本研究は, 場の認識の違いは行動の違いに表れてくるという観点の下, 仙台市の中心商業地に位置する公園・広場において, 利用行動・利用場所を詳細に観察した結果,
1. 公園・広場の場の類型を, 戯食の場, 食読の場など行動の重なりで表した11類型として導いた.
2. 類型を規定する物理的要素として, 位置・場所性・構成物に関する要素パタンを明らかにした.
3. 人の場の認識には, 構成物よりも場の位置・場所性が主に寄与していることを明らかにした.
4. 要素パタンと場の認識・類型, 行動変化の関係を明示化した.
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