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クエリ検索: "日本整形内科学研究会"
8件中 1-8の結果を表示しています
  • 平山 和哉
    理学療法の歩み
    2022年 33 巻 1 号 16-21
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/04/06
    ジャーナル フリー

    超音波診断装置(以下,エコー)は単なる画像診断装置ではなく,新たな治療を創出するツールとして運動器診療での活用範囲が拡大しつつある。本稿では初学者向けに運動器エコーに関する基本的な知識を紹介しつつ,理学療法士による活用方法について述べる。 エコーはプローブを当てて即評価ができるその簡便性が最大の長所であり,医師は診断のみならずエコーガイド下注射など診療の補助ツールとして活用している。理学療法士にとっては,触診や体表解剖の触診ツールとして,理学療法評価や治療の補助ツールとして活用できる。例えば,関節可動域制限の制限因子の特定,筋断面積,筋線維長,筋輝度といった筋機能の評価が可能である。さらに近年注目されるfasciaの観察も行うことができ,多職種の共通言語としてエコーを使用することで異常fasciaによる疼痛,伸張性・滑走性の低下に対する評価・治療に役立つ。

  • 小川 大輔
    運動器理学療法学
    2022年 2 巻 Supplement 号 S38
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/10/31
    ジャーナル フリー
  • 銭田 良博
    日本東洋医学系物理療法学会誌
    2022年 47 巻 2 号 35-42
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/06/28
    ジャーナル オープンアクセス
     運動療法は、生体にとっては非侵襲刺激で応力(内力ともいう)による圧刺激を活用した治療法である。生体内の軟組織(=軟部組織)に、応力をかけることで軟部組織の形状や線維配向性などを変化させる。それにより、疼痛閾値の変化・血流の変化・組織弾性の変化・神経伝達物質や内因性オピオイドおよびホルモン等の分泌による神経機能の賦活、などが生体反応として出現 することが考えられる。
     整形外科医は、骨関節疾患の病態を診断するスペシャリストとして手術や薬物療法を行う。それに対して、鍼灸師・理学療法士・柔道整復師等のセラピスト(治療家)は軟部組織を対象にした西洋医学または東洋医学的評価ののちに保存療法を行う。軟部組織とは、1皮膚、2神経、3筋、 4腱、5脂肪、6リンパ、7筋膜を含む Fascia(ファシア)、などが挙げられる。私は臨床において、 超音波画像診断装置(エコー)を活用している。エコーで診ながら触診を行い、体表からの応力 によるひずみ具合を確認することで、軟部組織のどの層まで応力が伝わっているかを確認しながら疼痛部位を解剖学的に同定して評価する。
     Fascia( ファシア)の定義は、国際的にも議論中であるが、「肉眼解剖学的に剖出可能な線維性 結合組織の総称」と定義されている。Fascia は、それぞれの組織に入り込み層構造になっている。 Fascia の概念なくして構築された解剖生理学的エビデンスやホメオスタシスに関連する様々な因子 を見直して東洋医学的概念も含めて再定義(臨床研究)することが必要である。Fascia リリースを 行う際、表層の Fascia に対する介入は疼痛コントロールを主目的として行い、深層の Fascia に対 しては自律神経系の調節を目的として行うことが多い。スポーツ傷害の場合は、臨床所見に合わ せて表層と深層を使い分けて行っている。Fascia リリースは痛みに対して、Fascia の配向性を考慮 して同じ深さプラス同じ層(= 三次元)で行うことがポイントである。
  • ―Fasciaの痛みの原因と多職種連携の必要性について―
    鈴木 茂樹, 浅賀 亮哉, 銭田 良博, 木村 裕明
    理学療法 - 臨床・研究・教育
    2019年 26 巻 1 号 3-7
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/05/24
    ジャーナル フリー

    近年,エコーガイド下Fasciaリリースは,その効果を実感した医師やその他の医療従事者の間で広がりつつある。Fasciaとは筋膜以外にも腱,靭帯,脂肪などの結合組織を示すが,その定義は国際的にも議論中であり,本邦でも適切な日本語訳制定に至っていない。医師は痛みの原因となる部分に生理食塩水を注入することで,理学療法士は徒手療法によって,痛みを改善することができる。発痛源と関連痛が離れている場合は,発痛源を探るために様々な身体診断を行う必要がある。しかし,発痛源評価には様々な方法があり,医師一人では困難である。そのため,理学療法士などとの多職種連携が重要である。さらに理学療法士は,再発予防のための日常生活動作指導も行うことができる。また,Fasciaについての正しい理解や,疼痛のメカニズム,疼痛とFasciaの関係の可能性について,最新の知見を解説していく。

  • ―心身医療における活用について―
    大森 英哉
    心身医学
    2020年 60 巻 8 号 664-668
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/12/01
    ジャーナル フリー

    肩こりや腰痛は日本人の国民病といえるほど多くの患者がいる. この中には心身のストレス関連症を合併している筋筋膜性疼痛症候群の患者層も相当数いる. 近年, トリガーポイントの概念が単なるこりの点としてではなく, 筋膜に存在する過敏化した侵害受容器であることが知られてきた. トリガーポイントが多数存在して活動的となっている筋膜は, 超音波ガイド下に肥厚し白く重積して映し出される. この筋膜を注射液ではがす筋膜リリースは筋筋膜性疼痛に有効性が高く, 心身症を背景とした身体感覚の過敏性が高い場合や逆に感覚鈍麻になった症例への応用も期待できる. 心身医療での活用のために筋膜リリースの基本手技について概説する.

  • 西村 良平, 谷村 悟, 塩谷 優太, 藤森 美音, 鹿島 大靖, 加藤 清, 本道 隆明
    日本女性骨盤底医学会誌
    2023年 19 巻 1 号 23-27
    発行日: 2023/01/31
    公開日: 2023/06/24
    ジャーナル 認証あり

    〈緒言〉腹腔鏡下仙骨腟固定術において膀胱腟間の結合織を視認し処理していくことはスムーズで安全な剥離につながる。近年、臓器間の結合織はfascia と呼ばれ、様々な機能とその変化が報告されている。今回我々は経腟超音波検査での膀胱腟間のfascia の所見を検討した。〈対象と方法〉当院に子宮癌検診目的で受診した148 例の経腟超音波検査所見を検討した。膀胱腟間のfascia は水分を多く含み、子宮と膀胱の間の低エコー域として描出されると仮定した。低エコー域の見え方を以下の3 群に分類した。Level 1:膀胱腟間全体で描出、Level 2:膀胱腟間の一部で描出、Level 3:描出できず。〈結果〉Level 1 は28 例(18.9%)、Level 2 は62 例(41.9%)、Level 3 は58 例(39.2%)であった。各群の年齢はLevel 3 で有意に高かった。経産婦の割合はLevel 2、Level 3 で有意に高かった。閉経後の割合もLevel 3 で高かった。ペッサリー装着者が4 例いたが、全例Level 3 であった。〈結論〉膀胱腟間の低エコー域は分娩、閉経、腟内の炎症などで消失しfascia の特徴と合致する。膀胱腟間の低エコー域はfascia を描出している可能性が示唆される。膀胱腟間の低エコー域によりfascia を評価することで腹腔鏡下仙骨腟固定術での膀胱剥離の難易度を推測できる可能性がある。

  • 日本ペインクリニック学会誌
    2021年 28 巻 5 号 78-89
    発行日: 2021/05/25
    公開日: 2021/05/25
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  • 全日本鍼灸学会雑誌
    2019年 69 巻 S1 号 127-250
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/12/03
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