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クエリ検索: "横浜栄養専門学校"
10件中 1-10の結果を表示しています
  • 伊藤 明, 増渕 敦子, 直井 美穂, 有信 哲哉, 秦 満夫, 廣田 才之
    栄養学雑誌
    1995年 53 巻 2 号 135-139
    発行日: 1995年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    国産養殖ギンザケ及び稚魚, チリ産養殖ギンザケ, アラスカ沖捕獲天然ギンザケを部位別 (背部, 腹部, 尾部, 皮) に分け, 各部位から抽出した総脂質の脂肪酸組成について検討し, 次の結果を得た。
    1) 各ギンザケの総脂質の脂肪酸組成は, 各試料魚とも部位による大きな差異はなかった。
    2) 主要脂肪酸 (構成比率5%以上) は, C14:0, C16:0, C16:1, C18:1, C20:1, C22:1, C20:5(n-3), C22:6(n-3) で, 各試料魚ともその中で最も構成比率の高いのはC18:1, 次がC16:0だった。その他の脂肪酸は, 魚別により若干異なっていた。
    3) 養殖魚は, 天然魚に比べ飽和脂肪酸のC16:0が多く, 不飽和脂肪酸のC20:1, C22:5(n-3) が少なかった。
    4) 飽和脂肪酸, モノエン酸, ポリエン酸で最も多く含まれていたのは, 各試料魚とも, それぞれC16:0, C18:1, C22:6(n-3) であった。
  • 伊藤 明, 山崎 卓, 広田 実花, 原 士良, 秦 満夫, 井上 香, 広田 才之
    栄養学雑誌
    1992年 50 巻 1 号 43-48
    発行日: 1992年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    養殖ギンザケを部位別 (尾部, 背部, 腹部, 皮部, 肝臓) に分け, 各部位から抽出した総脂質の脂肪酸組成とコレステロール含量について検討し, 次の結果を得た。
    1) 炭素数14から22及び24の飽和及び不飽和脂肪酸が, すべての部位で検出された。
    2) 肉部 (尾部, 背部, 腹部) 及び皮の総脂質中の脂肪酸組成及び割合は, 各部位ともほぼ同様な傾向を示した。肝臓はその他の部位とは異なっていた。
    3) 通常食する肉部及び皮の脂質中に含まれている20:5酸 (n-3) と22:6酸 (n-3) は, 養殖ギンザケ脂質の主要脂肪酸であり, それらの含有率は各部位ともほぼ同様の割合であった。すなわち, 20:5酸 (n-3) は7.4~8.4%, 22:6酸 (n-3) は8.4~9.9%であった。
    4) P/S比は, 肉部及び皮では0.39~0.44であったが, 肝臓では0.60であった。
    5) 組織中のコレステロール含有量は, 肉部でほぼ同様の値 (40~47mg/100g) であった。
  • 伊藤 明, 山崎 卓, 野崎 能孝, 柴山 桂恵子, 成田 真一郎, 広田 才之, 露木 英男
    栄養学雑誌
    1987年 45 巻 3 号 143-148
    発行日: 1987/06/01
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    養殖ギンザケと多量に市販されている天然ベニザケから抽出した総脂質について, その一般性状と構成脂質を検討し, さらにガスクロマトグラフィーにより脂肪酸組成を分析し, 両者の成分組成を比較検討した。
    1) 養殖ギンザケと天然ベニザケに含まれる総脂質の一般性状は, ほぼ類似していた。
    2) 両魚種の総脂質を構成する脂質としては, ステロールエステル, トリアシルグリセロール, 遊離脂肪酸, 1,3-ジアシルグリセロール, 遊離ステロール, 1,2-ジアシルグリセロール, モノアシルグリセロール, および複合脂質が認められた。
    3) 両魚種の総脂質を構成する脂肪酸として約30種が認められ, かつ, それらの脂肪酸類の組成比にはほぼ同じ傾向がみられた。
    4) 養殖ギンザケの不飽和脂肪酸類は, 全脂肪酸類の66.5%であり, 天然ベニザケの値64.5%より若干多い値を示した。
    また, 淡水魚, 海水魚の1つの指標として用いられる18:2酸/18:0酸の比は, 養殖ギンザケでは1.2, 天然ベニザケでは0.4を示した。
  • 山崎 卓, 伊藤 明, 野崎 能孝, 成田 真一郎, 広田 才之
    栄養学雑誌
    1983年 41 巻 6 号 391-395
    発行日: 1983年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    1) 養殖銀ザケの筋肉の赤色は, 各種の実験の結果, カロチノイド色素のアスタキサンチン (C40H52O4) によることが確かめられた。
