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クエリ検索: "性行為"
3,518件中 1-20の結果を表示しています
  • *滝沢 直樹, 森田 浩庸, 滝沢 久美子
    理学療法学Supplement
    2007年 2006 巻 267
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/05/09
    会議録・要旨集 フリー
    【はじめに】
    若い男性にとって
    性行為
    は、重要なQOLの一つと考えられる。今回、膝関節拘縮により
    性行為
    時の体位が制限されていた症例が、2年以上の理学療法を行い正常位・後背位が可能になったのでここに報告する。
    【症例紹介】
    35歳、男性、左下腿骨骨折(GASTILOIII-C)。2002年12月仕事中建設重機に挟まれ受傷、10ヶ月間創外固定にて膝完全伸展位をとり、その間、前傾骨筋切除、皮膚移植、足関節固定術を受けた。2004年2月関節受動術を受けた。
    【経過】
    2004年4月より当院外来リハ開始、膝関節屈曲60°であった。2004年5月に「
    性行為
    時に、正常位ができずに困っている」という訴えを受け、体位獲得のための関節可動域運動(以下ROMex)中心の理学療法を開始した。動作練習として、四つ這い位にて膝を固定し骨盤を前後傾させるClosed Kinetic Chainを行った。2004年11月膝関節90°まで改善したが膝関節の違和感(筋の張り)の訴えがあり正常位での
    性行為
    ができなかった。そこでROMexに加え、軟部組織へのアプローチと筋活動をより増加させるために、膝立ち位での動作練習も行った。2005年3月には、膝関節屈曲100°となり軟部組織の柔軟性も向上し、
    性行為
    時の膝の違和感は減少した。2005年5月から仕事を始めるようになり、運動量が増加、軟部組織の柔軟性も明らかに向上していった。練習開始から14ヶ月後の2005年7月末、膝関節屈曲100°、正常位での
    性行為
    が可能になった。さらにROMex、軟部組織へのアプローチ、動作練習を継続し13ヵ月後、2006年8月中旬には、後背位にての動作も可能になった。この間膝関節屈曲100°で変化は無かった。
    【考察とまとめ】
    性行為
    時の動作獲得のためには、関節可動域の改善は当然であるが、スムースな動きを出す筋活動も求められた。本症例では社会復帰の結果、活動量の増加し、筋活動も増していったことが目標の達成のための大きな要因となったとも考えている。
    この症例にとって12ヶ月以降関節の可動域に変化は無かったが、
    性行為
    時の動作を再学習するためには、27ヶ月のアプローチは必要であった。
    今回の症例のように、青年層が重症外傷によって膝に障害が残るケースもある。このような場合、
    性行為
    などのQOLを考慮したサービス提供も考えていく必要がある。

    【謝辞】
    本症例には、発表に際し内容、個人特定されないよう配慮する旨を説明し、快諾を頂いたことに感謝します。
  • 村上 信乃, 五十嵐 辰男, 冨岡 進, 阿部 功一
    日本泌尿器科学会雑誌
    1989年 80 巻 13 号 1979-
    発行日: 1989/07/20
    公開日: 2017/04/06
    ジャーナル フリー
  • ―儀礼理論からのアプローチ―
    加藤 慶一郎
    社会学評論
    2024年 75 巻 2 号 133-149
    発行日: 2024年
    公開日: 2025/09/30
    ジャーナル フリー

    本稿の目的は,「

    性行為
    」を主題として,[1]その社会学的メカニズムを分析したうえで,[2]「性的不平等」を把握する枠組を提示することである.

    「性」に関する現在の主要な議論(セクシュアリティ/親密性/フェミニズムの社会学)は,ミクロな事象である「

    性行為
    」の説明としては不十分なものに止まっている.そこで本稿が依拠するのは,
    性行為
    を「儀礼」として理解し分析するアプローチである.その際,慣用的な「性」の概念を,その時空間的位相に応じて「性的所為/
    性行為
    (=性的相互行為)/性的関係」に分節化して検討する.それによって,「性的所為」に喚起された性的興奮が
    性行為
    の儀礼的過程を介して増強されること,また「性的関係」は互いの身体の性的部位を「聖なるもの」とすることで相互的な結びつきを強化することが明らかにされる.

