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クエリ検索: "手術室"
20,935件中 1-20の結果を表示しています
  • 粕田 晴之, 緑川 由紀夫, 樋山 和広, 堀田 訓久, 村石 修, 鈴木 和一, 野々瀬 恵司
    医科器械学
    2003年 73 巻 4 号 197-
    発行日: 2003/04/01
    公開日: 2022/06/24
    ジャーナル フリー
    〔はじめに〕自治医科大学附属病院は平成14年8月にリニューアルされたが,
    手術室
    空調の快適な運用が確立されるのに稼動開始後約2カ月を要した.〔新
    手術室
    空調の特徴〕
    手術室
    は3階で,4階が空調器械室階となっている.
    手術室
    ごとに空調機が設けられ,室内の設定器で運転/停止および室温設定ができる.外調機は4系統あり,陰陽圧可変型
    手術室
    を除く16の
    手術室
    の空調機へ処理外気を供給する.気流は,
    手術室
    天井中央のHEPAフィルタ付き吹出口から壁四隅の床レベルの吸込口に向かっている.換気回数は一般
    手術室
    が約30回/h,高清浄度
    手術室
    が約55回/hとなっている.〔問題点と対応〕問題点:新
    手術室
    の運用開始時,空調は
    手術室
    壁面の設定器の操作で自動制御されることになっていた.しかし,実際には設定通りに制御されるとは限らず,急に冷風が温風に,温風が冷風に変わったり,時に天井から蒸気が吹き出たりして,医師・看護師からクレームがついた.原因調査:自動制卸では設定温度を下げた時は冷風に,上げた時は温風に切り替わってしまうこと,設定温度に±1.5℃前後の幅があること,温度センサの反応と室温調節に時間を要すること,天井吹き出し口直下・手術台周辺と室温センサの設置されている壁面との間に約4℃の温度差があること等が判明した.対応:患者人室時は「暖房,26℃」でスター卜し,室温を変える場合は「暖房」のまま設定温度を上下させ,手術開始時は設定を「冷房」に変更してから設定温度を変える.〔結論:快適な
    手術室
    の空調〕室温制御の向上には,(1)温度幅の許容範囲をゼロに近づけて室温調節時間の短縮を図るとともに,(2)手術台周辺と壁面との間の温度差は
    手術室
    天井からの一方向流が維持されている証左であることから室温センサを天井吹き出し口直下・手術周辺に設置し,(3)湿度を外気の季節変化に応じて中央で調節する必要がある.
  • ―手術室見学実習記録用紙を用いた学習効果―
    大滝 周, 大木 友美, 萩原 綾香
    昭和学士会雑誌
    2018年 78 巻 3 号 254-263
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/10/20
    ジャーナル フリー
    看護学生が生体侵襲を受ける患者を理解するための1つの方略として,
    手術室
    実習の有効性が報告されている.しかしながら,看護学生にとって
    手術室
    での実習は初めて見るものばかりであるため,学習の視点を明確にすることができず重要な場面を見逃す,また看護師の説明内容を理解することが難しいなどの課題を抱えている.このような看護学生が置かれた状況に対し,筆者らは看護学生が意図的な思考で実習に臨むことができるように
    手術室
    見学記録用紙(以下,記録用紙)を作成し,記録用紙を導入した.そこで本研究では,記録用紙の活用状況および看護学生が感じた記録用紙を用いた
    手術室
    見学実習の効果について調査した.調査方法は,106名の看護学生に対して,記録用紙の活用に関する自記式無記名質問紙調査を行った.分析方法は,単純集計および質的帰納的分析を行った.本研究は筆者らが所属する機関の倫理委員会の承認を得た(no. 214).看護学生106名中77名(回収率73%)から回答を得た.本研究の結果より,看護学生の記録用紙の活用状況として,77名中74名(96%)の看護学生が肯定的な回答を表す〔とても使いやすかった〕〔使いやすかった〕と回答し,看護学生が記録用紙を肯定的に捉え,活用していたことが明らかとなった.また,記録用紙を用いた実習に関する自由記述から得られた記述内容より,190コード,35のサブカテゴリー,11のカテゴリーを抽出され,『看護学生が感じた効果』『看護学生が感じた記録用紙のメリットとデメリット』『看護学生が感じる
    手術室
    の環境』の4つのテーマが明らかとなった.
