での食品提供は，食品衛生法や臨時営業に関する条例や要綱，届出制度に従うものである。大学生がこれらの制度をどの程度認識しているかを調査した。保健福祉学部 2年生198名を対象とし，無記名アンケートを実施した。171名（86.4%）から回答が得られた。食品衛生管理のための行政等の定めや届出の必要性は約90%が認識していた。大学祭やへの参加予定は社会保育学科の学生で多かった。また，大学祭やの参加予定の学生ほど，での衛生管理について先輩から話を聞いたことがあると回答した。 15種類の食品を挙げ，での提供適否を尋ねた結果，加熱する食品は70%以上の学生が「適当だと思う」，「たぶん適当だと思う」と回答した。一方で，前日から煮込んだスープカレーを「適当だと思う」，「たぶん適当だと思う」と約20%の学生が回答した。具体的な提供食品の適否については必ずしも適切な判断ができているとはいえなかった。今後は，食品の取扱いなど調理に関わる衛生管理の知識や実践についての調査および教育も必要である。

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プロジェクトマネジメントにおいてWork Breakdown Structure(WBS)が極めて重要な役割を果たすことは周知であるが,大学生のようなプロジェクトマネジメントの初学者にとって,WBSを上手く作成することは容易なことではない.そこで,大学生のプロジェクトチームにWBSを作成させるためのトレーニングとして,仮想プロジェクトを用いたWBS作成の教育方法を開発した.すなわち,WBSを作成するツールとしてDiamond Mandala Matrix(DMM)を用いる方法である.このDMMを使って作業分解を行い,WBSを作成する手法は,大学生のようなプロジェクトマネジメントの初学者においても理解しやすく,実際の卒業研究プロジェクトにも使用することができ,学生にとって極めて有用なトレーニング方法となる.本稿では,大学生のプロジェクトチームに対し,DMMを用いて仮想プロジェクト(たこ焼きプロジェクト)のWBSを作成するトレーニングを行った後,実際の卒業研究プロジェクトにおいても同様にWBSを作成し,プロジェクトを完遂させた事例を報告する.

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Taipei Guest House, Office of the president in Taiwan, was the residence of ex Taiwanese Governor during the Japanese Colonization from the year of 1895 to 1945. The purpose of this study is to clarify the history of the use of this garden as ex Taiwanese Governor Garden. And we focus on three points, they are 1) the transition of the garden space and facilities; 2) users and activities in the garden for understanding the relation between human beings and garden space; 3) and the functions of this garden as a governor garden. As a result, Japanese and Western attached style was intaken to this garden in 1901 A.D. for the purpose to present the Japanese authority to Taiwanese people. According to literatures and photos, the users of this garden included governors, the royal family from Japan, and even common people under the advance invitation and application. It presented the public and social character as a space even it was a garden of a residence. And based on the analysis on the transition the programs and space use of 45 events, we found this garden was not only an attached space of a residence but also a space for official purpose during this period.

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学部教育の中で、授業だけでプロジェクトマネジメントを学ぶことは難しい。授業時間外にどのように学ばせるかがPM教育の成否を分けている。そこで筆者は社会科学系、とりわけ、ビジネスやマネジメントを学ぶ学部の学生にプロジェクトマネジメントを効果的に学ばせる方法について実践を行ってきた。
具体的には、学内の情報関連システムを実際に開発するプロジェクトへの参加や、IT講習会の企画と実施、大学祭での出店計画と実施など、課外活動と授業を連動することで、理論と実践から学生のプロジェクトマネジメントに関する知識とスキルの定着を目指した。今回はその具体的な実践方法と結果について述べる。

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九州産業大学では、平成24年9月より学内でエリアワンセグ放送を運用し，研究・教育に利用している。その一環として教育機関におけるエリアワンセグ放送の運用の一つして、学園祭におけるの宣伝媒体としてワンセグ放送を利用した。本稿では、学園祭会場とワンセグ放送の放送エリアの関係の調査結果、学園祭来場者によるの宣伝媒体としてのワンセグ放送の評価結果とともに学園祭等のイベントにおけるワンセグ放送の活用方法の可能性について検討している。