    また,本稿は性的不平等を「感情エネルギー」の非対称性によって把握する.その非対称に関与するのは,

    性行為
    の「悦び」と隣り合わせに存在する「危険」である.具体的には,
    性行為
    が不確定な要素や日常的な人格の聖性の侵犯によって魅力的なものになるという特性が論じられる.

    最後に,性的不平等に関する本稿のアプローチの意義が,「性的同意」の議論との比較によって検討されるだろう.

  • 余田 敬子, 森口 範子, 宮野 良隆, 荒牧 元
    口腔・咽頭科
    1991年 4 巻 1 号 59
    発行日: 1991/07/31
    公開日: 2011/03/01
    ジャーナル フリー
  • 西嶋 攝子, 赤井 容子, 増田 理恵
    皮膚
    1988年 30 巻 6 号 753-757
    発行日: 1988年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    昭和62年9月から昭和63年3月までの半年間に当科で経験した顕症梅毒の6例を報告した。いずれも第2期梅毒疹と考えられた。梅毒性バラ疹3例, 扁平コンジローマ1例であり, 他1例は痂皮が付着し周囲に発赤を伴うやや隆起する浸潤性の皮疹が, 前胸部, 背部, 頭部, 項部, 顔面に多発し, 同時に紅色丘疹が散在して認められる特異な皮疹であった。最後の1例は痂皮の付着する硬結が項部に1カ所と陰茎に潰瘍が1個認められた。自験例を中心に最近の顕症梅毒について検討を加えた。
  • 黒川 彰夫, 木附 公介, 下谷 麻里子
    日本大腸肛門病学会雑誌
    2006年 59 巻 10 号 822-826
    発行日: 2006年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    直腸肛門部のSTDは最近増加傾向にあるにもかかわらず,わが国ではこれらの疾患に関する報告は少ないため,病態が十分に把握できず診断・治療に難渋する場合がある.直腸肛門部の感染性病変は3大肛門疾患に比し多くはないが,注意しなければならない種々の病変がある.筆者らの専門外来では合併症も含めると全症例中5.5%がこれらの感染症であった.疾患別頻度では真菌症が73.6%と最も多く,次いで尖圭コンジローマ12.1%,ヘルペス10.3%であった.アメーバ赤痢は2.5%,梅毒は09%と少数ながら認められた.また,AIDSの日和見感染症は4例(0.7%)と頻度としては非常に低いが,近年増加傾向にあるので,外来診療でも注意が必要である.なお,これらの感染症のうちSTDの確認は必ずしも容易ではなかったが,真菌症を除くとその比率は高く,約70%以上あることが判明した.
  • 黒川 彰夫
    日本大腸肛門病学会雑誌
    2000年 53 巻 9 号 598
    発行日: 2000年
    公開日: 2009/06/05
    ジャーナル フリー
    性行為
    感染症(Sexually transmitted disease:STD)とは、性的な接触を介して感染する疾患の総称であり、病原体としては淋菌、梅毒、クラミジア、単純ヘルペスウイルス(HSV)、パピローマウイルス(HPV)などが古典的なSTDとして知られている。しかし、最近では血中に存在するHBV、HCV、HIV、HTLV-1や唾液、精液などに存在するEBV、CMVおよび糞口感染として知られるHAV、赤痢アメーバなどの新興感染症(emerging disease)もSTDとして注目されるようになってきた。