  • 田中 健二
    医科器械学
    2003年 73 巻 4 号 198-
    発行日: 2003/04/01
    公開日: 2022/06/24
    ジャーナル フリー
    近年,内視鏡手術の件数は増加の傾向にある.また,これに合わせて内視鏡手術支援ロボットの誕生も最近話題を呼んでいる.医療技術が高度な進歩を遂げる中,工学の技術がさらにその範囲を広げてきている.新設の
    手術室
    には画像システム端末,生体情報端末,先進医療機器などが組み込まれるようになってきており,その変化は目まぐるしい.より正確な情報を,よりリアルタイムに把握できるシステムが求められ,
    手術室
    のレイアウト自体も徐々に変化を求められるようになってきた.しかし,実際の
    手術室
    はどうであろうか.画像システム関連機器のエリア,内視鏡関連装置のエリアなど,各システムに分散された配置がほとんどである.これは
    手術室
    のレイアウトを考える際に,院内全体での各システムの端末として
    手術室
    に配置されてきているからではないだろうか.
    手術室
    の中へは個別の端末が配置されているだけで,
    手術室
    としてのシステム化は図られていないように思われる.必要設備としては揃っているのであろうが,それを必要とする人,あるいは操作する人は誰なのかが問われるべきである.
    手術室
    の施工を行うスタッフが医療従事者の意見を採り入れ室内レイアウトを行う.そのレイアウトに要望の出た画像システムや情報端末が各専門家によってそれぞれ配置されていく.モニタなどの情報を見る機器は医療従事者の意見でレイアウトに反映されるが,操作の必要な機器はそれに追従する形で配置されてしまう.その操作を担うスタッフは
    手術室
    の中を動き回らなければならない.医学と工学の技術革新により生まれてきた新しい手術環境に,
    手術室
    を造るという建築分野も連携をとることにより,より高度で効率の良い医療現場を提供して行くことが可能となる.今後,手術支援ロボットなども
    手術室
    での使用が一般的になってくると思われる.その時に,それらの機器を収容する
    手術室
    ではなく,それらの機器を最大限に活用できる
    手術室
    を目指していく必要がある.
  • ―手術室見学実習記録用紙の作成過程―
    大滝 周, 大木 友美, 加藤 祥子
    昭和学士会雑誌
    2016年 76 巻 4 号 451-458
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/03/16
    ジャーナル フリー
    近年,手術操作の進歩,麻酔技術の向上および地域支援の拡充等により患者の早期退院が可能となった背景の中,周手術期実習を行う看護学生は短期間で急激な生体侵襲を受ける患者を理解することが求められるようになってきた.このような環境の中で,急激な生体侵襲を受ける患者や患者の家族を理解するための方略として,
    手術室
    実習の有効性が先行研究により明らかにされている.そこで本研究では,看護学生が意図的な思考で
    手術室
    見学実習に臨むための教育方略の1つとして,
    手術室
    見学実習記録用紙の作成(以下,記録用紙)を試みたので報告する.記録用紙を【病棟】,【
    手術室
    入室】,【麻酔導入】,【手術開始前準備】,【術中】,【手術終了~退室】の6つの流れに分類した.また,
    手術室
    見学実習中に見学が一目で理解できるように表現された項目をチェックする部分と学びを記述する部分の2部構成とし,A3用紙1枚に収めた.作成後,看護系A大学が実習を行っているB病院
    手術室
    の臨床実習指導者とともに実際の臨床現場で行われている看護援助か否か,また,看護学生が
    手術室
    見学実習の行動目標(SBOs)を達成できる内容であるか否かの確認をした.本研究の特徴の1つとして,【病棟】の項目を導入した.これは,記録用紙に手術前,手術中,手術後へと連動する内容を含むことで,手術前・手術中・手術後という継続した看護への理解が進むことが推測される.また,本記録用紙は,著者らが以前に作成した
    手術室
    見学実習資料の内容と同様であることから,
    手術室
    での学習すべき具体的な視点のガイドとなりうる可能性が期待できる.作成した記録用紙を臨床実習指導者と大学教員との双方で確認することにより,大学側の教育方針と受け入れ側との指導方針の乖離を防ぐ1つの方法と成りうることが示唆された.
