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クエリ検索: "少年野球"
782件中 1-20の結果を表示しています
  • 大須賀 友晃, 岩堀 裕介, 加藤 真, 梶田 幸宏, 佐藤 啓二
    肩関節
    2009年 33 巻 2 号 537-540
    発行日: 2009年
    公開日: 2009/09/15
    ジャーナル 認証あり
    Posterior shoulder tightness could cause throwing injury in the baseball players. In 2003, we reported that posterior shoulder tightness in the throwing shoulder already has been observed in elementary school baseball players. We have executed consecutive medical check-ups (MCs) and feed-back for an elementary baseball team since 2001. The aim of this study was to investigate the preventive effects of the consecutive MCs for throwing injury. We studied 13 elementary school baseball players who underwent consecutive MCs from 2001 to 2003 (group A), and 10 elementary school baseball players who underwent consecutive MCs from 2005 to 2007(group B). We measured the shoulder internal rotation with the arm abducted 90 (Abd IR) bilaterally, and compared between the dominant and non-dominant shoulder. In group A, the differences of Abd IR between the dominant and non-dominant shoulder were 17.3 ± 7.8 in 2001, 11.5 ± 9.0 in 2002, 6.5 ± 7.7 in 2003. There was significant difference of Abd IR differences between 2001 and 2003. In group B, the difference of Abd IR between the dominant and non-dominant shoulder were 8.0 ± 12.7 in 2005, 7.0 ± 7.9 in 2006, 9.0 ± 11.0 in 2007. There was no significant difference of Abd IR differences between 2005, 2006 and 2007. These good conditionings could be achieved by consecutive MCs and feed-back. This study shows consecutive MCs could have a preventive effect against throwing injury in elementary school baseball players.
  • 橋口 宏, 伊藤 博元, 萬歳 祐子
    肩関節
    2003年 27 巻 2 号 395-398
    発行日: 2003/08/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
    We reported on the clinical outcomes of the epiphyseal separation in the proximal humerus due to sports activities. Forty-seven patients including forty-five males and two females, whose average age was twelve years old (nine-sixteen years old), were enrolled as subjects. Sports activities were baseball in forty-one patients, softball in three, tennis in two and volleyball in one. The X-ray images revealed partial separation of the lateral epiphysis in thirty-six patients, full separation of the epiphysis in seven and slipping in four. All the patients took a rest from their sports and were subjected to conservative treatments. Medical checks such as examination of joint instability and ROM or muscle balance of the whole body were performed on all the patients. Complete improvement of the separated epiphysis was observed in all the patients. Forty-six patients could return to their previous sports. One patient who could not return to his previous sports