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クエリ検索: "水文学"
6,003件中 1-20の結果を表示しています
  • 池末 啓一
    水利科学
    2018年 61 巻 6 号 89-100
    発行日: 2018/02/01
    公開日: 2019/04/05
    ジャーナル フリー

     恩師金子良先生が亡くなられてから,約40年が経つ。筆者も60歳を過ぎ,今までの研究を総括する時期が来ていると思うようになった。これを機会に,筆者の

    水文学
    研究の原点ともいえる金子先生とのかかわりを振り返ってみようと思う。先生は大正元年に生まれ,旧制静岡高校を経て,東京帝国大学を卒業されている。その後,農林省の技師になられ,国内や中国で農業水利調査をされ,昭和17年には若くして北京大学教授に招聘されておられる。戦後,帰国後は農林省に復職され,旧農業土木試験場を中心に
    水文学
    研究一筋に研究生活を送られ,退官後は日本大学教授になれた。戦後,亡くなられるまで長く「資源調査会」の委員もされていた。先生には多数の論文があるほか,二冊の『農業
    水文学
    』という著作がある。このうち一冊は日本
    水文学
    史上に残る水収支研究の名著である。また,先生は一連の水収支研究で「日本農学賞」などを受賞されてもおられる。筆者は先生の晩年の7年間に
    水文学
    の指導を受けた。先生は親しみやすく,表裏がなく,真摯な方で,寡黙の人,研究の人,健脚の人であった。

  • 谷口 真人
    日本水文科学会誌
    2023年 53 巻 79-95
    発行日: 2023/10/20
    公開日: 2023/10/20
    ジャーナル フリー

    この総説では,持続可能な社会に必要な総合知の創出に向けた

    水文学
    の可能性について論じた。まず,水が持つ4つの特徴,
    水文学
    の歴史,地球環境研究と持続可能性研究の統合の動向について説明した。さらに,
    水文学
    の変化と工業化,都市化,緑の革命などの社会変革との関係を整理した。これらに加えて,この総説では,自然
    水文学
    ,社会
    水文学
    ,人文
    水文学
    の分類だけでなく,学問,学際,超学際としての
    水文学
    についても議論した。最後に,この総説では,地球と人類のシステムに組み込まれた歴史として,総合知の創出に向けた
    水文学
    の可能性を概観した。

  • 都市
    水文学
    研究会
    土木学会論文集
    1986年 1986 巻 375 号 29-41
    発行日: 1986/11/20
    公開日: 2010/08/24
    ジャーナル フリー
  • 沖 大幹
    学術の動向
    2022年 27 巻 1 号 1_12-1_16
    発行日: 2022/01/01
    公開日: 2022/05/31
    ジャーナル フリー

     水の研究は、物理学、化学、生物・生態学、地球科学、地理学、工学、農学、林学、医学、人文社会科学の広い分野にかかわっているが、中でも、人間活動への応答も含めて地球上の水の循環を研究する学問を

    水文学
    (すいもんがく、hydrology)と呼ぶ。水の禍を最小限に抑えつつ水の恵みを最大限に受けたいという社会的な要請に応える実学としての側面も以前には強く、「忘れられた科学」とさえ揶揄された
    水文学
    だが、様々な側面で水循環抜きには語れない地球規模課題の解決に向けた学術の興隆に伴い、今や21世紀の地球科学に欠かせない存在となり、科学と社会が垣根を越えて協業を進めようという超学際(transdisciplinary)研究の一翼を担っている。グローバル
    水文学
    の視点から、過去30年の
    水文学
    の発展を振り返り、今後のさらなる発展の機会について論じる。

  • 中村 晋一郎, 木村 匡臣, 乃田 啓吾, 渡部 哲史, 西原 是良
    水文・水資源学会誌
    2020年 33 巻 5 号 203-211
    発行日: 2020/09/05
    公開日: 2020/10/08
    ジャーナル フリー

     人と水に関する新たな学問「社会

    水文学
    」(socio-hydrology)が提唱されて以降,人間-水システムの動態や共進化に関する研究が急速に進んでいる.本論では社会
    水文学
    の体系と研究の世界的動向を解説するとともに,それらを踏まえて,日本における社会
    水文学
    の展開の可能性と課題について考察を行った.社会
    水文学
    は,人間-水システムの相互作用の中に潜む「規則性」または「再帰性」を見出す実証的学問であり,「歴史社会
    水文学
    」,「比較社会
    水文学
    」,「帰納社会
    水文学
    」の3つの体系によって成り立っていることを研究事例とともに解説した.また,日本における社会水文研究の展開の可能性と課題として,①パラダイムシフト研究,②日本の蓄積の活用と学際的コミュニティの形成という2点を提示した.