  • 瀬木 貴子
    日本農村医学会学術総会抄録集
    2005年 54 巻 2N07
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/11/22
    会議録・要旨集 フリー
    目的
    本研究では、全身麻酔下で開腹術を受ける患者への、保温着が従来の方法に比べ保温効果が有効であるかを検討することを目的とする。
    対象および方法
    1.対象
    対象は、開腹術を受ける外科および産婦人科患者群(n=36)とした。患者群は、保温着を着用しない患者群(非保温着群;n=19)と、保温着を着用する患者群(保温着群;n=17)に分けた。倫理的配慮として、患者に対して事前に本研究の目的および方法を説明し、同意を得てから本研究を実施した。
    2.方法
    1)保温方法
    手術台の上に38℃の温水を入れた加温マット(アイカ;簡易低体温加温装置)を敷き、その上にヘ゛ット゛シーツを敷いた。加温マットとヘ゛ット゛シーツの間にハ゛スタオルを2枚敷いた。術後に着用する患者の手術着等は、手術台からストレッチャーへ移動した時にすぐ着用できるように準備をしておき、その上に電気毛布をかけ、手術台からストレッチャーに移動する直前まで温めた。輸液加温器(アニメック)を麻酔導入後より使用した。
    手術室
    内室温は、術前後を26-28℃、術中を23-24℃とした。
    2)保温着
     保温着は、[1]ホ゜リエステル100%(フリース素材)、[2]両上肢・両下肢を覆うもの、[3]生地の色は、温かみの感じられる黄色とした。
    3)体温測定
    体温は、皮膚温(日本光電 YSI-409 JGサミスタ温度フ゜ローフ゛ 体表用)と鼓膜温(仁丹耳式体温計S-15)を手術開始から手術終了まで測定した。皮膚温測定は、胸部,上腕,前腕,手背の4か所をそれぞれ15分毎に測定した。
    4) 自覚症状調査
     対象患者に、術後3_から_4日に
    手術室
    内の温覚に関する自覚症状(寒さの程度)を問診して調査した。
    結果および考察
    1.皮膚温・鼓膜温
     手術開始と開始後180分の皮膚温(℃)は、33.2,32.5、保温着群33.5,33.5であった。鼓膜温(℃)では、非保温着群36.6,36.2、保温着群36.4,36.1であった。非保温着群は手術開始後皮膚温で低下し、保温着群は皮膚温と鼓膜温ともに低下しなかった。非保温着群は体温下降しているが、保温着群は体温変化していないことが分かった。
    2.自覚症状
     自覚症状では、ほとんどの患者が
    手術室
    内の温感に関することを覚えていないという解答であった。しかし、術後にシハ゛リンク゛が観察された患者は0例であった。手術終了直後に「寒かった。」という言動が聞かれた症例は非保温着群(19症例)のうち4例であった。
    3.考察
     保温着は、従来の保温方法に比べ、保温着を着用することにより皮膚温への保温効果が得られることにより、患者の自覚症状を改善させる効果を示したと考えられた。今後も、患者が寒さを訴えることなく手術が受けられるように、
    手術室
    看護を行っていきたいと考えている。
    まとめ
      今回の研究で、保温性のあるフリース素材で作成した保温着は、開腹患者の手術中の体温低下を予防し、また、患者の自覚症状の改善にも有効であると考える。
    参考文献
    1)赤田隆、(1999)術中体温管理に用いられる加温/保温法と冷却法、p43-50,オヘ゜ナーシンク゛Vol14,No.8
    2)伊藤真起他、(1990)術中体温の変動とその対策、p215-217、第21回日本看護学会集録
    3)設楽敏郎、(1999)体温調節機構の基礎、p22-26、オヘ゜ナーシンク゛Vol14,No.8
    4)鎌田康宏,山陰道明,並木昭義他、(1999)全身麻酔と体温、p33-37、オヘ゜ナーシンク゛Vol14,No.8
    5)根岸千晴、(1999)体温管理と患者予 後、p51-56、オヘ゜ナーシンク゛Vol14,No.8
    6)一條敏江、(1990)全身麻酔下における術中体温低下防止-保温用具の工夫について-、p211-214、第21回日本看護学会集録
    7)西村美香他、(1993)手術中における体温保持のリネンの考案・作成、p153-155、第24回日本看護学会集録
  • 河尻 浩司
    医科器械学
    2003年 73 巻 4 号 199-
    発行日: 2003/04/01
    公開日: 2022/06/24
    ジャーナル フリー
    現在
    手術室
    のあり方は,内視鏡手術の増加等により変化が求められている.また一般の手術においても室内で使用するME機器は増加の傾向にある.
