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クエリ検索: "岸本司"
6件中 1-6の結果を表示しています
  • ―教育のむずかしさ―
    井上 義夫
    日本数学教育学会誌
    1979年 61 巻 9 号 1-
    発行日: 1979年
    公開日: 2021/04/01
    ジャーナル フリー
  • 石原 修一, 藤本 潔, 川西 基博, 渡辺 亮, 田中 伸治
    森林立地
    2004年 46 巻 1 号 9-19
    発行日: 2004/06/25
    公開日: 2017/04/03
    ジャーナル フリー
    奄美大島住用川・役勝川河口に成立するマングローブ林において,植生と地形環境との対応関係を明らかにするため,2本のトランセクト沿いに地形断面測量と植生調査を行った。また,トランセクト付近の3地点に調査区を設置し,地上部および地下部炭素貯留量の見積もりを行った。マングローブ林として,メヒルギ群落とオヒルギ群落,バックマングローブ林として,サキシマスオウノキ群落が認められた。河岸側前縁部の地盤が低い立地にメヒルギ群落典型下位群落,その背後にメヒルギ群落オヒルギ下位群落もしくはオヒルギ群落典型下位群落,最高高潮位よりも低位なアナジャコ塚上にオヒルギ群落シマシラキ下位群落,最高高潮位よりも高位にまで発達した塚上にサキシマスオウノキ群落が成立しており,微地形に対応した群落タイプの違いが見られた。メヒルギ群落は地盤高-10.0cm〜56.3cm,オヒルギ群落は31.5cm〜100.5cmの範囲に成立していた。よって,メヒルギの分布域がオヒルギよりも低位にあることが明らかになった。3地点から得られたメヒルギ林の地上部炭素貯留量は14.3〜36.6tC/ha,深度70cmまでの地下部炭素貯留量は97.2〜111.2tC/haで,それぞれ,熱帯のマングローブ泥炭が堆積するRhizophora林の10〜20%,20〜30%であった。このように,メヒルギ林の地下部炭素貯留量は,地上部炭素貯留量よりも大きく,他のマングローブ種同様,メヒルギ林においても地下部が炭素貯留の場として重要な役割を担っていることが明らかになった。
  • 大西 卓宏, 福井 博一, 小見 山章
    熱帯農業
    2003年 47 巻 2 号 90-97
    発行日: 2003/06/01
    公開日: 2010/03/19
    ジャーナル フリー
    マングローブ植物は, そのほとんどの種類で培養技術が確立されていない.マングローブ植物の養分吸収特性について詳しく調べた研究がなく, マングローブ植物の培地組成を検討するための情報が不足している.本研究では, マングローブ植物の一種であるS.caseolarisA.corniculatumを培養し, これらの養分吸収特性について調べた.S.caseolarisを5週間培養すると, 培地のpHが3.0にまで低下し, 根が褐変枯死した.培養期間における培地成分の吸収量をみると, 窒素とカリウムが全体の半分以上と多く, 窒素についてはNH4+の選択的な吸収がみられ, NO3-の吸収量はNH4+の半分であった.この窒素吸収の不均衡とカリウムの吸収が培地のpHを著しく低下させた原因と推定された.A.corniculatumは, NH4+とNO3-を同量ずつ吸収し, NH4+の選択的な吸収はみられず, pHの急激な低下は認められなかった.S.caseolayisA.corniculatumを硝酸態窒素しか含まない培地で培養すると, 両種共に葉で窒素欠乏とみられるクロローシスが観察され, 両種の硝酸態窒素の利用能力が低いことが示唆された.
    多くの植物はアンモニア態窒素よりも硝酸態窒素を好むことが知られているが, マングローブ植物の生息土壌は還元的で, アンモニア含量が高いことから, マングローブ植物はアンモニア態窒素を利用し易い特性を持つと推定される.したがって, マングローブ植物の培養を成功させるためには, アンモニア態窒素比の高い培地を用いる必要があると推測される.
  • 山本 彩, 山中 典和, 岸本 司, Ricardo Jorge Duarte GALVAO, 玉井 重信
    日本緑化工学会誌
    2006年 32 巻 1 号 106-111
    発行日: 2006年
    公開日: 2007/04/05
    ジャーナル フリー
    本研究では,ブラジル北東部の Caatinga 植生主要樹種を対象に,光‐光合成曲線から得た光合成特性と水利用効率を用いて樹種の現地環境での生育状態を検討し,緑化樹種の選定を試みた。Jurema pretaは,最大純光合成速度と光補償点がともに高く,Caatingaの遷移の先駆的役割を果たすと考えられた。AlgalobaはJurema pretaと光合成特性・水利用効率ともに有意差がなかった。Algalobaは,Jurema pretaと同じく成長の早い樹種であると考えられた。Catingueiraは最大純光合成速度が低く光補償点も低く,Jurema pretaより暗所で光合成活動を行うことができ,Jurema pretaの後に優占すると考えられた。Pinao bravoとJurema pretaとでは,最大純光合成速度・光補償点に有意な差はなかったがPinao bravoはJurema pretaより水利用効率が低いため旱魃などの際にPinao bravoからJurema pretaへの優占種の交代がおこると考えられる。Caatingaの緑化計画としては,Caatinga植生をより原生の状態に再生また維持させることを考慮した際は,Catingueiraのような遷移後期に優占する種を植栽するのが望ましいと考えられる。また,生産性を求めた場合は,Jurema pretaやAlgalobaような光合成活性が高く成長の速い樹種による植栽がよいと考えられる。
  • 井上 裕太, 田中 憲蔵, 玉井 重信, 山本 福壽, 山中 典和, 市栄 智明
    日本緑化工学会誌
    2018年 43 巻 3 号 499-508
    発行日: 2018/02/28
    公開日: 2018/06/22
    ジャーナル フリー

    ブラジル北東部のCaatinga 植生の主要樹種であるMimosa hostilis Benth.とM. verrucosa Benth.,緑化樹種として導入されている外来種のProsopis juliflora DC. の当年生実生苗の乾燥耐性を比較した。対照区(-0.005 MPa),弱乾燥区(-0.01 MPa),強乾燥区(-0.1 MPa)の3 段階の土壌水分条件下で,樹高,乾物重量,器官別の資源分配,葉の水分生理特性,蒸散量を測定した。3 種とも,対照区と比べて弱乾燥と強乾燥区において乾物重量,成長量は有意に低下したが,外来種のP. juliflora で低下割合が最も小さかった。一方,M.hostilis は2 つの乾燥処理区において樹高成長量の低下割合が最も大きかった。葉の耐乾性の指標となる,葉肉細胞が初発原形質分離を起こすときの水ポテンシャルの値も,P. juliflora が最も低く,乾燥条件下でMimosa属 2 種よりも高い浸透調節能力を示した。また,P. julifloraMimosa 属 2 種よりも,対照区を含む全ての処 理区で個体重当たりの葉重,葉重/根重比,蒸散量が有意に低く,乾燥処理区における純同化率と水利用効率が有意に高かった。以上より,当年生実生段階では,外来種であるP. juliflora は在来優占種であるMimosa 属 2樹種よりもCaatinga 植生のような乾燥環境下で有利な葉の耐乾性,資源分配特性を持つことがわかった。今後,気候変動による乾燥化が進めば,水資源の更なる競合が生じ,樹木の更新に重要な実生段階において,より耐乾性の高いP. juliflora の分布が拡大する可能性が考えられる。

  • 森林科学
    1995年 13 巻 48-59
    発行日: 1995/02/01
    公開日: 2018/10/28
    解説誌・一般情報誌 フリー
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