activity had complications of SLAP lesion and little league elbow. In twenty-five patients, other sports injuries included those of the elbow, lower back, knee and so on. All the forty-seven patients had posterior capsular tightness of the shoulder joint. Some patients also experienced muscle tightness as tight hamstrings or motion restriction of the other joints. Therefore, the epiphyseal separation of the proximal humerus may not be only due to the problem of the shoulder joint but also due to muscle imbalance or tightness of the body. Proper training programs and early diagnosis are important to prevent and treat an epiphyseal separation. Moreover, detailed medical checks of the whole body should be regularly performed on adolescent athletes.
  • 前田 英行
    プロジェクトマネジメント学会研究発表大会予稿集
    2007年 2007.Spring 巻 1601
    発行日: 2007/03/15
    公開日: 2017/06/08
    会議録・要旨集 オープンアクセス
    少年野球
    では、(1)ある試合・大会での勝利という、有期限で達成したい目標が明確であり、(2)所属する個性ある子供たちでチーム編成を行い、(3)相手に応じて勝つための作戦を企画実行する、プロジェクトマネジメントが実行されている。年間約50試合の結果が出る非常に短いPDCAサイクルで実行される
    少年野球
    のチーム運営から貴重なノウハウと多くの学びが確認された。これらは、ITプロジェクトのマネジメントに有効である。・事例1 K監督は試合中は決して選手を批判しません・事例2 エラーはあたり前のこと、その後どうするかが勝敗を決める ・事例3
    少年野球
    の監督が教える最も大切なことは野球の楽しさです ・事例4
    少年野球
    の監督、この素晴らしい仕事
  • 多和田 兼章, 後藤 英之, 小林 正明, 野崎 正浩, 吉田 雅人, 大塚 隆信
    中部日本整形外科災害外科学会雑誌
    2011年 54 巻 5 号 1049-1050
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/10/26
    ジャーナル 認証あり
  • 大内 賢太郎, 木島 泰明, 齊藤 英知, 嘉川 貴之, 杉村 祐介, 島田 洋一
    肩関節
    2017年 41 巻 2 号 560-563
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/09/20
    ジャーナル 認証あり
     肩関節内旋可動域減少(以下,GIRD)は野球選手に生じることが知られているが,その身体的特徴やリスク因子,および野球以外のスポーツに関する報告は少ない.今回我々はGIRDを生じるリスク因子について調査した.メディカルチェックを受けた中学生アスリートの内,オーバーヘッドスロースポーツ(OTS:テニス,ハンドボール,バドミントン,ソフトボール)群73名および非OTS群57名を対象とした.肩内旋可動域の左右差が15°以上ある者をGIRD陽性とし,陽性群と陰性群で背景因子(年齢,競技歴,身長の伸び),所属スポーツ群,全身弛緩性および下半身柔軟性について比較した.GIRD陽性者はOTS群で26%,非OTS群で5%であり,有意にOTS群で多かった(p=0.002).GIRD陽性群と陰性群で身体的特徴や背景因子に明らかな違いは認めず,オーバーヘッドスロースポーツ所属のみがGIRDに対するリスク因子であった.
  • 長谷川 恭一, 木㔟 千代子, 山形 沙穂, 森田 真純, 浅利 洋平, 佃 麻人, 中村 睦美
    理学療法学Supplement
    2014年 2013 巻 1576
    発行日: 2014年
    公開日: 2014/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】近年,小児肥満の問題が深刻化し,メタボリックシンドロームとの関連が問題視されている。地域
    少年野球
    に所属する児童の中にも,小児肥満傾向の児童が見受けられる。肥満傾向の児童は,運動実施に当たり様々な要因により制限を受けることが予測されるため,野球指導を行う上で個々の身体機能を把握することは重要である。肥満児の運動能力ついての報告は散見されるが,習慣的に運動を行っている
    少年野球
    に所属する肥満傾向児における体格・体力・運動能力に関する報告は少ない。そこで本研究の目的は地域
    少年野球
    に所属する児童における肥満度と体格・体力・運動能力の関係を明らかにすることを目的とした。【方法】対象者は,地域
    少年野球