    手術室
    を設計する際には
    手術室
    としての機能を満たしながら,こうした医療の流れにも対応していく必要がある.
    手術室
    には基本的に「治療」とそれに伴う「感染防止」という2つの性能が求められる.「治療」とは,その
    手術室
    の用途に合った適切な面積の設定や,医療ガスや電気設備の整備である.特に電気設備については,近年ME機器の増加やそれぞれの機器が必要とする電気容量が増えていることもあり,室内電気容量やコンセントの設置位置等を十分に検討する必要がある.「感染防止」とは,クリーン空調システムによる清浄な空気層流の確保や清掃を行いやすい内装設備を指す.空調システムは特に,各室ごとに温度や湿度が管理できることが望ましい.空調システムについては, 室内の清浄度(微粒子・温湿度・麻酔ガス濃度等)を常時観測し,その結果を空調機に連動させる環境支援システムも開発され,いくつかの病院では導入が検討されている.このシステムはさらに,室内の電気の使用状況等を計測し,
    手術室
    の設備全体を監視しながら,危険がある時には警報を発することも可能である.一方,内視鏡下においては手術件数は増加の傾向にある.内視鏡手術を行う場合,システムをカートまたはシーリングペンダントに搭載して行っている.また最近では内視鏡支援ロボットも開発されているが,こうした
    手術室は一般外科の手術室
    よりも広い面積を必要とする.その他にも,大学病院ではロボット手術を導入したり,CTやMRIを設置した
    手術室
    の施工事例も報告されており,建物としての
    手術室
    も,常に新しく開発される医療技術にフレキシブルに対応できるように備えておく必要がある.
  • 新 太喜治, 渡辺 泰宏, 村上 泰治, 前田 直俊, 池田 祐治, 冨田 校郎, 光岡 利人
    岡山医学会雑誌
    1981年 93 巻 1-2 号 143-152
    発行日: 1981/02/28
    公開日: 2009/03/30
    ジャーナル フリー
    中央手術部における過去のデータを詳細に分析し,その結果をふまえて合理的な手術部の運営方法に改めるべきであると考えた.そこで昭和53年度の全手術患者3,879例について,手術明細表に記載されている事項をコンピュータに入力し,必要に応じて種々のデータが引き出せるようなシステムを試作した.今までこのような解析ができなかった理由は,病名および手術名があまりに多岐にわたっていてコード化することが困難であったからである.今回改訂発表されたInternational Classification of Diseasesの日本語版は,あらゆる病名を網羅していて使いやすく実用的であることが確認できた.またわが国の社会保険診療報酬規定の甲表区分番号による術名コードも,普遍性と実用性の面ですぐれていることが実証できた.
  • 池田 卓也, 河井 敏博, 森隆 比古, 中谷 博, 鳥井 克
    BME
    1988年 2 巻 6 号 382-387
    発行日: 1988/06/10
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
    手術室
    はME機器の集中する代表的な場である. 年々ふえる機器のほとんどは安全・自動化のための複雑化に加えIC, LSIが組み込まれ, EMI事故の可能性が問題となってきた. 機器の無雑音・耐雑音化と, 職員の技術教育を含む総合的な対策が必要である.
  • —手術室看護師が感じた手術室見学実習記録用紙を用いた指導の効果—
    大滝 周, 大木 友美, 加藤 祥子
    昭和学士会雑誌
    2017年 77 巻 4 号 423-433
    発行日: 2017年
    公開日: 2018/01/06
    ジャーナル フリー
    周手術期実習では,手術前,手術中,手術後の経過を辿る患者を理解するために病棟だけではなく
    手術室
    での実習が組み込まれている.
