認めた(p<0.01).健常群羽状角(
    外側広筋
    平均24.1 ± 2.1 度,中間広筋平均24.53 ± 3.1 度)と,OA群羽状角(
    外側広筋
    平均18.47 ± 2.4 度,中間広筋平均18.72 ± 3.1 度)で中間広筋,
    外側広筋
    ともに有意差が認められた(p<0.01).WBIとの関係ではOA群WBIと中間広筋羽状角r=0.751,
    外側広筋
    羽状角r=0.518,健常群WBIと中間広筋羽状角r=0.802,
    外側広筋
    羽状角r=0.612 であった。健常人中間広筋羽状角に強度の相関(r=0.802,p<0.01)を認めた.OA群中間広筋羽状角にて強度の相関(r=0.751,p<0.01)が認められた.健常人
    外側広筋
    羽状角にて中等度の相関(r=0.612,p<0.05)を認めた.OA群
    外側広筋
    羽状角において相関関係(r=0.518,p>0.05)は認められなかった.【考察】健常群,OA群間での羽状角に有意差が認められたことより,筋萎縮等の形態的変化を捉えるうえで羽状角測定が有用であることが示された.また両群間においてWBIと中間広筋羽状角との関係に相関が認められ,OA群
    外側広筋
    羽状角で相関が認められなかった事より,中間広筋羽状角度が筋力を把握する上で、より有効あることが示唆された.【理学療法学研究としての意義】健常人,膝関節疾患患者に関わらず
    外側広筋
    ,中間広筋羽状角と膝伸展筋力の関係において,中間広筋羽状角はより強い関係があることが示唆された.また今回評価項目としてOA患者のみで行ったがOA患者の中でも基礎データから細分化し,より明確に検証していくことで選択的な中間広筋トレーニング方法の確立,検証を行っていきたい.
  • 田原 尚直, 内藤 正俊, 有田 哲彦, 緒方 公介, 深堀 雄蔵, 石田 高康
    整形外科と災害外科
    1997年 46 巻 4 号 1208-1210
    発行日: 1997/09/25
    公開日: 2010/02/25
    ジャーナル フリー
    We performed trochanteric osteotmy with anterior transtrochanteric slide in seven cases; four cases of revision arthroplasty, two cases of Sugioka's transtrochanteric rotational osteotmy and one case of Sugioka's transtrochanteric valgus osteotmy. Alth ough one case showed nonunion after operation, none of the cases demonstrated proximal migration of the trochanteric fragment.
    This osteotomy method is performed without release of the attachment of the vastus lateralis; therefore, compared with standard osteotmy, it decreases the incidence of proximal migration of the trochanteric fragment which causes abductor muscle weakness.
  • 池田 由美, 竹井 仁, 富田 浩, 岩崎 健次, 池田 誠, 柳澤 健
    理学療法科学
    1998年 13 巻 1 号 29-32
    発行日: 1998年
    公開日: 2007/03/29
    ジャーナル フリー
    3種類(50W,100W,150W)の負荷強度で下肢自転車エルゴメータによる6分間の一段階運動負荷試験を行い,筋電図積分値(IEMG)と周波数パワースペクトル中央値(MdPF)の変化から
    外側広筋
    の筋疲労と運動負荷強度との関係を健常男性8名で検討した。IEMGとMdPFは,50Wおよび100W負荷強度では1~6分の間では変化が見られなかった。しかし,150Wでは初めの3分間は8例とも変化がないが,4分目でIEMGの上昇とMdPFの低周波帯域への移行が5例で見られた。100Wから150W間の負荷強度で
    外側広筋
    の疲労が生じていることが示唆された。
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