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目的の商品を探索する商品探索プロセスにおいて，店舗内に設置されているサインすなわち商品カテゴリを示す看板は商品探索の手掛かりとなるため，適切なサインの設置が必要と考えられている。しかしこうした店内サインの有効性についての実証的な研究は為されていないことから，本研究では3種のサインの呈示条件を設定（参加者間条件）し，指定した4商品を1つずつ

舗で探索する実験を行った。また特に高齢者にとっての買い物行動の重要性から，実験では若年成人と高齢者の年齢群も実験要因として組み込んだ。実験の結果，商品探索に要した時間では，課題1から4へと進むにつれて，サイン呈示による優位性が縮小化する可能性が示され，馴染みのない店舗ではサインが有効に働くが，店内の学習により必ずしも必要でなくなること，さらに事例からサイン利用により探索が妨害される可能性もあることが明らかにされた。また，高齢者も多くが商品探索課題を独力で達成し，また課題1から4の店内学習による変化についても年齢群間差は見られなかった。認知過程としての商品探索課題とその学習，そこでの認知的加齢の影響について考察していく。

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Retail stores tend to have a vast array of products organized by category with in-store signage. In-store signage is meant to facilitate product search, just like street signage and signaling in text; however, signage can limit the cues people use in product search, especially if they focus on signage only, making it difficult for them to acquire and organize information by themselves for finding products. Previous studies have reported that older adults have difficulties obtaining structured information when using information systems to search for targets using category labels or signage only. The present study aimed to examine whether and how in-store signage affects product search behavior of older adults in a simulated physical retail store. Four products were searched one by one in a simulated drugstore by older and younger adults, while the presentation of signs was manipulated, such as no signage, usual signage, or only signage (focused signage) conditions. The results showed that sign presentation enabled simple inference using in-store signage for both age groups. However, when the target products did not match in-store signage, sign labels inhibited spontaneous labeling of a shelf or flexible inference in product searches. Although the experiment was conducted in a simulated retail store with physical space, the findings have implications for signage in virtual information spaces, such as online stores.

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In this paper, we proposed an autonomous mobile robot system for dynamical environment. The robot system consists of two layers. The one, high-frequently and periodically, generates a trajectory avoiding obstacles by local information from sensors equipped on the robot. The other layer plans and renews avoiding path with global information. We show that the robot system was able to arrive at a goal in dynamical environment with obstacles: a near moving obstacle and moving obstacles in robot's blind spot.

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工業高校におけるデザイン教育とキャリア教育との共通部分に注目して, 学校行事における高校生の（Cafe）の企画・運営の実践をとおして，「社会人基礎力」の育成を図る実践研究を行った．具体的には，事前学習のためのICT教材を開発して実践前に必要な知識技術を学ばせた後，実際のCafe運営を体験させた．ICT教材の内容は，「社会から求められている能力」，「コミュニケーションとは」，「デザインの定義」，「社会人基礎力とは」，「マーケティング」，「アクティブラーニング（協調学習・ジグソー法）」，「コーヒー焙煎・抽出方法」の７項目から構成されている．Cafe運営実施前，実施後のアンケート調査からは，事前学習と実施体験が，知識と体験を一体化させる効果を生み，本実践が社会人基礎力の育成に効果的であり，デザイン教育と連携した取り組みがキャリア教育としての効果を向上させ，社会人基礎力の育成に生かせることが明らかになった．

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本研究は，中学校数学科における関数と統計を活用したリスク対応を意図した教材開発の視点を導出することを目的とする．架空行事の

出店場面で，天候等の制御不能な条件や市場調査の統計データ等を基に，生徒が主人公として赤字回避に向けて合理的に意思決定する教材「焼きそばの単価を決めよう」を開発し，学習指導案を作成して中学校第3学年を対象に実施し，生徒の様子や生徒の記述，事後アンケートへの回答を分析した．その結果，望ましい教材の要件として，リスクに対応する必要性を生徒が理解できる教材(近い将来遭遇する可能性がある疑似現実的な問題場面等を含む)等の4点が得られた．また，授業展開で設けることが望ましい場面として， モデルや意思決定について協働的，批判的に検討する場面等の3点が得られた．

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