【はじめに】〈BR〉退院後活動自立の必要性のある症例に
実用
歩行訓練を行い在宅復帰へ繋げる事が出来たので報告する.〈BR〉【生活機能評価】H.20.12.3〈BR〉70歳女性.H.20.11.1発症の左視床出血.H.20.12.3当院入院.同居家族は夫,息子.夫(KP)はペースメーカー使用.本人・家族希望は屋内歩行自立.〈BR〉グレード右上肢6,手指7,下肢9.MMT左下肢5.感覚軽度鈍麻.失語症,注意障害.活動は移動W/C監視.目的動作全て一部介助.〈BR〉【目標】〈BR〉屋内独歩自立,屋外T.C+SLB監視歩行にて在宅生活継続し一部家事を夫と共に自立~監視で行い趣味である散歩を継続.〈BR〉【問題点】〈BR〉病棟内の限定的な活動に制約され臥床傾向で1日の活動量少なくW/Cで介助での活動実施.基本・複合動作全て介助.〈BR〉【アプローチ】〈BR〉早期に装具作製.W/C中心から立位・歩行中心の生活に移行.更に
実用
歩行訓練,自己訓練を行う.〈BR〉【生活機能評価】H21.5.15
グレード右上肢8,手指8,下肢12.MMT左5右4.感覚n.p.活動は独歩にて自立.屋外T.C+SLB歩行監視.家事自立~監視.散歩監視.歩数8000歩〈BR〉【考察】〈BR〉本症例は病前活動的な生活を送っていた.又,夫が障害者で退院後活動の自立が必要だった.〈BR〉入院当初臥床傾向でしている活動はW/C,できる活動は歩行にて介助を要した.しかし比較的健側機能や学習能力が高く目標として独歩での活動自立,役割・余暇の継続を挙げアプローチした.介入する中で特に移動でのできる活動としている活動の差が目立った.原因として環境要因が大きく関係していたので,早期より装具・歩行補助具を積極的に用い歩行で整容等に介入し歩行頻度を増やし活動量把握の為万歩計を使用し自己訓練を行い耐久性向上に繋げた.これらの介入により早期に歩行での活動が自立,している活動とできる活動の差が縮まった.又,外出・泊訓練を繰り返し行った.結果役割をもちながら自宅退院となった.
抄録全体を表示