    チームに所属する小学5,6年生(10~12歳)の男子20名を対象とした。肥満度は文部科学省が推奨している「身長別標準体重」を用い,20%以上を肥満傾向児とした。測定項目は身長,体重,握力,長距離走(2.5km),50m走,片脚立位(60秒を上限とした),立位体前屈,膝伸展筋力(体重比),軟式球投げ,上体起こし(30秒間),腹囲,投球側肩関節屈曲関節可動域(肩ROM),投球時ステップ脚の股関節屈曲可動域(股ROM)とした。体力テストの方法は文部科学省の「新体力テスト実施要項」に準じて行った。膝伸展筋力はμ-tas(アニマ社製)を用い椅子座位にて投球時体重支持側下肢(利き足)にて2回行った値の最大値を採用し体重比(%)を算出した。腹囲の測定は立位呼気時,臍高位で測定した。統計解析には,各測定間の関係を検討するためにPearsonの相関係数を用いた。有意水準は5%未満とした。【倫理的配慮,説明と同意】すべての児童に対して研究の趣旨,内容,それに伴う危険性について事前に口頭で説明し,保護者に対しては書面にて十分な説明を行い,署名を以って同意を得た。【結果】肥満度20%以上の肥満傾向児であった者は全体の20%で4名であった。各測定値は,身長146.4±6.3cm,体重42.8±10.8kg,肥満度3.57±18.0%(範囲-15.9~47.7%),握力22.7±3.5kg,長距離走810.6±111.3秒,50m走9.6±1.0秒,片側立位59.6±1.5秒,立位体前屈0.6±8.1cm,膝伸展筋力0.4±0.1%,軟式球投げ47±7.6m,上体起こし18.9±6.0回,腹囲69.8±12.4cm,肩ROM 180.0±0.0°,股ROM 122.5±3.7°であった。肥満度と有意な相関が認められた項目は,50m走(r=0.67),握力(r=0.62),長距離走(r=0.83),膝伸展筋力(r=-0.44),上体起こし(r=-0.55),腹囲(r=0.92),股ROM(r=-0.91)であった。【考察】本研究では,地域
    少年野球
    に所属する肥満傾向児の体格・体力・運動能力の特徴を明らかにすることを目的に肥満度と体格・体力・運動能力の関係について検討を行った。本研究の結果,地域
    少年野球
    チームに所属する児童において,肥満度が高いほど,腹囲が大きく,50m走,長距離走,膝伸展筋力,上体起こしの能力が低く,股関節屈曲角度が低かったが,握力は強い結果となった。肥満児の運動能力に関して,長距離走などを含む全身持久力や筋力,柔軟性,バランス能力などの低下が報告されている。しかし一方で,握力,上体起こし,立位体前屈の体力因子は,局所的な身体機能の影響を受けていると報告されている。本研究においても,握力を除いた多種の体力・運動能力は,肥満度が高い者ほど低下していた点で,これらの報告と同様の結果となった。一般的に小児肥満への対策としては,食習慣の改善とともに,運動の習慣化や身体活動量の増加が推奨されている。今回の対象である地域
    少年野球
    チームに所属する児童は,運動を定期的(週2回程度)に行っているものの,全体の20%が肥満傾向児であった。地域
    少年野球
    では,運動が苦手な子供が体力づくりや,運動の習慣化を目的に入部することもあり,野球の技術面の向上以外の効果も期待されている。肥満児は運動を実施するにあたり体格的,体力的,運動能力的に様々な制限を受けることが予測されることから,肥満度を低下させるよう働きかけると共に,肥満傾向児の運動能力を把握した上で指導を行う事が重要であると考える。肥満傾向児が,成長とともに健全な身体的,精神的発育を遂げるよう,また障害発生予防の面からも,我々理学療法士による専門性を生かした運動指導の対応が求められる。【理学療法学研究としての意義】本研究より,地域
    少年野球
    に所属する児童において,肥満度の高い者は,多種の体力・運動能力が低下していることが明らかになった。肥満傾向児の運動能力を把握した上で,個々の運動指導を行うことが大切であり,今後,我々理学療法士による専門性を生かした運動指導が期待される。
  • 大須賀 友晃, 岩堀 裕介, 加藤 真, 佐藤 啓二
    肩関節
    2008年 32 巻 2 号 453-455
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/08/30
    ジャーナル 認証あり
    The aim of this study was to investigate the changes of shoulder range of motions after 80 fastball pitches in elementary school pitchers. We studied 10 elementary school baseball pitchers. Shoulder internal rotation and external rotation with the arm abducted 90° (2nd IR and ER), internal rotation with the arm flexed 90° (3rd IR), gleno-humeral abduction(Abd) and horizontal flexion(HF) were measured bilaterally at three points of time, before pitching, immediately after 80 fastball pitches and on the day after pitching. At the 3 points, there were no significant differences between the dominant and non-dominant shoulders in 2nd IR, 2nd ER, 3rd IR, HF and Abd, except in HF on the next day of pitching. These good conditionings could be produced by continuous feedback of medical check-up. Between the 3 points of time, there were no significant difference in 2nd IR, 2nd ER, 3rd IR, HF and Abd. These results could be caused by the small number of subjects, youthfulness, good conditioning of the players and the practice pitch.
  • 古後 晴基, 満丸 望, 久保 温子, 岸川 由紀, 田中 真一, 大川 裕行
    ヘルスプロモーション理学療法研究
    2017年 7 巻 2 号 73-78
    発行日: 2017/07/31
    公開日: 2017/09/13
    ジャーナル フリー