  • 仲上 健一
    水資源・環境研究
    2015年 28 巻 2 号 130-134
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/12/28
    ジャーナル フリー
  • *木村 匡臣, 中村 晋一郎, 岡崎 淳史, 土井 祥子, 西原 是良, 山崎 大, 渡部 哲史
    水文・水資源学会研究発表会要旨集
    2021年 34 巻 OP-G-03
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/12/30
    会議録・要旨集 フリー

    近年,欧米を中心として人間社会と水循環の相互関係を扱う研究が盛んに行われるようになってきており,特に2010年代に入りSivaparanらを中心に「社会

    水文学
    」(socio-hydrology)が提案されて以降,人間活動と水循環の相互関係を中心課題として扱う研究・学問分野が体系化されつつある.これらの一連の関連研究は日本の水循環や水資源管理を考える上でも極めて有益と考えられる.2018年度研究グループ助成を受けた著者らの活動では,社会
    水文学
    に関する研究の世界的動向を整理するとともに,そこから日本での社会
    水文学
    研究の推進の可能性について調査を行ってきた.その結果,日本では特に戦後から高度成長期にかけて水文の自然的側面だけでなく,社会的現象に焦点を当てた研究が数多く存在し,それらの成果と蓄積は現在の世界的な社会
    水文学
    の動向においても極めて価値が高いことが明らかとなってきた.そこで2019年度の研究グループ活動では,これまでの我が国での水文・水資源分野の蓄積を踏まえて,我が国への社会
    水文学
    のフレームワークの適用に向けた具体的な研究手法を検討することを目的とした.

