日本整形外科スポーツ医学会雑誌
Online ISSN : 2435-5828
Print ISSN : 1340-8577
 
名古屋市小学生野球検診における上腕骨小頭離断性骨軟骨炎発見率の推移
原田 洋平岩堀 裕介梶田 幸宏平岩 秀樹吉田 雅人出家 正隆
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2020 年 40 巻 3 号 p. 351-354

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抄録

名古屋市小学生軟式野球選手を対象とした野球検診において,上腕骨小頭離断性骨軟骨炎(以下OCD)の発見率の3年間の推移を検討した.検診において超音波検査を用いて投球側のOCDスクリーニングを行ない,石崎分類を用いて軟骨下骨に異常所見を認めるStage S以上を小頭異常所見として二次検診の対象とし,二次検診でOCDの確定診断を行なった.2015年度,2016年度,2017年度それぞれの参加数は567,767,792名であり,一次検診での小頭異常所見発見率は7.4%,7.6%,4.4%であり,二次検診受診率は100%,91%,86%,OCD発見率は3.0%,2.1%,1.5%であった.検診初年度はこれまで指摘されていなかったOCDを多く検出したものと思われ,その後経年的に発見率は低下していた.

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© 2020 一般社団法人日本整形外科スポーツ医学会
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