    [目的]学童期のスポーツ選手における肩関節回旋可動域の特徴を明らかにすることを目的とした。[対象と方法]軟式野球もしくは剣道クラブに通うH小学校の健常学童で,

    少年野球
    選手25名と少年剣道選手17名を対象とした。質問票による調査と肩関節90° 外転位の外旋・内旋関節可動域(Range of Motion: ROM)の測定を行い,
    少年野球
    選手と少年剣道選手の比較,および利き手側と非利き手側を比較した。[結果]ROM のすべての測定項目で
    少年野球
    選手と少年剣道選手に有意差は認められなかった。また,
    少年野球
    選手と少年剣道選手共に,外旋ROM は利き手側と非利き手側に有意差が示されなかったが,内旋ROM は利き手側が非利き手側と比較して有意に低値を示した。[結語]学童期において,利き手側の肩関節内旋ROM は減少していることが示唆された。

  • 林 憲斗, 梶田 幸宏, 出家 正隆, 岩堀 裕介
    中部日本整形外科災害外科学会雑誌
    2022年 65 巻 4 号 559-560
    発行日: 2022/07/01
    公開日: 2022/11/05
    ジャーナル 認証あり
  • 原田 洋平, 岩堀 裕介, 梶田 幸宏, 平岩 秀樹, 吉田 雅人, 出家 正隆
    日本整形外科スポーツ医学会雑誌
    2020年 40 巻 3 号 351-354
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/08/21
    ジャーナル 認証あり

    名古屋市小学生軟式野球選手を対象とした野球検診において,上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(以下OCD)の発見率の3年間の推移を検討した.検診において超音波検査を用いて投球側のOCDスクリーニングを行ない,石崎分類を用いて軟骨下骨に異常所見を認めるStage S以上を小頭異常所見として二次検診の対象とし,二次検診でOCDの確定診断を行なった.2015年度,2016年度,2017年度それぞれの参加数は567,767,792名であり,一次検診での小頭異常所見発見率は7.4%,7.6%,4.4%であり,二次検診受診率は100%,91%,86%,OCD発見率は3.0%,2.1%,1.5%であった.検診初年度はこれまで指摘されていなかったOCDを多く検出したものと思われ,その後経年的に発見率は低下していた.

  • 児玉 公正, 中山 悌一, 志水 正俊, 田原 武彦
    日本体育学会大会号
    1996年 47 巻
    発行日: 1996/08/25
    公開日: 2017/08/25
    会議録・要旨集 フリー
  • 吉田 雅人, 大藪 直子, 土屋 篤志, 後藤 英之, 武長 徹也, 冨田 眞壽生, 杉本 勝正
    肩関節
    2010年 34 巻 3 号 907-910
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/11/16
    ジャーナル 認証あり
    We evaluated baseball players in little league at medical check-ups including examination of shoulder joint, and elucidate the relationship between elbow disorders and Hara test. In this study, 75 baseball players in little league were evaluated form 2003 to 2006. The mean age of subjects was 11 years old ranging from 9 to 13. At medical check-ups, a specific medical examination (Hara's test)of the shoulder joint proposed by Hara's test was performed on each subject. The shoulder scores (total 11 points) by Hara's test in the group without elbow pain or elbow injury with throwing side averaged 8.6 points for the throwing side and 8.8 points for the non-throwing side. On the other hand, the shoulder scores in the other group with elbow pain or elbow injury averaged 7.0 points for the throwing side and 8.6 points for the non-throwing side. There were statistical differences between the throwing side in both groups. The significant relations between elbow pain or injury and Hara's test were as follows: SSc test; ISP test; elbow extension test (ET). The medical check-ups could provide a good opportunity for baseball players and coaches to understand the prevention of sports injuries.
    The specific test for shoulder joint was useful for detecting not only shoulder joint problems but also concealed elbow joint injury.
  • 増間 弘祥, 渡邊 裕之, 見目 智紀, 門倉 和成, 倉坪 亮太, 松永 篤彦
    理学療法学Supplement
    2017年 2016 巻 P-SP-02-3
    発行日: 2017年
    公開日: 2017/04/24
    会議録・要旨集 フリー