    一方、大腸肛門疾患としてのSTDの頻度は痔核、痔瘻、裂肛などの痔疾患に比して必ずしも多くはないが、近頃の性行動の多様性から明らかに増加傾向にあるので、日常診療において注意しなければならない病変の一つとなっている。七かし、わが国では大腸肛門領域の感染症とくにSTDに関する記載が非常に少ないため、その診断・治療が蔑ろになる傾向にある。また、米国ではAIDSに併発する日和見感染症として大腸肛門病変に関心が寄せられているが、わが国においてぼ報告例がほとんどない。
    大腸肛門の専門外来でみられる感染性病変のうち、頻度の高い疾患は以前からカンジダ症、尖圭コンジローマであり、次いで多いのがヘルペス、梅毒である。また、最近ではアメーバ赤痢の増加も注目されている。
    しかし、これちの感染症のうち梅毒を除き、容易にSTDと断定できる症例は少なく、その感染経路の判定には難渋する。とくに異性間よりも同性間の性的接触によ,う感染の確認は非常に難しい。演者は感染経路の証明に最も大切なことは、医師と患者間の信頼関係に立った丁寧な問診であると考えている。その結果、地域差はあるものの、わが国においても予想以上に同性間の感染が多いことに驚きを禁じえない。とくに、尖圭コンジローマとアメーバ赤痢にその傾向が顕著である。
    いずれにしても、今後も増え続けると思われる大腸肛門領域のSTDについて、正確に理解しておくことは日常診療にとって非常に大切なことである。したがって、今回はSTDの診断と治療に際して把握しておく必要のある代表的な大腸肛門病変の病態について述べたいと考える。
  • 宮地 隆史, 山本 龍一, 上田 俊秀, 東山 正明, 竹林 晃一, 松永 久幸, 奥平 圭輔, 又木 紀和, 渡辺 知佳子, 高本 俊介, 穂苅 量太, 川口 淳, 永尾 重昭, 伊藤 和郎, 三浦 総一郎
    Progress of Digestive Endoscopy
    2007年 70 巻 2 号 92-93
    発行日: 2007/06/07
    公開日: 2013/08/21
    ジャーナル フリー
     海外渡航歴のない男性に発症したランブル鞭毛虫感染症の1例を経験したので若干の文献的考察を加え報告する。ランブル鞭毛虫症は頻度が少なく,本邦では旅行者下痢症,
    性行為
    感染症あるいは日和見感染症と考えられているが,我々は若年で易感染性,海外渡航歴がなく,
    性行為
    感染症とは関係ないと思われる症例を経験した。また一般的に上部消化管内視鏡所見は軽微とされているが,本症例では非常に特徴的な所見が得られた。
  • *若松 華世
    日本心理学会大会発表論文集
    2024年 88 巻 2C-074-PO
    発行日: 2024年
    公開日: 2025/07/11
    会議録・要旨集 フリー
  • 豊田 泉, 土居 浩, 国井 紀彦, 林 宗貴, 西野 猛, 阿部 正, 松本 清
    昭和医学会雑誌
    1993年 53 巻 4 号 362-367
    発行日: 1993/08/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    脳血管障害の発生原因には, 各種の要因が存在する.
    性行為
    もその一因である.今回我々は, 昭和55年4月より平成5年3月までの, 約13年間に山梨赤十字病院及び昭和大学病院を受診した患者の中で, 病歴上明らかに
    性行為
    前後の脳血管障害と考えられる14例を検討した.症例は, 36歳から65歳にわたり, 性別に関しては, 男性13例であり, 女性は1例であった.脳出血8例, くも膜下出血6例であり, 梗塞性病変はなかった.これは, 脳神経外科系における診療データによるものであるからであろう.注目すべき点として,
    性行為