    手術室
    実習の多くは患者が手術を受けている数時間で完結となり,実習指導は
    手術室
    看護師に一任されていると言われている.本研究では,看護学生が意図的な思考で
    手術室見学実習に臨めるように作成された手術室
    見学実習記録用紙(以下,記録用紙)を用いた指導の状況および
    手術室
    看護師が感じた記録用紙を用いた指導の効果を調査した.調査方法は,38名の
    手術室
    看護師に対して記録用紙を用いた指導に関する自記式無記名質問紙調査であった.分析対象を本調査に同意が得られた34名のうち1回以上記録用紙を用い指導を行った
    手術室
    看護師とし,単純集計および質的帰納的分析を行った.本研究は筆者らが所属する機関である倫理委員会の承認を得た(No. 214).
    手術室
    看護師38名中34名(回収率89.5%)から回答を得た.本研究の結果より,
    手術室看護師は看護実習指導者講習会を受講していない手術室
    看護師が指導に携わらなければいけない状況の中で,兼任という複数の役割を遂行しながら看護学生へ指導していることが明らかとなった.また,記録用紙を用いた指導に関する自由記述から得られた記述内容より,186コード,38のサブカテゴリー,12のカテゴリーを抽出した.その結果,記録用紙の流れに沿った指導が及ぼした効果として,『
    手術室
    看護師が感じた指導者側の効果』,『
    手術室
    看護師が感じた学生側の効果』『
    手術室
    看護師の指導への思い』に関する効果が明らかとなった.
  • 山田 圭, 佐藤 公昭, 佐々木 威治, 井上 英豪, 横須賀 公章, 後藤 雅史, 溝上 健次, 井手 洋平, 松原 庸勝, 松窪 貴志, 石崎 めぐみ, 野田 大地, 山下 沙央里, 永田 見生, 志波 直人
    整形外科と災害外科
    2017年 66 巻 4 号 768-772
    発行日: 2017/09/25
    公開日: 2017/12/14
    ジャーナル フリー
    手術室入室における一足制が手術室
    環境,脊椎術後感染(SSI)の発生率に与える影響を調査した.当科で脊椎手術を施行した1376例中,一足制導入前の675例(前期群)と一足制導入後の701例(後期群)で
    手術室
    の環境と脊椎術後感染の発生率を比較した.
    手術室
    の環境は洗浄度測定,浮遊菌と落下菌の培養を行った.
    手術室
    の環境は洗浄度,浮遊菌とも有意な増加はなかった.しかし落下菌はバイオクリーンルームの一室で細菌数の増加を認めたが,基準を超える菌の発生はなかった.脊椎SSIは前期群で28例(4.1%),後期群は24例(3.4%)で,2群間に有意差はなかった(P=0.556, Fisherの正確検定).両群のSSIの起因菌は主にブドウ球菌であり,明らかな起因菌の変化は認めなかった.本研究では
    手術室
    環境の変化や術後感染の発生率の有意な悪化は認めなかったが,引き続き継続して調査を行っていく必要がある.
  • 蔵本 綾, 渡邉 久美, 難波 峰子, 矢嶋 裕樹
    香川大学看護学雑誌
    2019年 23 巻 1 号 33-45
    発行日: 2019/03/30
    公開日: 2019/10/08
    研究報告書・技術報告書 オープンアクセス HTML

    本研究では,

    手術室
    に配置転換となった看護師のストレス要因について明らかにすることを目的として,文献検討を行った.

    文献検索データベースは,医学中央雑誌Webを使用し,1998年から2018年までに公表された国内文献を対象とした.「

    手術室
    」,「看護師」に「配置転換」もしくは「異動」を掛け合わせて検索を行い,1)会議録を除く原著論文であること,2)
    手術室
    に配置転換となった看護師のストレス要因と考えられる記述が表題および要旨から読み取れることを基準に文献を選択した.