    【はじめに,目的】

    野球選手における肘関節の投球障害は小学生に多く認められることが報告されている。小学生の投球障害肘の原因の一つに不良な投球動作との関連が考えられている。不良な投球動作としてcocking phaseにおける肩関節の過度な水平外転を示すhyper angulation,acceleration phaseにおける体幹の回旋不良や踏み込み足の股関節内旋可動域の低下が示唆されている。また,野球選手はlate cocking phaseからacceleration phaseにかけて生じる肩関節最大外旋位(MER)に肘関節の疼痛を訴えることが多いため,投球動作の中でもこの期間に着目して観察した報告は多い。しかし,

    少年野球
    選手に対して肘関節の疼痛の有無により投球動作の特徴を比較した報告は少ない。本研究は
    少年野球
    選手を対象に3次元動作解析を行い,肘関節の疼痛を有する
    少年野球
    選手の投球動作の特徴を明らかにすることを目的とした。

    【方法】

    対象は

    少年野球
    チームに所属する小学4年生で野球歴が同じである男子2名(以下A,B)とした。調査項目は背景因子として年齢,身長,体重,野球歴,投球側の調査を行い,画像所見として超音波診断撮影装置による上腕骨小頭部の不整像の有無と理学的所見として肘関節の圧痛,外反ストレスによる疼痛の確認を行った。投球動作の分析はハイスピードカメラを4台用い,主要関節の16箇所に反射マーカーを貼付した。選手は5回の投球試技を行った。動作解析は反射マーカーが最も認識可能であった1試行を採用し,Frame DiasIV(DKH社製)を使用して行った。動画は踏み込み足の着地(FC)からボールリリース(BR)までを100%に正規化した。次に,肩関節の水平外転角度と体幹の左回旋角度,股関節内旋角度を算出し,FC時,MER時およびBR時の角度に関して比較を行った。

    【結果】

    被験者の平均年齢は9.5±0.5才,全例右投げ右打ちであった。被験者Aは外反ストレスによる疼痛を認め,被験者Bは検査による所見を認めなかった。投球動作時の肩関節水平外転角度は,FC時において被験者Aが38.2度,被験者Bが-17.8度であり,被験者Aにhyper angulationが確認された。また,FC時の体幹左回旋角度に関して,Aは-61.2度であり,Bが-35.6度でありAはBに比してFC時の体幹が軸足側へ回旋していた。また。BR時の股関節内旋角度に関して,Aは11.6度で,Bは16.2度であり,AはBに比してBR時の股関節内旋角度が小さかった。

    【結論】

    肘関節痛を有する

    少年野球
    選手の投球動作の特徴として,hyper angulation,FCからMERにかけて体幹の軸足側への回旋の増大,そしてBR時の股関節内旋の減少が確認された。被験者Aは被験者Bに比して肩を後方へ引く意識が強く肩関節の水平外転と同時に体幹の回旋が生じたと考えられた。また,BR時に股関節内旋が減少していたことから下肢関節のコントロール不良が考えられた。身体の未熟な
    少年野球
    選手を観察する際には,全身に着目し不良な投球動作に対して注意する必要が考えられた。