  • *五名 美江, 篠原 慶規, 小田 智基, 山川 陽祐, 正岡 直也, 若原 妙子, 長谷川 規隆, 鶴田 健二, 平岡 真合乃, 飯田 真一
    水文・水資源学会研究発表会要旨集
    2013年 26 巻 G3
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/12/01
    会議録・要旨集 フリー
    水文・水資源学は物理的・化学的・生物学的・社会学的側面を持つ学際的な学問であり、それぞれの分野においても、さらに細分化が進んでいる。一方で、森林と水循環に関わる分野に対する社会的な期待は高まっており、この分野に関する研究を志す学生や若手研究者は、将来展望をもって分野内外の現実的な課題やその他の研究課題に取り組む必要があると考える。森林
    水文学
    および関連分野の将来を担う学生および若手研究者が研究発表および討論を行う場を提供し、若手間の交流を図るとともに、これからの森林
    水文学
    について考え、各自の将来の展望や進むべき方向性を見出すために必要な情報を共有することを目的とし、「第3回 森林
    水文学
    を考える若手研究者の会」を2012年12月2日に東京大学生態
    水文学
    研究所赤津宿泊施設において開催した。その活動報告を行う。
  • *上田 渉多, 田中 隆文
    日本森林学会大会発表データベース
    2013年 124 巻 F21
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/08/20
    会議録・要旨集 フリー
    森林
    水文学
    は現在までに、酸性雨が森林に与える影響、森林減少が気候変動に与える影響などグローバルな問題を受けて発展してきた。しかしこのように発展していくにしたがって、森林
    水文学
    は「研究」としての面が強くなり、研究成果を社会に伝える、社会に役立てるという面を疎かにしがちになった。そのため、森林
    水文学
    者と社会の認識の間に大きなギャップが生じるようになった(蔵治 2007)。このような問題に対して藤垣(2006)は、科学者と社会の間に隔たりが生じてきた現在、人文社会科学的な観点から社会の動向を研究し、社会のニーズを理解していくことは非常に重要なことであると述べている。
    そこで、本研究では人文社会学的な手法としてテキストマイニングに注目した。テキストマイニングとはテキストに対してデータ処理を行い、隠れた事実や意識調査を行う手法である。
    今回の発表では、テストケースとして各県で実施されている森林環境税事業資料に対してテキストマイニングを適応し、人々の森林に対する意識を調査した。また、今後の展望として森林
    水文学
    が社会に対して貢献するためのより実利的な「森林
    水文学
    」の姿の在り方を模索した。
  • 森 也寸志
    土壌の物理性
    2016年 133 巻 41
    発行日: 2016年
    公開日: 2021/07/16
    ジャーナル フリー
  • 竹内 邦良
    水文・水資源学会誌
    2002年 15 巻 1 号 1-2
    発行日: 2002/01/05
    公開日: 2009/10/22
    ジャーナル フリー
  • 坂本 康, 竹内 邦良
    水理講演会論文集
    1987年 31 巻 143-148
    発行日: 1987/01/16
    公開日: 2010/06/04
    ジャーナル フリー
  • 角屋 睦
    水文・水資源学会誌
    1995年 8 巻 1 号 7-12
    発行日: 1995/01/05
    公開日: 2009/10/22
    ジャーナル フリー
  • 休廃止鉱山の鉱害防止技術に関する研究 (2)
    岡 行俊, 寺田 孚, 黒田 和男, 小迎森 一夫, 中野 拡二, 片桐 牧雄, 秤 信男
    日本鉱業会誌
    1977年 93 巻 1075 号 603-608
    発行日: 1977/09/25
    公開日: 2011/07/13
    ジャーナル フリー
    At the Horobetsu Sulphur Mine, a closed mine in Hokkaido, the strong acid mine water, in which its pH is 1.5-2.0, even now continues to tlow out of the underground at the rate of 4-7m3/min. The treatment of acid mine water has been carried out by the method of lime neutralization, since the mine was closed.
    Recently, however, the lack of site for dumping the sludgeproduced by the water treatment has become an urRent problem to solve.
    Therefore, authors have considered on sealing the mine to reduce the drainage. Consequently, the.hydrological survey on this mine district and the prediction on the mine drainage by sealing have been carried out under the request of Metal Mining Agency of Japan. Results obtained by these survey and prediction are as follows:
    (1) The amount of recharged water into the ground near the top of hill side in this mine area is 6-7mm/day in rainy season and 1-3mm/day in dry season.
    (2) The permeability of rock formation in this mine district is approximated to 4×10-5cm/sec according to the wide area observation.
    (3) If the level of water impounded in the underground mining zone is risen up to 50 and 100 meters vertically by sealing, the amount of mine drainage may decrease about 13 and 35%, respectively.
  • *田中 隆文, 前田 賢治, 鈴木 賢哉
    水文・水資源学会研究発表会要旨集
    2007年 20 巻 P-26
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/04/03
    会議録・要旨集 フリー
     20年前にいくつかの学問分野の横断的な研究組織として水文・水資源学会が設立されたが,その構成分野の一つが森林
    水文学
    分野であった。「森林
    水文学
    」の明確な定義は教科書にはなく、「森林の立場を明らかにする」(中野1976),「森林分野における
    水文学
    」(塚本ら1992),「森林という場を対象とした
    水文学
    」(久米ら2007)などと使用されている。しかし様々な森林の機能・関与・存在についての研究において当該の森林がどのような森林なのかを適切に表現することが伴わなければ,その研究成果が広く
    水文学
    に貢献していくことにはならないであろう。それは単に様々なインデックスや物理量などのどれを選択するかという問題ではなく、調査の方法・規模、モデルの構造・運用など研究の本質に関わった問題である。  田中・鈴木(2007)は,森林を表現する際の問題点として,以下の6点を指摘した。1)対象とする大きさ(プロットか斜面か広域か),2)構成物(個葉,幹,鉛直構造,水平構造)の簡略化の程度,3)視点位置(林冠上,林内,林床,林縁),4)外的要素の存在(地形,天候),5)(天然林vs人工林,針葉樹林vs広葉樹林というような)単純パターン化,6)森林表現の情報発信側・受信側の乖離した心象形成,である。他分野の生態学・森林経営学・景観学・砂防学という分野ではそれぞれ上記1)2)3)について明確な方向性があり4)5)6)による問題を抑制しているように見受けられる。しかし
    水文学
    においては様々な時空間スケール,簡略化,扱いの森林表現が混在しており、どのような方向性で個々の水文観測・測定が性格づけられるのか,それらの成果を蓄積していく際にはどんな森林表現が必要とされるのかについて,従来あまり議論されていなかった。  そこで著者らは,横断的学会である水文・水資源学会の設立後20年間の同学会誌掲載論文において森林がどのように表現されてきたかを、特に流出との関わりついて調査した。その結果を報告する。
  • 丸山 利輔
    農業土木学会論文集
    2003年 2003 巻 224 号 261-273
    発行日: 2003/04/25
    公開日: 2011/08/11
    ジャーナル フリー
    本報告は, 農業土木分野で行なわれた, 20挺紀における
    水文学
    研究の流れを概観したものである.農業土木学会は, 1929年に設立され, それ以降, 学会誌, 論文集の形で, 農業土木関係の研究成果を公表している.本報告は, これらの成果を主な資料として,
    水文学
    を, 浸透・蒸発散・流出・地下水・水温・水質の6分鐸に分け, 各分野の研究の流れを研究者の名前をつけて整理したものである.とくに, 各分野の研究の消長を, その時代の政治経済的・農政の動向とその時代の他分野の科学技衛進展との関係において整理した.その結果, これら
    水文学
    の各分野は, その時代背景、科学技衛の発展に強く影響されながら発展してきたことがわかる.また,
    水文学
    の各分野とも, 主な研究については簡単な説明をつけると共に, その相互の関係についても説明を加え, 今後の研究について展望した.
  • *中村 晋一郎
    水文・水資源学会研究発表会要旨集
    2019年 32 巻
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/12/07
    会議録・要旨集 フリー