    対象となった14文献を熟読し,質的帰納的に分析を行ったところ,【手探りでの手術看護習得】,【

    手術室
    での特殊な関係性】,【常に緊張感を伴う業務】,【希望ではない配置転換】,【
    手術室
    文化への適応の難しさ】の5つのカテゴリーが生成された.5つのカテゴリーはそれぞれ,【手探りでの手術看護習得】は≪一からの習得≫,≪医療機器・器械の取り扱い≫,≪不十分な指導体制・内容≫,≪評価されない病棟経験≫,≪否定的な自己評価≫,【
    手術室
    での特殊な関係性】は≪病棟とは異なる医師との関係≫,≪看護師間の濃密な関係≫,≪患者との希薄な関係≫,≪
    手術室
    の閉鎖的な環境≫,【常に緊張感を伴う業務】は≪緊迫した状況≫,≪強い不安と緊張≫,≪手術に合わせた勤務≫,【希望ではない配置転換】は≪
    手術室
    への否定的なイメージ≫,≪納得できない配置転換の理由≫,【
    手術室
    文化への適応の難しさ】は≪意見を言いにくい雰囲気≫,≪乏しい帰属意識≫,≪掴めない手術の流れ≫,≪自分のペースで行えない業務≫のサブカテゴリーで構成された.

    先行研究と比較検討したところ,

    手術室
    に配置転換となった看護師に特徴的なストレス要因として,【
    手術室
    文化への適応の難しさ】が見出された.

  • 石島 正之
    BME
    1988年 2 巻 4 号 266-269
    発行日: 1988/04/10
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
    今回は
    手術室
    を取り上げる. 一般の
    手術室
    で使用される主なME機器には, 人工心肺装置, 人工呼吸器, 麻酔器, 除細動器, 電気メス, 凍結手術装置, 体温維持装置, 観血式血圧計, 電磁血流量計, レーザ手術装置, 超音波吸引装置, ポリグラフ記録器などがある. ここでは, 切開や止血を行う各種のメスに関連した知識を整理する.
  • 桜井 靖久
    BME
    1987年 1 巻 12 号 967-969
    発行日: 1987/12/10
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
    滅菌や麻酔が進んで, 手術は安全で苦痛の軽いものになった. 周辺技術は進んだが, 切る, 血を止める, 縫う,という手のわざは, 基本的には変わっていない. 手術の未来方向, そして, ますます重装備となる
    手術室
    のカプセル化という着想について, 私見を述べてみよう.
  • 外川 正, 松嶋 正造, 吉田 広海, 田中 健一, 山田 吾郎, 橘 雅洋, 桐田 淳
    岩手医科大学歯学雑誌
    1990年 15 巻 3 号 190-196
    発行日: 1990/12/30
    公開日: 2017/11/20
    ジャーナル フリー

    本研究は歯科用エアーコンプレッサーから排出する圧縮空気中の細菌の混在と細菌の混入した経路あるいは増殖の場について考察することを目的として行った。歯科診療所7ヵ所を対象に, 各歯科診療所のスリーウェイシリンジから放出する圧縮空気中の細菌数を算出した。さらに各歯科診療所のエアーコンプレッサーの条件を変えて, 細菌数を算出した。また, セントラルバキュームの排気の条件を変えて, 機械室内の浮遊細菌数を算出した。

    その結果, 歯科用エアーコンプレッサーから排出する圧縮空気中には細菌が混在していることが明らかになった。これら細菌の発生源はセントラルバキュームから排出する空気と細菌の増殖の場となったエアーコンプレッサー内部の水分であった。これらのことから圧縮空気中の細菌数を減少させるためには, セントラルバキュームの排気とエアーコンプレッサーの吸気を屋外に設置すること, さらにエアーコンプレッサーの水抜きを頻繁に行うとともに, 機械が作動していないときには, 機械内部を乾燥状態に保つために圧縮空気を抜いておく必要がある。

  • 関 深雪, 古梶 有紀, 土田 千春, 寺田 勝枝
    日本農村医学会学術総会抄録集
    2008年 57 巻 2J311
    発行日: 2008年
    公開日: 2009/02/04
    会議録・要旨集 フリー
    〈はじめに〉
    ラテックスアレルギーは
    手術室
    でおこるアナフィラキシーショックの原因の一つである。これまでにラテックスアレルギー疑い患者の手術を受けることがあったが、患者受け入れ時に円滑な対応ができていない状況だった。また、ラテックスアレルギーに対しての知識も様々であった。そこで、ラテックスアレルギー疑い患者受け入れ対応マニュアルを作成し、