  • 児玉 公正, 中山 悌一, 志水 正俊, 田原 武彦, 川合 悟
    日本体育学会大会号
    1998年 49 巻
    発行日: 1998/08/20
    公開日: 2017/08/25
    会議録・要旨集 フリー
  • 松村 悦博, 田中 鎮雄, 武田 正司
    日本体育学会大会号
    1984年 35 巻 214
    発行日: 1984/10/18
    公開日: 2017/08/25
    会議録・要旨集 フリー
  • 今田 光一, 長田 龍介
    日本肘関節学会雑誌
    2016年 23 巻 2 号 405-408
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/05/27
    ジャーナル フリー

     超音波を用いた野球肘検診や予防指導の介入が野球肘の発生を明確に減らしたという報告はみられない.今回同一自治体で4年連続行なった検診結果から事業の効果を検討した.2011年度から14年度に実施した富山県黒部市内小中学生全野球選手の野球肘検診で2年連続受検した選手のうち,「内外側とも所見なし」から「1年後内側もしくは外側小頭部に所見が出現した」のは11年から12年33.9%,12年から13年22.3%,13年から14年26.4%,「内側のみ所見あり」から「1年後外側小頭部に所見出現」は5.9%,6.9%,3.1%.外側小頭部に所見なく1年後に同部所見が発生した選手は5.3%,3.1%,2.5%であった.所見の新規発生率が年々減少したことは野球肘検診時に行なった予防指導介入に効果があった可能性を示唆する.しかし有意差はなく母集団も少ないことから引き続き検討を要する.

  • *鵜飼 啓史, 川崎 秀和, 下川 円, 中島 啓照, 内藤 浩一
    理学療法学Supplement
    2006年 2005 巻 290
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/04/29
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
    少年野球
    選手の投球肩障害の予防、治療のため、身体全体のコンディショニング、投球フォーム指導を行っている。上腕骨後捻角(以下 HRA)と三次元運動解析を用いた投球フォームとの関係を検討した。

    【対象と方法】男子
    少年野球
    選手28症例を対象とし、年齢:12.8±1.5歳、野球歴:3.3±1.6年、全例オーバースローで右投げ24例、左投げ4例であった。調査時、投球に支障を来たす症例はなかった。
    HRAの測定は、長壁らの報告した単純X-P撮影、測定法に準じ、仰臥位、肩関節屈曲位90°、水平外転位20°、肘関節屈曲位90 °、前腕回外・回内・中間位で行った。投球、非投球側のHRA差を求め、年齢、経験年数との関連を検討した。各被験者に反射マーカーを装着し,的に向かって全力で5球投球させ、得られた画像を三次元動作解析システム(Anima社製)に取り込み、肩、肘、手の空間速度を算出し、得られたデータをもとに上肢の運動連鎖が良好な群(以下 良好群)と不良な群(以下 不良群)の2群に分類した。また、ボールリリース後の肘関節空間速度曲線に二峰性が見られる波形をDual peak群、二峰性が見られない波形をDual peak群Non Dual peak群に分類し、HRA差の有群と無群との関連を検討した。統計処理は、カイ2乗検定、t検定を用いた。

    【結果】年齢とHRAの検討では、12歳と13歳との間に投球側に有意差が見られた(p<0.05)、13歳・14歳とも投球側と非投球側との間に有意差が見られた(p<0.05)。経験年数では、2年間と3年間に有意差が見られた(p<0.05)。三次元運動解析の検討では、HRA差の有群、無群における運動連鎖良好、不良群の比率に有意差はなかった。HRA差と二峰性との比較では、HRA差の有群にはDual peak群が15名中11名(73.3%)、HRA差の無群にはNon Dual peak群が13名中9名(69.2%)見られた(p<0.05)。