    の相手としては, 3例のみが夫婦間であり, 残り11例は, 愛人関係や, 性風俗従事者との行為である.また, 発生場所に関して, 自宅であることより愛人宅・ホテル及び性風俗施設である.さらに, この中で, 初診時の問診にて,
    性行為
    前後の発症であるということの情報があるものは, わずかに3例だけである.そのほとんどが, 後日, 関係者からの情報より得られるのみである.すなわち, このような症例が実は, 意外と多いことが考えられる.我々は, これらの疾患の発症様式等の詳細な検討を要する時期に来ているのではないかと考えられる.
  • 皆本 景子, 木村 達, 高柳 かおり, 中村 昭典, 小野 友道
    西日本皮膚科
    1991年 53 巻 6 号 1158-1162
    発行日: 1991/12/01
    公開日: 2011/09/29
    ジャーナル 認証あり
    症例: 47歳, 男子。初診: 平成元年1月11日。下顎部に母指頭大紫紅色隆起性腫瘤, 右口角部には示指頭大の紅色丘疹の融合したような局面を認め, 左鼻孔には腫張, 発赤を認め, 痂皮付着し, 鼻閉を訴えた。昭和63年4月頃から頭部, 臍部などにも皮疹が出現しており, 自然消退している。下顎部の腫瘤を生検したところ, 軽度の表皮肥厚と真皮全層に形質細胞を主とする密な細胞浸潤を認め, BSA酵素抗体法では, 肥厚した表皮細胞間に多数のTreponema pallidumを認めた。TPHA5120×, 緒方法16×, ガラス板法128×, 凝集法256×。バイシリンV2120万単位の内服を開始したところ, 皮疹は約3週間後に急激に消退した。2期大丘疹性梅毒と診断した。
  • 荒井 秀一, 林 成彦, 白幡 雄一
    口腔・咽頭科
    1991年 4 巻 1 号 102
    発行日: 1991/07/31
    公開日: 2010/06/28
    ジャーナル フリー
  • 水谷 博, 寺田 恭子, 山田 知通
    日本体育学会大会号
    1990年 41B 巻
    発行日: 1990/09/10
    公開日: 2017/08/25
    会議録・要旨集 フリー
  • 宮崎 元伸
    医療
    1991年 45 巻 8 号 721-727
    発行日: 1991/08/20
    公開日: 2011/10/19
    ジャーナル フリー
    エイズ(acquired immunodeficiency syndrome)は, 1981年の中ごろ男性同性愛者に特異的にカリニ肺炎とカボジ肉腫が増加しているという報告が注目されたことに始まる. 1991年1月末現在32万人以上のエイズ症例が世界保健機関より報告されている. 疫学的研究は流行地域や国で行われておりHIV(human immunodeficiency virus)の感染様式はおおむね男性同性愛, 異性聞
    性行為
    , 静注薬物乱用, 母子感染, 輸血および注射によると推察されている. しかしながら, HIV感染様式は国により異なり, 男性同性両性愛と静注薬物乱用がアメリカ合衆国ではHIV感染の主な原因となっているが, 一方タイでは異性間
    性行為
    と静注薬物乱用が多く, またアフリカではHIV感染は異性間
    性行為
    により起きている. すなわち, HIV感染やエイズは今や世界的な問題となっているが, その疫学的特徴は国により明らかに異っている.
  • 髙坂 康雅, 澤村 いのり
    青年心理学研究
    2017年 29 巻 1 号 29-42
    発行日: 2017/08/28
    公開日: 2017/09/11
    ジャーナル フリー

