詳細検索結果
以下の条件での結果を表示する: 検索条件を変更
クエリ検索: "山本漢方製薬"
4件中 1-4の結果を表示しています
  • 斎藤 安弘, 齋藤 正実, 山本 邦男, 長尾 光浩, 山本 薫, 松井 登, 尾関 周二, 鈴木 直人
    日本栄養・食糧学会誌
    2005年 58 巻 6 号 307-313
    発行日: 2005/12/10
    公開日: 2009/12/10
    ジャーナル フリー
    大麦若葉不溶性食物繊維濃縮品 (BDFC) が盲腸内短鎖脂肪酸や糞排泄に及ぼす影響についてラットを用いた動物試験により調べた。対照飼料はセルロースパウダー5%を, 他の実験飼料はBDFC4.7, 7.8, 15.7%, 食物繊維としてそれぞれ3, 5, 10%を含有するものとし, これらの飼料をラットに4週間摂取させた。盲腸内容物の酪酸濃度において4.7%BDFC群と対照群との間で有意差がみられたが, 糞中の各短鎖脂肪酸濃度と総短鎖脂肪酸濃度, 盲腸内容物の重量およびpHは4飼料群間で有意差がなかった。BDFC添加群において糞乾重量と消化管通過時間との間に有意な負の相関 (r=-0.518, p=0.002) がみられた。また, 糞の湿重量, 乾重量いずれも7.8%BDFC群および15.7%BDFC群が対照群よりも有意に高値を示し, BDFC添加群において糞の湿重量, 乾重量はそれぞれ用量依存的に (r=0.885, p<0.001, r=0.973, p<0.001) 増加が認められた。このようなBDFCを摂取した場合の糞排泄量増加と便通改善は, 含有する不溶性食物繊維によるものと考えられた。
  • 上野 茂昭, 青山 遙, 島田 玲子, 吉江 由美子, 山口 利男
    日本食品科学工学会誌
    2018年 65 巻 5 号 264-269
    発行日: 2018/05/15
    公開日: 2018/05/17
    ジャーナル フリー

    本研究では,宮城県女川町の津波被災塩害地産のイチジク葉茶について,成分,機能性および味について検討した.イチジク葉茶はルチン,ミネラルとりわけKやMgを豊富に含んでいた.他方,DNJ,カフェインおよびカテキン類は認められなかった.また,ACE阻害活性は,ドクダミ茶,桑の葉茶,柿の葉茶およびルイボスティーと同程度の値であった.さらに,イチジク葉茶の味は,緑茶(番茶)やウーロン茶に比べて渋味強度が小さかったことから,飲みやすい飲料であることが分かった.

  • 高橋 美津子, 宮澤 眞紀, 桜井 克巳, 渡部 健二朗, 小島 尚
    食品衛生学雑誌
    2009年 50 巻 6 号 297-303
    発行日: 2009/12/25
    公開日: 2010/01/09
    ジャーナル フリー
    2000~2007年の市販健康茶の実態調査で21製品中にセンノシドを認めたが,葉が変色しているためセンナ葉と断定できなかったものが8製品あった.これらのセンノシド量およびTLCの結果から,センナを加工したものが製品中に使用されていると考えられた.そこで茶や健康茶の製造法を参考に局方センナに焙煎または加湿の加工して検討を行った.その結果,市販健康茶に含まれていた変色した葉は加工センナとの比較によりセンナ葉である可能性が極めて高いと判明した.さらに,加工センナではセンノシドが薬用量検出されたものもあり,これらはマウスによる試験の結果,瀉下作用を有することが判明した.これより,市販健康茶に確認された変色した葉は形態的確認およびセンノシドを含む成分分析結果からセンナ葉に由来するものと断定し,下痢等の被害を含め注意喚起が必要であると考えられた.
  • 榮 昭博, 石北 未来, 井桁 千恵子
    桐生大学紀要
    2022年 33 巻 51-56
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/04/21
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス
     ヤマトイモ,キクイモ茶および桑の葉茶のでんぷんの消化に及ぼす影響を明らかにするため,α-アミラーゼ酵素 反応に各試料を添加してα-アミラーゼ活性を測定し,その阻害率を調べた.また,ヤマトイモについては,水溶性 画分,加熱不溶性画分,非加熱不溶性画分のでんぷんの存在の有無を調べた.さらに,本実験に用いたブタ膵臓α- アミラーゼの基質に対する作用について調べた.その結果,次のことがわかった. 1 .ヤマトイモ水溶性画分ではα-アミラーゼ活性阻害が示された. 2 .ヤマトイモ加熱不溶性画分では,α-アミラーゼ活性が高まった. 3 .ヤマトイモ非加熱不溶性画分,キクイモ茶および桑の葉茶では,α-アミラーゼ活性阻害は示されなかった. 4 .ヤマトイモ加熱不溶性画分,非加熱不溶性画分にはでんぷんが存在したが,水溶性画分には存在しなかった. 5 . ブタ膵臓α-アミラーゼは,基質濃度(水溶性でんぷん濃度)を高めると活性が高まったが,生でんぷんを基質 に用いた場合,その活性は低くなった.  それ故,ヤマトイモの水溶性画分には,膵臓α-アミラーゼ活性を抑制する物質が存在する可能性があること,ヤ マトイモの不溶性画分を加熱した場合,膵臓α-アミラーゼ活性を高める物質が生じる可能性があることがと考えら れた.この物質は加熱により生じた可溶性でんぷんであろうと考えられた.
feedback
Top