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クエリ検索: "森槙子"
62件中 1-20の結果を表示しています
  • 矢尾 和彦, 神原 修, 下田 豊, 奥田 恵, 三代 智子, 大東 道治
    小児歯科学雑誌
    1994年 32 巻 2 号 254
    発行日: 1994年
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
  • 黒須 一夫, 貴田 章敬
    日本歯内療法協会雑誌
    1992年 13 巻 2 号 172-186
    発行日: 1992年
    公開日: 2020/02/22
    ジャーナル フリー

      The purpose of this study was to investigate the relationship between the cavity preparation form and the pulp chamber of deciduous molars.

      The materials were nondecalcified 323 serially ground specimens which were prepared mesiodistally and buccolingually from 40 extracted deciduous molars. PARAREROMETER PARAFIX 78 (MORITA COMPANY) was modified as a standard cutting instrument for cavity preparation. With this standard cutting instrument, Class Ⅰ (G.V.BLACK's classification) cavities were prepared. The depth of the cavity was standarized to 0.5mm from the enamel-dentin junction to the cavity floor at the center of the central groove and the center of the central fossa.

      The results showed that the cavity floor did not lie in the enamel but in the dentin in all of the observation areas and the depth of the cavity tended to be deeper at the mesial and distal sides than at the center of the central groove and at the center of the central fossa. The distance from the cavity to the pulp chamber tended to be shorter at the lingual side than at the buccal side, and also tended to be shorter at the mesial side than at the distal side.

      It was shortest at the mesio-buccal side. The minimum distance from the cavity to the pulp chamber was 0.37mm at the buccal wall of the mesial marginal ridge in the upper first deciduous molar, and 0.66mm at the distal wall of the buccal groove in the upper second deciduous molar, and 0.48mm at the buccal wall of the mesialmarginal ridge, 0.50mm at the distal torigonid ridge and 0.51mm at he center of the distal torigonid ridge in the lower first deciduous molar, and 0.67~0.74mm at the mesial marginal ridge and at the mesio-buccal groove (0.96~0.97mm) in the lower second deciduous molar.

  • 近森 槙子
    歯科医学
    1992年 55 巻 2 号 g117-g118
    発行日: 1992/04/25
    公開日: 2017/02/27
    ジャーナル フリー
    臨床において, コンポジットレジンによる臼歯修復の耐用性をみると, 修復物の摩耗と縁端破折が依然として最大の問題であると考えられる. この2点についてさまざまなシミュレーション試験が行われ, レジンの特性と破折あるいは摩耗現象との関係について報告されたが, いずれも独立した試験方法によるもので, 両者の関係についてはまだ明らかでないことが多い. またMFR型レジンについては, 対合歯との接触部と非接触部で摩耗量が著しく異なることが知られているが, その発現機序はまだ十分に解明されていないし, 様相の違う2種類の摩耗をin vitroで再現できるような試験方法は, まだ開発されていない. このために, 一つの試験方法で試料に縁端破折と摩耗の両現象が生じるようなシミュレーション試験方法の開発が望まれていた. このような要望に応えて, two-body typeの試験機を用いてヒトの臼歯に充填したコンポジットレジンに発現した損耗状態を観察し, 修復材の耐久性を知るためのスクリーニングテストに応用できるという報告もあるが, まだ損耗状態を定量化するには至っていない. そこで著者らは, 教室の渡辺が, 各種コンポジットレジンの耐摩耗性を検討したODU型摩耗試験機が, 試料と研磨粒子間の摩擦と衝突によって修復材料に摩耗を起こす一種の疲労試験機であることに着目し, この試験機によって同一試料上に摩耗と縁端部の破折が発現するような治具を考案した. 本実験の目的は, 新たに考案した治具の使用によって試料上に同時に発現させた縁端破折と摩耗の状態を, これまで別個に試験されていた結果と比較し, 本試験方法の整合性を検討することであった. そのために実験1) では, 物理的強度に差のあるアマルガム, コンポジットレジンおよびグラスアイオノマーセメントについて試験を行い, 本装置の適応範囲を検討した. その結果, 縁端強度と耐摩耗性はともにアマルガムが最も高く, ついでコンポジットレジン, グラスアイオノマーセメントの順に低くなり, 破折幅と摩耗量は負荷回数の増加に従って増大した. また, どの修復材においても耐摩耗性は, 縁端角度が大きくなるほど高くなり, 縁端強度もアマルガムとコンポジットレジンにおいて同様な関係が認められた. このために本試験法は物理強度がグラスアイオノマーセメントからアマルガムまでの範囲内にある修復材の縁端強度と耐摩耗性を比較検討できる方法であることが判った. ついで実験2) では, 粉砕型の無機フィラーが主として配合されたコンポジットレジンと有機複合フィラーが主として配合されたコンポジットレジンを対比させて加熱処理が縁端強度と耐摩耗性に及ぼす影響を調べ, 本装置の性能を検討した. その結果, 無機フィラーの配合されたレジンは加熱処理によって縁端強度は向上したが, 耐摩耗性の向上は認められなかった. これに対して有機複合フィラーが配合されたレジンでは, 耐摩耗性は向上したが, 縁端強度の向上は認められなかった. これらの結果は, これまでに報告された縁端強度, 耐摩耗性および臨床試験の結果と整合することから, 本試験法がコンポジットレジンの強度を検討するのに十分な性能を有するものであることが判った. また実験3) では, 耐摩耗性試験で測定した試料の辺縁部の摩耗と, 試料の底部に発現する摩耗の差異について検討した. その結果, 辺縁部の摩耗は研磨材との衝突と摩擦によって生じたのに対して底部の摩耗は摩擦によって生じたことが観察された. また2か所の摩耗量の差は, 有機複合フィラー配合コンポジットレジンの方が無機フィラー配合コンポジットレジンに比べて明らかに大きくなり, この摩耗現象は, 臨床でMFR型レジンに顕著に現われる接触部, 非接触部の摩耗と関連性のあることが示唆された. 以上のことから, 本試験方法は, これまで別々の方法で試験されていた修復材の縁端強度と耐摩耗性を同時に検討できる. 有効かつ簡便なスクリーニングテスト法であるといえる.
  • 佐伯 克彦, 名倉 真美子
    小児歯科学雑誌
    2004年 42 巻 2 号 324
    発行日: 2004/04/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
  • ―ODU型摩耗試験機によって同一試料に発現した縁端破折と摩耗の検討―
    近森 槇子, 矢尾 和彦, 神原 修, 稗田 豊冶
    小児歯科学雑誌
    1992年 30 巻 2 号 410
    発行日: 1992/04/01
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
  • 明島 直也, 荒木 貴士, 糸瀬 賢, 田口 勝規
    整形外科と災害外科
    2024年 73 巻 2 号 320-324
    発行日: 2024/03/25
    公開日: 2024/05/13
    ジャーナル フリー

