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クエリ検索: "王宝禮"
69件中 1-20の結果を表示しています
  • 歯科医師・歯科衛生士は禁煙支援の適任者
    王 宝禮, 渡部 茂, 前田 隆秀, 宮沢 裕夫
    小児歯科学雑誌
    2009年 47 巻 3 号 419-426
    発行日: 2009/06/25
    公開日: 2015/03/11
    ジャーナル フリー
    喫煙は喫煙者だけではなく,間接的に非喫煙者の健康に対しても悪影響を及ぼすことが知られている。また,口腔疾患における環境面からみた最大のリスクファクターであり,その発症や進行,治療効果の低下に関与していることが報告されている。タバコの小児に対する健康被害は計り知れない。このような背景から,2004 年に日本小児アレルギー学会,日本小児科学会が「禁煙推進に関する宣言」を行い,さらに日本小児科学会,日本小児保健協会,日本小児科医会の3 団体が「子どものための無煙社会推進宣言」を行った。さらに,2006 年歯科医学の関連学会である日本口腔衛生学会,日本口腔外科学会,日本歯科医学総会,日本歯科医師会で「禁煙宣言」がなされ,日本歯科衛生士会でも「禁煙推進宣言」がなされた。つまり,喫煙対策は医療者である歯科医師,そして歯科衛生士の使命なのである。本稿では,タバコの小児に対する影響を基礎医学,臨床医学の面から考察する。
  • 古森 賢, 山根 一芳, 王 宝禮
    歯科医学
    2016年 79 巻 2 号 53-61
    発行日: 2016/09/25
    公開日: 2017/01/10
    ジャーナル フリー

    口腔感染症から分離される細菌には,sucrose 非依存性に菌体外マトリックスを産生する株が存在する.これらの細菌の産生する菌体外マトリックスは貪食抵抗因子として働くだけでなく,菌体を周囲の環境から保護し,疾患の慢性化,難治化に重要な役割を果たすことが分かっている.我々はこれまでに数回の根管治療にもかかわらず,持続的に単一の細菌種が分離される難治性根尖性歯周炎の病巣からRothia muci laginosa DY­18 株(DY­18 株)を分離し,この菌株が菌体外マトリックスを産生することで治療に抵抗して病巣で長期に生存することを明らかにしてきた.本研究ではDY­18 株のバイオフィルム形成について更に詳細に検討し,その遺伝学的な背景を明らかにすることを目的に,浮遊状態の細胞と,バイオフィルム形成状態の細胞の遺伝子発現をマイクロアレイ分析した. 培養菌液の粘度からEPS の産生量を経時的に測定すると,種菌接種30 時間後から42 時間後まで粘度が著しく上昇していた.また,種菌接種36 時間後の振盪培養した浮遊状態と,静置培養したバイオフィルム形成状態の培養菌液の粘度を比較したところ,振盪培養では粘度上昇が認められず,静置培養時とは菌体外マトリックスの産生量に大きな差があることが示された.そこでDY­18 株のゲノム情報を基にマイクロアレイをデザインし,浮遊状態とバイオフィルム形成状態の細胞における遺伝子の発現量を測定した.その結果,バイオフィルム形成状態でDNA polymerase Ⅲsubunit beta, signal transduction histidine kinase, mo­ lecular chaperone をコードする遺伝子が有意に発現上昇していることが明らかになった.これらの遺伝子は,DY­18 株のバイオフィルム形成に重要な役割を果たしていると考えられる.

  • 今村 泰弘, 王 宝禮, 久野 知子, 音琴 淳一, 藤井 健男, 太田 紀雄
    歯科薬物療法
    2006年 25 巻 1 号 17-21
    発行日: 2006/04/01
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    ポストジェネティック時代では, 遺伝子と口腔疾患との関連をより理解することが必要である.例えば1塩基多型性 (SNPs) はDNA配列の多様性の中で最も一般的な様式であり, それらの解析の中で多くの遺伝子がカバーされている.SNPsテストなどの遺伝子検査を行うためには, 患者からDNAサンプルを得る必要がある.近い将来, 遺伝子検査はチェアサイドの手法として, 一般検査で広く用いられるようになるだろう.そのためには身体への侵襲が最小限であり, 患者に不安を与えない方法を用いることが最適となる.今回, われわれは歯ブラシを用いて舌粘膜細胞からDNAサンプルを回収する簡便な方法について報告する.
  • 大阪歯科大学小児歯科学講座
    歯科医学
    2016年 79 巻 2 号 77
    発行日: 2016/09/25
    公開日: 2017/01/10
    ジャーナル フリー

    静置培養時と振盪培養時の Rothia mucilaginosa の遺伝子発現の比較

    古森賢・山根一芳・

    王宝禮
    (大阪歯大・細菌)

    口腔感染症から分離される細菌には,シュクロース非依存性に菌体外マトリックスを産生する株が存在する.これらの細菌の産生する菌体外マトリックスは貪食抵抗因子として働くだけでなく,菌体を周囲の環境から保護し,疾患の慢性化,難治化に重要な役割を果たすことが分かっている.我々はこれまでに数回の根管治療にもかかわらず,持続的に単一の細菌種が分離される難治性根尖性歯周炎の病巣からRothia mucilaginosa DY­18 株(DY­18 株)を分離し,この菌株が菌体外マトリックスを産生することで治療に抵抗して病巣で長期に生存することを明らかにしてきた.また,我々はDY­18 株の産生する菌体外マトリックスが,中性糖として主にガラクトース,マンノース,ラムノース,グルコースを含み,アミノ糖として少量のグルコサミンとガラクトサミンを含む菌体外多糖(exopolysaccharide, EPS)であり,このEPS がDY­18 株のバイオフィルムの構成因子になっていることを報告した.

