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クエリ検索: "日本スピッツ"
11件中 1-11の結果を表示しています
  • 山村 知香, 大池 三千男, 村山 信雄, 柴田 久美子, 永田 雅彦
    獣医臨床皮膚科
    2005年 11 巻 3 号 125-128
    発行日: 2005年
    公開日: 2006/10/27
    ジャーナル フリー
    14歳齢, 去勢雄の
    日本スピッツ
    の腹部と鼠径に紅斑, 痂皮, 潰瘍, さらに口腔粘膜と外耳にも潰瘍を認めた。皮膚病理組織学的検査で表皮基底層付近に浮腫を伴う単核球浸潤がみられた。血液検査, 血液生化学検査で特記すべき異常なく, 抗核抗体は陰性だった。以上より, 水疱性皮膚エリテマトーデスと診断した。本症はこれまでシェットランド・シープドッグ, コリー, およびそれらの交雑種の報告しかなく, 調べ得た限り他種で生じた第1例であった。
  • 牧 拓也, 井上-村山 美穂, Kyung-Won HONG, 井上 英治, 前島 雅美, 神作 宜男, 田名部 雄一, 伊藤 愼一
    動物遺伝育種研究
    2008年 36 巻 2 号 95-104
    発行日: 2008/12/01
    公開日: 2010/03/18
    ジャーナル フリー
    日本犬標準6品種 (柴犬、紀州犬、四国犬、北海道犬、甲斐犬、秋田犬) の中で、柴犬は飼育数も多く最も馴染み深い。柴犬には、信州柴犬 (日保系・柴保系) 、山陰柴犬、美濃柴犬の3内種が存在し、形態や性格が異なる。先行する日本犬研究の多くは、柴犬の3内種を区分けしないで扱ってきたため、各内種内の遺伝的多様性や、内種間の遺伝的分化の程度は明らかでない。
    本研究では、柴犬3内種 (信州柴犬/日保系、信州柴犬/柴保系、山陰柴犬、美濃柴犬の4集団) に、比較として加えた7品種 (北海道犬、秋田犬、四国犬、薩摩犬、琉球犬、
    日本スピッツ
    、ラブラドール・レトリーバーの7集団) の計11集団、合計430頭に対して、マイクロサテライト17座位を用いて、解析した。用いた17座位による柴犬3内種 (4集団) の期待ヘテロ接合度の平均は、信州柴犬/日保系が0.641、信州柴犬/柴保系が0.480、山陰柴犬が0.508、美濃柴犬が0.588であり、他の7犬種の平均0.603と、大きく異ならない値を示した。また、柴犬3内種 (4集団) 問の遺伝的分化の程度は高度に有意であった (P<0.Ol) 。
    11集団間の枝分れ図では、柴犬の3内種 (4集団) は相互に近い位置関係を示したが、山陰柴犬は、他の2内種 (3集団) からはやや離れた位置関係にあった。この結果から、山陰柴犬は、信州柴犬 (日保系・柴保系) や美濃柴犬と異なる可能性が考えられた。また、柴犬3内種 (4集団) に属する個体問の枝分れ図では、個々の内種内は遺伝的に密にまとまっており、 (社) 日本犬保存会【日保】と天然記念物柴犬保存会【柴保】両系の問にも明確な差が認められた。このことから、各内種を保存・育成する会で、独自に血統が保持されてきたことが示唆された。
    今回の結果から、柴犬3内種 (4集団) 問は統計的に高度に有意な遺伝的分化を示しており、今後の研究では、柴犬は3内種 (4集団) 別に区分けして取り扱う必要がある、と考えられる。
  • 勝又 夏歩, 駒澤 敏, 丸尾 幸嗣
    Veterinary Nursing
    2021年 26 巻 2 号 A9-A14
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/12/13
    ジャーナル フリー
    家庭犬の腫瘍の早期発見を促進するために、2013年度岐阜県犬腫瘍登録データ698例を用いて解析を行った。発見経緯を、健診、他疾患の診察中、飼い主に分類し、(1) 腫瘍発生部位と臨床ステージ、(2) 被毛の長さ、(3) 良性/悪性腫瘍、(4) 性別、(5) 体格について、χ2 検定により発見経緯と各項目間の有意差検定を行った。腫瘍は飼い主により発見される確率が高かった。腫瘍発生部位では、他疾患の診察中が健診および飼い主よりも体表腫瘍に対して高率に体腔内腫瘍を発見した(p <0.01)。また、飼い主の発見した悪性腫瘍では、臨床ステージIとII、IとIIIの間で体表腫瘍に対して高率に体腔内腫瘍を発見した(p <0.05)。被毛の長さ、体表腫瘍と発見経緯では、健診よりも飼い主の方が短毛に対して長毛犬種の発見確率が高かった(p <0.05)。今後は、飼い主へのがん情報の具体的アドバイスやがんマーカーの開発によって早期発見の向上が期待される。
  • 福島 隆治, 大森 貴裕, 合屋 征二郎, 中田 マリ, Pinkarn CHANTAWONG, 河口 貴恵, 山田 修作, 田中 綾, 打出 毅, 森田 祥平
    動物の循環器
    2017年 50 巻 1 号 15-19
    発行日: 2017/06/30
    公開日: 2017/07/05
    ジャーナル フリー
  • 小宮山 祥太, 谷水 誉英, 後藤 瞬, 伊從 慶太
    獣医臨床皮膚科
    2024年 30 巻 4 号 211-214
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/12/20
    ジャーナル フリー