    コンパートメント症候群は筋区画内圧の上昇により神経と筋に阻血性壊死が生じる疾患で,診断と治療の遅れが重篤な機能障害を残すため,早期の確実な診断が重要となる.今回,過去10年間に当科で筋膜切開を施行した症例の診断・治療経過につき考察を加えたので報告する.症例は男性8例,女性6例であり,平均年齢は50歳(14-84)であった.部位は下腿が10例,前腕が4例であり,原因は打撲や動脈損傷,クラッシュ症候群などの外傷によるものが7例,膝関節授動術後が1例,抗凝固薬による組織内出血が1例,急性動脈閉塞症に対する血栓除去術後が5例であった.6P兆候と筋区画内圧により総合的に診断し,可及的速やかに筋膜切開術を施行した.発症時期が不明で,症状が亜急性に進行した症例が3例あり,診断に苦慮した.また血栓除去術後にコンパーメント症候群を発症した例が多く,動脈閉塞の虚血症状と類似しているため,筋膜切開の適応には他科と連携した慎重な判断が必要であった.区画内圧の平均値は70 mmHgであったが,ばらつきも多く,症状との総合的診断が重要と思われた.

  • 鶴田 成二, 桑代 麻希, 森 槙子, 永瀬 浩太郎, 井上 卓也
    西日本皮膚科
    2021年 83 巻 6 号 515-518
    発行日: 2021/12/01
    公開日: 2022/01/25
    ジャーナル 認証あり

    症例 1:43 歳,男性。2 カ月前から human immunodeficiency virus(以下:HIV と表記)感染に対して治療されていた。同時期からステロイド外用にて改善に乏しい顔面,頚部,肩,背部に丘疹が出現した。症例 2:30 歳,男性。2 カ月前から抗 HIV 薬の内服を開始し,徐々に顔面,頚部に強い瘙痒を伴う丘疹が出現した。2 症例とも特徴的な皮疹に加え,病理組織学的に両者ともに毛包脂腺系への好酸球の浸潤を認めたことから HIV 関連性好酸球性膿疱性毛包炎と診断した。HIV 関連性好酸球性膿疱性毛包炎の発症機序は諸説あり未だ明らかとなっていない。症例 1 では抗真菌薬外用により改善したこと,症例 2 では好酸球浸潤を認める毛包内に毛包虫を認めたことからマラセチアや毛包虫の病態への関与が示唆された。