    【考察】投球動作による肩関節の特性として年々HRA差は増大すると考えられるが、本研究において年齢、経験年数とともにHRA差の増大を認めた。HRAの増加は投球肩の特性であり、投球に対する順応と考えられており、13歳で大きく変化し年齢の影響が大きい。今回の研究では経験年数も一つの要因であると考えられ、2年以下はHRAの変化が有意に少なかった。三次元運動解析でフォロースルー期では、肘の減速様式が不良群ではHRAは高く、肩・肘にストレスがかかると考えられ、HRAが増大する13歳前後では、身体のコンディショニング、フォームに特に注意すべきであると思われる。
  • *飯田 博己, 矢澤 浩成, 岩本 賢, 加藤 貴志, 岩堀 裕介, 大橋 朗, 水谷 仁一
    理学療法学Supplement
    2006年 2005 巻 289
    発行日: 2006年
    公開日: 2006/04/29
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】
    野球選手の投球側肩関節可動域は非投球側と比較して特有の変化をしていることが知られている。今回、この野球選手の可動域の変化が投球動作特有のものかどうかを調査するためにサッカー選手の肩関節可動域と比較検討を行った。
    【対象】
    現在治療を受けている選手を除く、小学3から6年生の
    少年野球
    選手(以下野球群)65名(年齢10.0±1.2歳、身長140.0±9.4cm、体重33.9±7.9kg)と小学3から6年生の少年サッカー選手(以下サッカー群)33名(年齢9.7±1.0歳、身長137.8±8.8cm、体重33.5±6.7kg)を対象とした。
    【方法】
    肩関節可動域測定は背臥位で肩甲骨を徒手にて固定し他動的に行った。運動方向は90°外転位での外旋(以下2nd外旋)、90°外転位での内旋(以下2nd内旋)水平屈曲90°位での内旋(以下3rd内旋)、水平屈曲、外転とした。また、外旋と内旋の和をTotal Motion Arc(以下TMA)とした。統計学的分析にはそれぞれ対応のないt検定とMann-WhitneyのU検定を用い、5%未満を有意水準とした。
    【結果】
    野球群の肩関節可動域の投球側と非投球側の比較では、投球側において2nd外旋が有意に拡大し、2nd内旋、TMA、3rd内旋、水平屈曲、外転が有意に減少していた。サッカー群では2nd外旋、2nd内旋、TMA、3rd内旋、外転に差はなかったが、水平屈曲で投球側が有意に減少していた。野球群とサッカー群の投球側可動域の比較では、2nd外旋に差はなかったが、野球群の2nd内旋、TMA、3rd内旋、水平屈曲、外転が有意に減少していた。非投球側可動域の比較では2nd外旋、TMA、水平屈曲、外転に差はなかったが、野球群の2nd内旋、3rd内旋が有意に減少していた。
    【考察】
    佐藤らは
    少年野球
    選手と少年サッカー選手を対象に肩関節可動域の調査を行い、外旋の拡大と内旋の減少は野球選手に特有の変化であると報告している。このような回旋可動域の変化は成人野球選手のみならず
    少年野球
    選手においても認められるといわれている。今回の我々の結果から、2nd外旋については非投球側との比較で有意差を認めたが、サッカーとの比較で差を認めなかった。したがって、今回の年齢層の野球選手における2nd外旋の拡大は投球動作特有の変化とはいい難いと思われた。一方、2nd内旋については野球群の投球側が非投球側、サッカー群の非投球側との比較で有意に減少していたことから、投球動作特有の2nd内旋の減少が生じているものと考えられる。また、3rd内旋、水平屈曲、外転は各比較において有意な減少を示しており、内旋の減少とともに
    少年野球
    選手にはすでに肩後方の軟部組織にタイトネスが存在していると考えられた。以上より、投球動作が野球選手の肩関節可動域に影響していることが示唆された。
  • 松原 茂, 岩本 圭史, 鈴木 政登, 塩田 正俊
    日本体育学会大会号
    1985年 36 巻 041329
    発行日: 1985/08/20
    公開日: 2017/08/25
    会議録・要旨集 フリー