    2) 筋肉中の赤色を強める目的で, オキアミ (アスタキサンチン4.13mg/100gを含む) が加えられている餌料を与えて銀ザケを養殖し, 筋肉中のアスタキサンチン含量の変化を調べた。その結果, 淡水中の稚魚 (体重150~200g) は, ほとんどアスタキサンチンを含まないが, 海水に移しオキアミを含む餌料約8ヵ月の養殖で2.50kgの成魚となり, アスタキサンチンの含量は1.38mg/100gに増加した。これは天然銀ザケ (3年魚, 体重2.68kg) のアスタキサンチン含量 (1.40mg/100g) と同程度であった。なお, アスタキサンチンは海水養殖5, 6ヵ月目以後急激に増加することがわかった。
    3) 養殖銀ザケの成魚の背, 腹および尾部のアスタキサンチン含量には大きな差は認められなかった。
  • 勤労長期透析者の食事管理 (第2報)
    松本 恵子, 奥富 善吉, 安藤 まち, 一寸木 宗一
    栄養学雑誌
    1984年 42 巻 2 号 127-133
    発行日: 1984年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    本報告は, 勤労長期透析患者の嗜好と病院透析食に対する意向について, 調査したものである。
    その結果は以下のようである。
    1) 勤労長期透析患者は和食を好むようであった。また, 間食については, エネルギー源として重視しているように思われた。
    2) 病院透析食を喫食することにより, 残食がほとんどみられなくなった。また, 栄養面でも嗜好についても満足のようであった。さらに, より意欲的に食事療法に取り組むようになった。
  • 勤労長期透析患者の食事管理 (第4報)
    松本 恵子, 奥富 善吉, 安藤 まち, 一寸木 宗一
    栄養学雑誌
    1985年 43 巻 3 号 135-141
    発行日: 1985年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    透析療法の発達に伴い慢性腎不全患者でも, 単に生命を維持するのみでなく, 自己管理が良好であれば社会復帰が十分可能となりつつある。しかし, 長期間透析療法を継続するにあたり職場, 家庭など, 周囲の環境が透析患者の心理面に大きく影響し, これが自己管理上1つの問題点ともなっている。この報告は岡山県南・県北における地域的な差異による就労状況, 食生活の実態ならびに合併症などについて調査したものである。
    結果を要約すると以下のごとくであった。
    1) 県南における透析者の80%が元の職場に復帰したが, 県北ではわずか7%であった。また, 県南における予後良好な患者は60%であり, 県北では約半分の33%であった。
    2) 県北透析者の摂取するたん白質, 水分, Na, P, K量は, 県南透析者に比べ有意に高いことが認められた。しかし, 穀類, たん白質, 脂肪エネルギー比は両者ともほとんど差がみられなかった。さらに動物性たん白質比は両者ともに概ね食事箋に適したものであった。
  • 勤労長期透析患者の食事管理 (第6報)
    松本 恵子, 奥富 善吉, 安藤 まち, 一寸木 宗一
    栄養学雑誌
    1985年 43 巻 4 号 193-198
    発行日: 1985年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    透析患者の生存率が著明に向上し, 勤労に従事する者も多くなり, したがって職場において外食する機会が増加している。ところが, この外食が透析療法を遂行し, 体調を維持するうえで問題となり, 自己管理に自信を失う要因ともなっている。そこで勤労透析患者の外食摂取状況を調査し, 栄養指導を行うことによりどのような効果がみられるか検討した。すなわち, 昭和57年4月から58年3月までの調査 (栄養指導前) と, 昭和59年8月までの調査 (栄養指導後) を比較したところ, 栄養指導による若干の改善が認められたので報告する。
    結果を要約すると以下のとおりである。
    1) 栄養指導前では“外食しない”が42.8%であったが, 指導後では66.7%であり, 外食回数が減少する傾向がうかがえた。また栄養指導前における外食の理由は,“楽しみのひとつ”52.4%,“弁当を作るのが煩わしい”33.3%であったが, 指導後では“仕事の都合で仕方なく”71.4%,“楽しみのひとつ”23.8%と変化した。
    さらに意識的に避ける料理・食品として栄養指導前では,“めん類”,“生野菜”,“丼物”などであったが, 栄養指導後では“しょうゆ・ソース・その他の調味料”となった。
    2) 外食時の鋭敏な味覚, 好まれる味覚については,“鹹味”,“酸味”,“甘味”などであり, そのうち“無回答”が66.6%という高率を示した。
    3) アルコール摂取の調査では, 栄養指導前では“飲まない”が52.4%であったが, 栄養指導後では71.4%に増加した。また摂取理由は栄養指導前・後ともに“仕事上のつき台いのたや”が過半融を占めた。