  • 中川 彩, 森 槙子, 織田 洋子, 杉田 和成
    西日本皮膚科
    2023年 85 巻 2 号 128-131
    発行日: 2023/04/01
    公開日: 2023/05/31
    ジャーナル 認証あり

    17 歳,女性。コロナウイルス mRNA ワクチン 2 回目接種後に全身に瘙痒を伴う紅斑,丘疹を生じた。下腹部の紅色丘疹より皮膚生検を施行し,基底層のわずかな空胞変性,真皮乳頭層の浮腫,真皮浅層のリンパ球浸潤を認めた。27 歳男性,コロナウイルス mRNA ワクチン 2 回目接種後に全身に瘙痒を伴うびまん性の潮紅,局所的な膨疹を生じた。下腿の紅色丘疹より皮膚生検を施行し,真皮浅層の血管周囲から付属器周囲,立毛筋の近傍にかけて好中球を主体とした炎症細胞浸潤を認めた。いずれもコロナワクチンによる皮膚副反応と考え,中等量以上のステロイド内服にて加療を行った。治癒後に SARS-CoV2 に対する IgG-S 抗体を測定したところ,コロナワクチン 2 回目接種後の健常人と同程度かそれ以上の抗体産生を確認した。

  • 澤口 通洋, 福田 容子, 戸塚 盛雄, 武田 泰典
    岩手医科大学歯学雑誌
    1987年 12 巻 3 号 331-335
    発行日: 1987/11/30
    公開日: 2017/11/19
    ジャーナル フリー

    乳中切歯, 乳側切歯ならびに過剰乳歯の3歯が融合した, まれな症例を経験した。

    患者は6歳4カ月の女児で, 下顎乳切歯の動揺を主訴に来院。口腔内診査により, 結合して一塊となった上顎乳中切歯, 乳側切歯, 過剰乳歯がみられた。口腔内X線写真では, 左側乳中切歯と乳側切歯の後続永久歯が認められたが, 過剰永久歯はみられなかった。これらの歯根吸収は½以上におよんでいた。一塊となった乳中切歯と乳側切歯ならびに過剰乳歯は, 後続永久歯の萌出を障害すると思われたので, 局所麻酔下で抜歯した。抜去歯の肉眼所見では, 3歯の結合部の唇舌面に, 歯頚部に達する明瞭な縦走溝がみられた。抜去歯の軟X線写真では, 冠部歯髄と根部歯髄はそれぞれ独立していた。抜去歯の研磨標本による観察にて, 3歯は象牙質で結合していることが確認された。

  • 赤羽 健太郎, 水野 衛, 邱 建輝
    日本機械学会東北支部秋季講演会講演論文集
    2010年 2010.46 巻 101
    発行日: 2010/09/24
    公開日: 2017/06/19
    会議録・要旨集 フリー
  • 森 啓輔, 松尾 悠未, 合島 怜央奈, 森 槙子, 檀上 敦, 山下 佳雄
    日本口腔外科学会雑誌
    2020年 66 巻 3 号 167-172
    発行日: 2020/03/20
    公開日: 2020/05/20
    ジャーナル フリー

    Sialodochitis fibrinosa is a relatively rare disease characterized by repetitive salivary gland swelling and fibrinous plug discharge and was reported in 1879 by Kussmaul. Here, we describe a patient who had sialodochitis fibrinosa in multiple salivary glands.

     A 31-year-old woman was referred to our department for examination and treatment of swelling in the right submandibular region. At the initial visit, swelling and tenderness were observed in the right submandibular region. However, computed tomography and magnetic resonance imaging assessments revealed no abnormal findings. Therefore, we consulted an internist, an otolaryngologist, and a dermatologist, but the cause remained unknown. Gradually, the symptoms disappeared, and the patient discontinued medical follow-up. After 2 years, the symptoms recurred, and the patient returned to our hospital. The swollen area had spread beyond the right submandibular region into the bilateral subparotid regions. We again examined the patient, and noted characteristic findings such as fibrinous plug discharge; therefore, we diagnosed sialodochitis fibrinosa. We provided medical treatment with corticosteroids and antihistamine drugs, and her symptoms improved. The disease has remained stable for 3 years since the initiation of treatment.