    32症例の犬の腹部皮膚にて,ヒトで使用される超音波画像撮影装置を用いてコラーゲン密度を可視化し,加齢性変化を調査した。その結果,犬におけるコラーゲンスコアの平均(中央値)は65.925(65.8)であり,年齢ごとに3つのグループ(0~5歳,6~12歳,13~17歳)に分けた場合,それぞれの中央値における群間有意差は認められなかった(p>0.05)。この装置で犬の皮膚のコラーゲン密度を可視化できる可能性が期待され,本研究においては,ヒトの加齢に伴う皮膚のコラーゲンの減少は犬では明らかではなかった。

  • 岩上 悦子, 勝又 純俊, 押田 茂實
    日本獣医師会雑誌
    2004年 57 巻 10 号 615-617
    発行日: 2004/10/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
  • 松鵜 彩, 島田 洋二郎, 奥田 英令, 保志 昌子, 中村 遊香, 日笠 喜朗
    日本獣医師会雑誌
    2009年 62 巻 10 号 789-795
    発行日: 2009/10/20
    公開日: 2016/09/03
    ジャーナル フリー
    犬の急性下痢症に対して,ベルベリン配合動物用整腸消化剤(BB剤)および生菌配合動物用止瀉剤(DB剤)を単剤投与あるいは併用投与し,対照である人用止瀉剤(Ph剤)およびプラセボ剤(P剤)とその治療効果を比較した.試験に供した犬126頭を,BB群,DB群,BB+DB群,Ph群およびP群の5群に分け,各製剤を投与した.その結果,BB剤およびDB剤の単独投与は,下痢に対する治療効果を有することが明らかになった.また,BB剤およびDB剤を併用により治癒までの日数が短縮し,その治療効果も増強することが明らかになった.
  • 草地 恒太
    日本獣医師会雑誌
    1991年 44 巻 12 号 1195-1200
    発行日: 1991/12/20
    公開日: 2011/06/17
    ジャーナル フリー
    716頭の健康成犬の血漿amylase活性値をPNP-7G法で測定したところ, 平均値2093.5±624.5IU/lを得た. 新生子犬や子犬では低値で, 成犬では年齢, 性, 犬種による差はなく, 発情, 妊娠, 採食, 絶食および肥満によって著明な影響を受けず, 日内変動や季節変動も観察されなかった. 腎機能低下や上部消化管に病変のある犬で上昇することが観察された. 様々な体調や疾患は, 循環, 神経支配, ホルモン支配等に影響して血漿amylase活性値を変動させることが示唆された.
  • 谷水 誉英, 後藤 瞬, 小宮山 祥太, 伊從 慶太
    獣医臨床皮膚科
    2024年 30 巻 4 号 203-209
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/12/20
    ジャーナル フリー

    本研究はアトピー性皮膚炎の犬に対し,セラミド含有保湿入浴剤とセラミド含有シャンプー剤の有用性を無作為化単盲検比較試験で検討した。症例はオクラシチニブ0.4–0.6 mg/kg,1日1回の全身投与を受けていたアトピー性皮膚炎の犬を対象とし,合計20例を無作為に入浴剤群およびシャンプー群の2群に振り分け,週に2回,4週間入浴あるいはシャンプーの介入を行った。両群で2週毎に犬アトピー性皮膚炎重症度指数(CADESI-04),痒みスコア(PVAS)を評価した。11例において2週後よりオクラシチニブの減薬を行い,試験終了時点での投薬スコア(MS)を評価した。両群のうち各6頭では2週毎に腋窩,内股,耳介における経皮水分蒸散量(TEWL)の測定を行った。試験終了後,両群ともにCADESI-04およびPVASにおいて試験開始前に対して2週後,4週後でそれぞれ有意な改善が認められた(p<0.05)。TEWLにおいて両群の一部部位で試験開始前に比較して試験終了後に有意な改善が認められた(p<0.05)。MSにおいて試験開始から2週後に対して,2週後から4週後のオクラシチニブの投薬総量の有意な減少が認められ(p<0.05),臨床症状の悪化は認められなかった。本研究の結果より,セラミド含有保湿入浴剤とセラミド含有シャンプーは,いずれも犬アトピー性皮膚炎に対する有用な支持療法となる可能性が示された。

  • 入江 洋司, 吉田 紘子, 甲斐 勝行, 牧野 泰司, 柴田 真治, 鬼頭 克也
    日本獣医師会雑誌
    2019年 72 巻 7 号 417-422
    発行日: 2019/07/20
    公開日: 2019/08/20
    ジャーナル フリー

    臨床的に健常な犬123頭を対象に,動物専用のドライ式血液凝固分析装置(COAG2V)によるプロトロンビン時間(PT),活性化部分トロンボプラスチン時間(APTT),血漿フィブリノゲン濃度(Fib),トロンボテスト(TB)及びへパプラスチンテスト(HPT)の基準範囲を決定した.測定にはクエン酸血漿を用いた.項目ごとに測定値が正規分布していることを確認した後,四分位法で外れ値を除外し,測定値の平均値±1.96標準偏差を基準範囲とした.その結果,PTの基準範囲は7.1〜8.4sec,TBは11.7〜14.6sec,HPTは9.8〜16.2sec,APTTは13.7〜25.6secであった.Fibでは対数変換により正規分布化し,同様の方法で基準範囲を算出後に逆変換したところ,基準範囲は113〜385mg/dl であった.

  • 動物遺伝育種研究
    2007年 35 巻 2 号 189-247
    発行日: 2007/12/01
    公開日: 2010/03/18
    ジャーナル フリー
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