    The present study investigated relationships between reasons for having sexual intercourse with an intimate partner; satisfaction with sexual intercourse and satisfaction with their relationship among university students. The participants were 141 university students who have intimate partners and have sexual intercourse with their partner. They were asked to respond to 45 questions relating to reasons for having sexual intercourse with their partner. In addition, there were a question relating to satisfaction with sexual intercourse; and further a question relating to satisfaction with their relationship. A results of factor analysis identified six factors; sexual desire, confirmation of their love, demand of their partner, pressure from society to have sexual intercourse, a method of control, and seizing an opportunity. Structural equation modeling showed that confirmation of their love increased their satisfaction with sexual intercourse, which in turn raised their satisfaction with their relationship. In contrast, in the case of males, pressure to have sexual intercourse lowered their satisfaction with sexual intercourse, and consequently their satisfaction with their relationship went down.

  • 宮田 和豊, 斉藤 博, 山田 拓己, 内島 豊, 松本 泰, 根岸 壮治, 宮村 隆三
    日本泌尿器科学会雑誌
    1996年 87 巻 2 号 613-
    発行日: 1996/02/20
    公開日: 2017/04/06
    ジャーナル フリー
  • 澤村 いのり
    日本青年心理学会大会発表論文集
    2013年 21 巻
    発行日: 2013/10/10
    公開日: 2017/09/04
    会議録・要旨集 フリー
  • 橋本 修二, 福富 和夫, 山口 拓洋, 松山 裕, 中村 好一, 木村 博和, 市川 誠一, 木原 正博
    日本エイズ学会誌
    2002年 4 巻 1 号 8-16
    発行日: 2002/02/20
    公開日: 2010/07/21
    ジャーナル フリー
    緒言: 性的接触による日本国籍のHIV感染者数について, 今後の対策による効果をシナリオとして画き, システムモデルを用いて2010年末まで試算した.
    対象及び方法: 1999年末までのエイズ発生動向調査を基礎資料とした. 2000年以降のパラメータが不変の場合 (基本ケース) と対策により変化を与えるシナリオ (対策ケース) を設定し, システムモデルに基づいて, 2010年末までのHIV時点有病数を算定した. 対策ケースのシナリオは, (1)
    性行為
    の頻度が5%減, (2) コンドーム使用割合が50→55%, (3) 活発から不活発への移行率が10%, (4) HIV発見率が20→3096, (5) 発見HIVの
    性行為
    頻度が20→10%とした. 感度分析として, 初期状態とパラメータの変化による試算値への影響を評価した.
    成績: 基本ケースにおける2010年末のHIV時点有病数は, 異性間の男で8,700人, 異性間の女で3,500人, 同性間35,000人と試算された. 対策ケース ((1)-(5) の全体) における2010年末のHIV時点有病数は, 基本ケースに比べて, 異性間の男で81%, 異性間の女で77%, 同性間で66%と試算された. 感度分析では, 有病数の試算値はきわめて不安定であったが, その値の基本ケースに対する対策ケースの比は安定していた.
    結論: シナリオの下で, 2010年末までの日本国籍HIV時点有病数の試算値を示した.
  • ――下坂氏・若尾氏のコメントに対するリプライ――
    髙坂 康雅
    青年心理学研究
    2018年 30 巻 1 号 77-80
    発行日: 2018/08/31
    公開日: 2018/09/19
    ジャーナル フリー
  • 早川 隆啓, 三矢 英輔, 小島 宗門, 早瀬 喜正
    日本泌尿器科学会雑誌
    2002年 93 巻 3 号 450-456
    発行日: 2002/03/20
    公開日: 2010/07/23
    ジャーナル フリー
    (目的) 性感染症 (STD) としての男子尿道炎の臨床像について検討した.
    (対象・方法) 2000年1月より12月までの1年間に, STD性の男子尿道炎と診断した患者414例を対象に, 感染相手・感染経路・起因菌・淋菌の薬剤耐性や咽頭感染に対する認識などについて検討した.
    (結果) 年齢は16~60歳で平均31歳であった. 未婚者は305名 (73.7%) で, 感染相手は commercial sexual worker (以下CSW) が288名 (69.6%) であった. 感染経路は咽頭よりが199例 (48.1%), 膣からが42例 (10.1%), 両者が173例 (41.8%) であった. 起因菌は, 淋菌のみ206例 (49.8%), 淋菌, クラミジアの混合感染46例 (11.1%), クラミジアのみ47例 (11.3%), 非淋菌性非クラミジア性115例 (27.8%) であった. 淋菌の薬剤耐性はペニシリン耐性61例 (57.5%), ニューキノロン耐性22例 (20.8%), 耐性を認めなかったのが39例 (36.8%) であった. 咽頭感染の認識は, 301例中174例 (57.8%) はなかった.
    (結論) 男子尿道炎の蔓延の一因は, 咽頭感染の認識の低さと,
    性行為
    におけるコンドームの非使用と考えられた. 広い年齢層に対して, 尿道炎の実態を啓蒙するとともに, 適切な薬剤選択についての検討が必要と思われる.
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