  • 馬場 健, 村上 友梨, 百瀬 匡亨, 大森 槇子, 瀧澤 玲央, 原 正幸, 前田 剛志, 立原 啓正, 大木 隆生
    日本心臓血管外科学会雑誌
    2019年 48 巻 4 号 4-vi-4-viii
    発行日: 2019/07/15
    公開日: 2019/08/16
    ジャーナル フリー
  • 脈管学
    2019年 59 巻 supplement 号 S197-S200
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/10/06
    ジャーナル オープンアクセス
  • 村上 皓彦, 橋本 宗敬, 玉手 義久, 佐藤 博子, 宇田川 輝久, 下沖 裕太郎
    日本血管外科学会雑誌
    2022年 31 巻 2 号 85-89
    発行日: 2022/04/28
    公開日: 2022/04/28
    ジャーナル オープンアクセス

    上肢の急性動脈閉塞症に対する血栓除去術直後に,前腕部コンパートメント症候群を生じた極めて稀な症例を経験したので報告する.症例は76歳,男性.突然,右手指の疼痛と運動知覚障害を発症し,救急搬送された.右上肢急性動脈閉塞症と診断し,血栓除去術を行い,発症から約6時間後に右上肢血流を回復した.ところが,再灌流直後から急激な右前腕の疼痛と腫脹を生じた.造影CT検査を行ったところ,前腕筋群(浅指屈筋,深指屈筋)の著明な腫脹・造影効果の減弱を認め,コンパートメント症候群と診断した.右前腕浅・深掌側区画の筋膜切開を行って,圧を開放した.筋膜切開創に対し,後日植皮を行い,37病日に治癒退院した.術後1年の経過にて後遺症を認めない.本症例では,前腕部コンパートメント症候群の診断に,造影CT検査が有用であった.

  • -上顎乳前歯歯根吸収程度による影響について-
    三戸 應則, 嘉藤 幹夫
    小児歯科学雑誌
    1996年 34 巻 1 号 66-77
    発行日: 1996/03/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    小児期によく発現する上顎乳中切歯の外傷について,乳歯根の吸収程度の相違により乳中切歯,歯周組織および後継永久歯がどのように影響を受けるかについて,有限要素法を用いて外傷時の乳前歯,歯周組織および後継永久歯歯胚の変位および応力の発現変化を解析し,外傷の損傷様式を探求する目的で研究を行った結果,
    1.外傷による外力の唇側荷重は,歯および歯槽骨を口蓋側に変位させ,口蓋側荷重は,歯および歯槽骨を唇側に変位させ,切端荷重は,歯および歯槽骨を陥入側に変位させた。
    2.外傷による外力の唇側,口蓋側および切端荷重は,歯根吸収が強くなるほど,歯,歯槽骨および永久歯歯胚の変位を強くさせた。
    3.外傷による外力の唇側,口蓋側および切端荷重は,歯根吸収が強くなるほど,歯槽骨の応力を高くさせるが,歯および永久歯歯胚の応力には変化がなかった。
  • 近森 槇子, 矢尾 和彦
    歯科医学
    1992年 55 巻 2 号 154-172
    発行日: 1992/04/25
    公開日: 2017/02/27
    ジャーナル フリー
    成形修復材のスクリーニングテスト法を確立する目的で, ODU型摩耗試験機を用いることによって同一試料上に縁端破折と摩耗が発現するような治具を試作した. この試験方法でまず, アマルガム, コンポジットレジンおよびグラスアイオノマーセメントを対象として試料上に発現する縁端破折幅と摩耗量を測定して本装置の性能を検討した. ついで前歯用, 前歯臼歯用, 臼歯用およびインレー用のコンポジットレジンについて加熱処理が縁端破折と摩耗に及ぼす影響を検討した. また, これら4種類のコンポジットレジンとアマルガムに発現する2種類の摩耗について調べ, 以下のような結果を得た.
    1) どの修復材においても破折幅と摩耗量は負荷回数の増加にともなって増大した. 2) 縁端強度と耐摩耗性はAMが最も高く, ついでCP, BCの順に低くなった. 3) AMとCPでは, 縁端角度が大きくなるほど縁端強度が高くなったが, BCでは縁端角度と縁端強度との間に明確な関係が認められなかった. 4) 耐摩耗性は, BC, CP, AMともに縁端角度が大きくなるほど高くなった. 5) 加熱処理によってPA, PPおよびINでは, 縁端強度が向上したが, 耐摩耗性の向上は認められなかった. これに対してPBでは, 耐摩耗性は向上したが, 縁端強度の向上は認められなかった. 6) 試料の縁端部と底部に発現した2種類の摩耗では, 摩耗量はPBで最大値を示し, PA, PP, INとの間に有意の差が認められた.
    以上の結果は, これまでに報告された縁端強度試験, 耐摩耗性試験および臨床試験の結果と整合するところが多く, 本試験法は, 物理強度がグラスアイオノマーセメントからアマルガムまでの範囲内にある修復材のスクリーニングテストに応用できるものと考えられる.
  • 脈管学
    2022年 62 巻 supplement 号 S87-S92
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/10/15
    ジャーナル オープンアクセス
  • 親里 嘉健, 河原 茂, 渡辺 道雄, 年梅 旭, 近森 槙子
    小児歯科学雑誌
    1982年 20 巻 4 号 556-563
    発行日: 1982/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    大阪歯科大学附属病院小児歯科外来で,出血傾向のない患児に対し,1)支台形成時の歯肉損傷による小出血,2)ラバーダム撤去時の歯肉の小出血,そして,3)乳歯抜歯時の小出血をみた場合にそれぞれ局所止血剤TDZゼリーを使用し,その止血効果について観察した.
    TDZゼリーの止血効果は歯肉損傷時の小出血に対して有効率100%,交換期乳歯抜歯時の小出血に対して有効率77.8%であった.
    その結果,TDZゼリーは歯肉の小出血には有効で安全性の高い局所止血剤といえる.
  • 金子 健二郎, 大森 槙子, 小澤 博嗣, 平山 茂樹, 金岡 祐司, 大木 隆生
    日本心臓血管外科学会雑誌
    2016年 45 巻 6 号 306-312
    発行日: 2016/11/15
    公開日: 2016/12/10
    ジャーナル フリー