  • 遠藤 恭生, 田中 悠也, 早川 庫輔, 鷲澤 秀俊
    理学療法学Supplement
    2012年 2011 巻
    発行日: 2012年
    公開日: 2012/08/10
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】 当院において,10代におけるスポーツ障害患者の約4割は小学生である.その中でも,野球におけるスポーツ障害受診率は小学生全体の約3割と高く,その多くは野球肩,野球肘の診断を受けているのが現状である.一般的に野球肩・野球肘の発生頻度は投手と捕手に多いと言われている.今回われわれは,当院近隣にある
    少年野球
    チームに対し,メディカルチェック(以下MC)を実施した.
    少年野球
    選手をピッチャーまたはキャッチャー群とその他ポジション群の2群に分け比較検討し,ポジション別の身体特性を知ることを目的とした.【方法】 対象は,軟式
    少年野球
    3チーム58名の各選手に対し,事前アンケートとして学年・身長・体重・既往歴・現病歴・睡眠時間・食事内容・ポジション・投球側・打撃側・野球歴・その他のスポーツ歴を記入してもらい,MC当日は,理学療法評価として立位アライメントのほか,圧痛は肩関節・肘関節・膝関節・踵部に行い,関節可動域(以下ROM)の測定として,肩関節・前腕・手関節・股関節・膝関節・体幹に対し,投球側および非投球側の両側に実施した.スクリーニングテストにおいては,握力,母趾・小趾筋力,片脚バランス,立位四股テスト,しゃがみ込みテスト,体幹機能テスト,ブリッジテストを実施した.事前アンケートでポジションの記載があった51名のうち,ピッチャーまたはキャッチャーの選手19名をPC群,その他ポジションの選手32名(内野手15名、外野手17名)をO群の2群に分類し比較した.統計処理として,対応のないt検定またはMann-WhitneyのU検定を用い,有意水準を5%未満とした.【説明と同意】 対象者および保護者・チーム関係者には,十分な説明を行い,同意の上で測定を行った.【結果】 ROMにおいて,投球側肩関節HFTではPC群109.2±12.0度,O群118.9±15.0度であり,投球側前腕回外ではPC群95.3±7.4度,O群100.8±10.5度,投球側股関節外旋ではPC群48.4±8.3度,O群55.8±10.7度といずれもPC群がO群より有意に低値を示した(p<0.05).スクリーニングテストにおいては,投球側握力ではPC群20.0±5.8kg,O群15.8±6.2kgとPC群がO群より有意に高値を示した(p<0.05).体幹機能テストではPC群がO群より有意に高い傾向を示し,投球側軸足の片脚バランスにおいても,PC群がO群より片脚バランス時の動揺が有意に少ない傾向を示した(p<0.01).また他の項目に関しては、有意差は認められなかった.【考察】 
    少年野球
    選手において,野球肩・野球肘の発生頻度は投手と捕手に多いと言われている.今回,われわれのMCの結果から,ピッチャーまたはキャッチャー選手の身体特性として,ROMにおいて,いずれも投球側肩関節HFT・前腕回外・股関節外旋が有意に低値を示した.スクリーニングテストでは,握力が有意に高値を示したほか,体幹機能テストでは有意に点数が高く,投球側軸足の片脚バランスにおいても有意に動揺が少ない傾向を示した.これは,ピッチャーまたはキャッチャーというポジションが,チームの柱になるポジションであるため,筋力・スキルが高い選手に任させることが多いためと思われる.しかし,投球側上下肢のROM制限を認めることから,身体的負担が大きく,これらが野球肩・野球肘の発生に関与する一要因になるのではないかと考える.今後は,MCを定期的に継続し,障害発生の予防に努め,選手のみならず保護者や監督・コーチへのセルフケアの指導や全力投球数の制限などの啓蒙をしていく必要がある.【理学療法学研究としての意義】 ピッチャーまたはキャッチャー選手と,その他ポジション選手におけるポジション別の身体特性を知ることで,野球肩・野球肘の障害発生予防の1つの要因になることが示唆された.
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