    4) 外食時の留意点は栄養指導前・後ともに,“塩分”,“たん白質”摂取に関してであるが, 特に栄養指導後では1日の総摂取量について十分配慮する者が多くなった。また料理を決める動機も栄養指導前の“嗜好に合わせる”から, 栄養指導後では“栄養的な面”へと変化した。
  • 勤労長期透析患者の食事管理 (第1報)
    松本 恵子, 奥富 善吉, 安藤 まち, 一寸木 宗一
    栄養学雑誌
    1984年 42 巻 2 号 99-105
    発行日: 1984年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    この報告は著者らが, 勤労長期透析者の食生活, 就労状況, 予後についての実態調査を行ったものである。
    その結果は以下のようである。
    1) 勤労長期透析者の平均年齢は41歳であり, 元の職場に復職したものは66%であった。
    2) 食生活において, エネルギー, 水分, たん白質および食塩などの摂取は制限範囲内にあり, 各微量栄養素については, カリウムは制限内にあったが, カルシウムの摂取は著しく不足していた。
    3) たん白質エネルギー比, 脂肪エネルギー比, 穀類エネルギー比はほぼ良好な結果が得られていた。
    4) 職場復帰後, 長期勤労透析者の食事管理の指標として, 体重増加量, 尿素窒素および尿素窒素/クレアチニン比について測定した。多くの患者では基本透析食に対する努力のあとが窺えた。
  • 勤労長期透析患者の食事管理 (第5報)
    松本 恵子, 奥富 善吉, 安藤 まち, 一寸木 宗一
    栄養学雑誌
    1985年 43 巻 3 号 143-148
    発行日: 1985年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    昨今における医療技術の進歩, 病態生理の解明は, 透析者の予後を著明に改善させている。よって日常, 食事制限を余儀なくされている透析者が, 冠婚葬祭あるいは正月などの特別食に, いかに対応しているかを知ることも, 栄養指導の一助となるものと考える。今回, 透析者の正月料理の摂取状況および周囲の環境によって, 食生活がいかなる変化を受けるかについて調査し, その結果に基づき栄養指導を行った。
    結果を要約すると以下のごとくであった。
    1) 日常の基本透析食摂取時, および栄養指導前 (昭和58年正月3が日), あるいは栄養指導後 (昭和59年正月3が日) の各栄養素摂取量について, 1日の平均摂取量を比較した。栄養指導前摂取不足であったエネルギーは, 栄養指導後増加し, また過剰摂取を示したたん白質, 水分, 塩分は制限範囲内に抑えられた。
    2) 栄養指導前, 過剰摂取であったたん白質, 塩分, Kの給源となる食品群について検討した。指導前,摂取比率の高かった魚介類およびその加工品が, 指導後漸減し, 基本透析食摂取時に近いパターンが得られた。
    3) 基本透析食摂取時のたん白価は73, 第1制限アミノ酸はイソロイシンであり, 栄養指導前および後の値は75, 84, 第1制限アミノ酸はトリプトファンであった。
    4) 栄養指導後における正月3が日の生化学的検査値は, 栄養指導前に比較して安定した値が得られ, 正月行事食に対する栄養指導効果が表れる結果を得た。
    5) 栄養指導前における透析者の行事食に対する考え方は, 周囲の環境に影響される傾向が見受けられた。しかし指導後は, 基本透析食に準じた食生活状況を示し, 自己管理に対する前向きの姿勢が強くうかがわれた。
  • 勤労長期透析患者の食事管理 (第3報)
    松本 恵子, 奥富 善吉, 安藤 まち, 一寸木 宗一
    栄養学雑誌
    1984年 42 巻 5 号 273-279
    発行日: 1984年
    公開日: 2010/04/30
    ジャーナル フリー
    近年, 透析患者の社会復帰を目標に, 透析療法の研究が広く行われている。腎不全患者の無機質に関しては, Kはもとより, P, Mgなど重要性が認められていながら一定の所要量もなく, これらに関する知見も少ない。よって多くの透析患者は, 定期的な生化学的検査値に基づいて食事療法を行っているにすぎない。そこで透析患者の基本食中の無機質含量と血清中無機質含量を測定し, それらの相関性について追究した。
    結果を要約すると, 以下のごとくであった。
    1) 摂取食事中の無機質含量は, 健常者と透析者において, K (p<0.05), P (p<0.05), Ca (p<0.05) およびNa (p<0.01) で有意の差が認められた。FeおよびMgについては有意の差は認められなかった。
    2) 透析患者の無機質摂取量と透析前における血清中無機質含量の相関性を求めた結果, Kではr=0.39, Caはr=0.81 (p<0.01), Pはr=0.15, Mgはr=0.82 (p<0.01), Feはr=0.92 (p<0.001), Naはr=0.84 (p<0.01) であった。
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