    腎動静脈奇形(Arteriovenous malformation : AVM)に対する治療は,現在血管内治療が主流となってきている.流入動脈と流出静脈がそれぞれ1本であるAneurysmal typeの腎AVMに対する血管内治療は,瘤自体の塞栓を目的とするのではなく,inflowとなる流入動脈のコントロールが重要となる.今回,多発瘤を伴う腎AVM症例で,流入血管のコントロールのみで治療しえた2症例を経験したので報告する.症例1は76歳女性.他疾患精査時にAVMを指摘された.右腎動脈の内膜欠損部から瘤は4個形成されており(径38/44/24/35 mm),下大静脈(IVC)に流入する流出静脈を認めた.治療は,内膜欠損部をまたぐ形で右腎動脈本管にカバードステントを留置する予定としたが,腹部大動脈からの細い枝が中枢の瘤に流入していることが判明した.そのため,その中枢の瘤のみコイル塞栓を行った後,カバードステントを留置することで,動静脈シャントを遮断した.症例2は78歳男性.腰痛精査時,CTで腎AVMを指摘された.右腎動脈からの後区域枝末梢がそのまま瘤化(多発)し,IVCへ流入していた.瘤から腎実質への分岐はないため,その入口部のみコイル塞栓を施行した.両症例ともに,腎血流はすべて温存され,腎機能の悪化も認められなかった.術前レニンアンギオテンシン系は両症例とも亢進はしていなかったが,術後血圧のコントロールが良好となり,症例1では,BNPの著明な低下が認められた.Aneurysmal typeの腎AVMに対する治療は,破裂予防目的のみならず,シャント量の多さからくる高血圧や,心不全の改善目的という側面も考慮すべきものであると考えられる.

  • 岩崎 浩, 川端 宏之, 川端 明美, 林 于昉, 宮沢 裕夫
    小児歯科学雑誌
    1996年 34 巻 5 号 1281-1286
    発行日: 1996/12/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
    小児歯科臨床において,乳歯癒合歯は高い頻度で認めることができる。しかし,永久歯癒合歯における頻度は乳歯に比べ低率である。今回,著者らは12歳1か月,男児の永久歯癒合歯の中でも比較的稀な上顎前歯部(右側中・側切歯)の癒合歯を認めた1例を経験し,歯科的検討および文献的考察を行った。
    1.問診より乳歯列時の異常所見は認められなかった。
    2.〓〓〓歯_の冠近遠心幅径を分割計測した結果1では-3 S.D.より小さい値を示したが,2は平均値内であった。
    3.〓〓〓よおび5を除く,上顎の歯牙の歯冠近遠心幅径は,平均値内であった。
    4.頭部エックス線規格写真分析より上顎骨および下顎骨の大きさはほぼ平均値内であったが下顎骨の後方回転が認められた。
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