    手術室
    看護師に勉強会を行うことで理解出来るか調査したのでここに報告する。
    〈方法〉
    1.期間:平成19年6月から平成20年3月
    2.対象:
    手術室
    看護師32名
    3.実施方法
      1)マニュアル作成、勉強会の実施
    2)マニュアル作成前にラテックスアレルギーに対する質問紙調査
    3)マニュアル作成後に正誤式によるプレテストの実施
    _丸1_ラテックスアレルギーの基礎知識(病態生理・症状・ハイリスクグループ)6問
    _丸2_受け入れ時の対応方法・行動6問
    〈結果・考察〉
    マニュアルは病態生理・症状・ハイリスクグループ・実際の受け入れ時の対応についての内容で作成し、受け入れ時の対応についてはラテックスフリー製品物品、アレルギー疑い有無の確認方法、部屋の準備方法を詳細に明記し1冊のファイルに作成した。その後、マニュアルの内容を看護師に説明し、1ヶ月間ファイルを掲示した。
    マニュアル作成前の質問紙調査の回収率は30人(90%)であった。「ラテックスアレルギーを知っていますか」の質問では、知っている27名(90%)知らない3名(10%)であった。知っていると答えた27名に対して「どの程度知っていますか」の質問をした際、病態生理・症状・対応策について知っている7名(26%)疾患名は聞いたことあるが詳しくは知らない20名(74%)であった。
    プレテストは、マニュアルを参照可として対象者に実施してもらい、後日回収した。プレテストの回収率は24名(75%)であり、基礎知識についての問題では、全問正解した人は17名(71%)であり、1問間違った人6名(25%)、2問間違った人1名(4%)であった。受け入れ時の対応方法・行動についての問題では、全問正解した人は2名(8%)であり、1問間違った人11名(46%)2問間違った人9名(38%)3問間違った人2名(8%)であった。 質問紙調査からラテックスアレルギーに対して具体的に理解している人が少なかったが、マニュアル作成後、基礎知識については全問正解した看護師が約70%を占めており、理解できていた。しかし、実際の受け入れ時の対応方法・行動については全問正解できた看護師が約10%と少なく、ほとんどの看護師がマニュアルの内容を把握できていなかった。マニュアル作成後の勉強会は対象者全員に実施できず、掲示したマニュアルの内容だけで学習した看護師もいたため、実際の受け入れ時の対応方法・行動について把握しきれず理解ができなかったと考える。今後、さらに理解を深めていくには、勉強会の継続、マニュアル内容の見直しが必要である。また、実際の受け入れ時の対応方法・行動を慌てず円滑に実施していくためにも、イメージトレーニングができるようシミュレーション体験を教育に取り組む必要があると考える。
  • 菊地 幸代, 鈴木 智子, 古川 明美, 田内川 明美
    日本農村医学会学術総会抄録集
    2004年 53 巻 2G21
    発行日: 2004年
    公開日: 2005/10/28
    会議録・要旨集 フリー
  • ~アセスメント用紙を使用して~
    田中 佳世子
    日本農村医学会学術総会抄録集
    2004年 53 巻 1C01
    発行日: 2004年
    公開日: 2005/10/28
    会議録・要旨集 フリー
  • ~未滅菌医療材料を手術に使用した一事例から~
    菊池 美紀, 津久井 一, 根本 茂子, 小野瀬 文子
    日本農村医学会学術総会抄録集
    2004年 53 巻 1B04
    発行日: 2004年
    公開日: 2005/10/28
    会議録・要旨集 フリー
  • 渡辺 敏
    BME
    1988年 2 巻 7 号 489-492
    発行日: 1988/07/10
    公開日: 2011/09/21
    ジャーナル フリー
    今回は,
    手術室
    で使用される生命維持管理装置の1つである人工心肺装置およびそれを用いて治療を受ける患者に必ず実施される心臓カテーテル検査に関連する知識を整理する.
  • 實川 佐太郎
    医用電子と生体工学
    1978年 16 巻 1 号 11-18
    発行日: 1978/02/28
    公開日: 2011/03/09
    ジャーナル フリー
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