    西洋文明の近代化とその世界への波及とともに,人々の生活や経済活動は自然環境へ多大な影響を与えるようになった.いまやその活動は,地球全体の気象・水循環システムへまで影響を及ぼすほどに拡大・膨張を続けている.洪水・渇水の激化,淡水の塩水化,上下流での水争い,森林減少や降水パターンの変化に伴う流出量の変化といった水に関する課題群は世界各国で報告されている.日本においても,水資源管理の急激な近代化とともに水資源は近代インフラシステムの一部として管理・利用されるようになり,上に挙げたような課題が各地で観察されている.持続可能な水管理を検討するためには,以上のような人間社会が水循環へ与えるもしくは与えてきた影響を,長期的且つ人間社会と水循環の相互的な関係の中で理解する必要がある.

    近年,欧米を中心として人間社会と水循環の相互関係を扱う研究が盛んに行われるようになってきており,特に2010年代に入りSivaparanらを中心に「社会

    水文学
    」(socio-hydrology)が提案されて以降,人間活動と水循環の相互関係を中心課題として扱う研究・学問分野が体系化されつつある.これらの一連の研究は日本の水循環や水資源管理を考える上でも極めて有益と考えられる.一方でアジアモンスーン域に位置し,過去1世紀で急激な近代化を果たした日本において,社会水文に関する事象は欧米諸国で観察されているそれとは異なると考えられ,既往研究で指摘された欧米各国での現象やその観察によって構築された理論やモデルが日本へどの程度適用・応用可能か検証が必要である.

    そこで本発表では,社会

    水文学
    に関する研究の世界的動向を俯瞰するとともに,日本での社会
    水文学
    研究の展開の可能性について考察する.社会
    水文学
    については,Pande and Si-vapalan (2016) 等の総論が既出であることから,詳細はこれらの論文に譲ることとし,本発表では具体的な社会
    水文学
    の研究事例を紹介しつつ,その学問体系を概説し,日本でのこれまでの社会的視点から実施された
    水文学
    研究を踏まえたうえで,日本における社会
    水文学
    研究の展開の可能性と課題について考察する.

  • *難波 美芸
    水文・水資源学会研究発表会要旨集
    2023年 36 巻 PP-P-16
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/01/01
    会議録・要旨集 フリー

    人類学における水の研究は、水や川、海が持つ象徴性や神話伝承研究にはじまり、災害人類学で扱われる水害から、資源としての水をめぐるポリティクス、海洋民や川と共に生きる人々の在来知など、その対象は多岐にわたる。近年では、二十世紀後半から活発化した反人間中心主義の流れや人新世の議論と合流することで、人間と河川、森林、農地など異なる要素間の相互作用による生成変化への注目が高まっている。一方、自然科学的な視点が主流だった従来の

    水文学
    は、人間活動と水循環との相互作用に焦点をあてる社会
    水文学
    という新たな領域を発展させ、両者の双方向的なフィードバック、あるいは共進化のあり方に注目してきた。さらに近年の社会
    水文学
    では、持続可能な水のあり方を模索するため、分野を超えた学際的な研究の必要性を訴えている。本発表は人類学の分野からそのような呼びかけに応える試みである。現代人類学は、人間と自然という二項対立を超えようと、さまざまな理論や視点を作り出してきたが、社会
    水文学
    が「水と社会の間の相互作用」というとき、その両者は異なる領域に属する要素なのだろうか。本発表では、水と社会、自然と文化、人間と非人間といった分断と境界について、人類学における関係論的な視点から考察し、発表者がラオスで調査を行った流れ橋の事例に加えて、橋と空間、モビリティに関する考古学の先行研究を紹介し、社会
    水文学
    との協働の可能性を探っていく。

  • 榧根 勇
    日本水文科学会誌
    2015年 45 巻 1 号 17-19
    発行日: 2015/02/28
    公開日: 2015/03/31
    ジャーナル フリー
  • 松山 洋
    地理学評論 Series A
    2015年 88 巻 5 号 531-532
    発行日: 2015/09/01
    公開日: 2019/10/05
    ジャーナル フリー
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