    本研究ではDY­18 株のバイオフィルム形成について更に詳細に検討し,その遺伝学的な背景を明らかにする ことを目的に,浮遊状態の細胞と,バイオフィルム形成状態の細胞の遺伝子発現をマイクロアレイ分析した.走査型電子顕微鏡観察の結果,DY­18 株の菌体表面には,バイオフィルム形成菌の特徴である菌体間の網目様構造物が存在していた。さらに,培養菌液の粘度からEPS の産生量を経時的に測定すると,種菌接種30 時間後から42 時間後まで粘度が著しく上昇し,EPS の産生量が増加していた.また,種菌接種36 時間後の振盪培養した浮遊状態と,静置培養したバイオフィルム形成状態の培養菌液の粘度を比較したところ,振盪培養では粘度上昇が認められず,静置培養時とはEPS の産生量に大きな差があることが示された.そこで,我々が決定したDY­18 株のgenome の配列とアノテーションを基にマイクロアレイをデザインし,浮遊状態とバイオフィルム形成状態の細胞における遺伝子の発現量を測定した.両培養条件における各遺伝子の発現量を比較した結果,バイオフィルム形成状態でDNA polymerase III subunit beta(NCBI locus tag ;RMDY18_00020),signal transduction histidine kinase(RMDY18_00350),mo­ lecular chaperone DnaK(RMDY18_16800)をコードする遺伝子が有意に発現上昇していることが明らかになった.これらの遺伝子は,DY­18 株のバイオフィルム形成に重要な役割を果たしていると考えられる.

  • 徳間 みづほ
    老年歯科医学
    2006年 20 巻 4 号 356-361
    発行日: 2006/03/31
    公開日: 2014/02/26
    ジャーナル フリー
  • 具志 明代, 田原 英一
    日本東洋医学雑誌
    2021年 72 巻 4 号 354-360
    発行日: 2021年
    公開日: 2023/03/03
    ジャーナル フリー

    局所麻酔下切開排膿適応の感染性表皮嚢腫(IEC)患者125例(男性52例 女性73例)に対して排膿散及湯(HST)内服治療を行い,感染兆候軽快後1年再発のないものを略治とし,略治率,略治までの日数について性別,年齢,罹患部位,抗菌剤併用有無,基礎疾患の有無で後ろ向き研究を行った。結果は全体としては88例(70%)が略治した。性別検討では男女差はなかった。年齢別検討では30—50歳代で脱落が多く,この年代でやや略治率は低い傾向であった。部位別検討では略治率が背部・臀部以外群で63例/78例中(80%)であり有意に高かった。同群の平均内服日数は13.3日だった。抗菌剤併用について,略治率は併用群が高い傾向だったが,平均内服日数は HST 単独群が11.9日で HST 単独群が有意に短かった。基礎疾患群は24例中21例(87.5%)略治し通常群に比べ有意に高かった。平均内服日数に有意差はなかった。

  • 藤井 彰
    歯科薬物療法
    2008年 27 巻 2 号 67
    発行日: 2008/08/01
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 王 宝禮, 今村 泰弘, 藤井 健男, 音琴 淳一, 太田 紀雄, 大浦 清
    歯科薬物療法
    2004年 23 巻 3 号 101-107
    発行日: 2004/12/01
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    本研究では, ヒスタチンを用いて歯肉組織中に最も多く存在するヒト歯肉線維芽細胞に対する影響について検討を行った.ヒスタチンは新鮮ヒト耳下腺唾液を用いてハイドロキシアパタイトクロマトグラフィーによって分離, 精製された.ヒト歯肉線維芽細胞は, インフォームドコンセントのもと抜歯後の歯に付着する歯肉組織から摘出した.ヒト歯肉線維芽細胞は, ヒスタチンを添加し培養された.細胞増殖はMTT分析, DNA合成はBrdU法, Ki-67タンパク質の検出はウエスタンブロット法で行われた.結合分析はオプティカルバイオセンサーによって行われた.ヒスタチンは, ヒト歯肉線維芽細胞に対して増殖率, DNA合成率, Ki-67タンパク質量を増加させた.ヒスタチンとヒト歯肉線維芽細胞の結合が確認できた.以上の結果から, ヒスタチンがヒト歯肉線維芽細胞の増殖を誘導したことを示唆した.将来的に, ヒスタチンが歯周病患者における歯肉線維芽細胞の再生を誘導する可能性があるかもしれない.
  • 押領司 謙, 今村 泰弘, 藤垣 佳久, 岩崎 浩, 宮沢 裕夫, 王 宝禮
    小児歯科学雑誌
    2008年 46 巻 2 号 151
    発行日: 2008/04/25
    公開日: 2013/01/18
    ジャーナル フリー
  • 王 宝禮, 早坂 奈美, 山口 康代, 王 龍三
    日本東洋医学雑誌
    2018年 69 巻 2 号 117-126
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/11/08
    ジャーナル フリー

    排膿散及湯の歯周炎に対する有効性の確認を目的として,ラット口腔内の右側下顎第一臼歯部の歯肉にカラゲニンの処置により歯周炎を惹起させ,排膿散及湯2900mg/kg を10日間経口投与し,歯周炎に対する排膿散及湯の抗炎症作用の効果を検討した。歯周炎に及ぼす効果について,写真撮影による歯肉の状態の経過観察,最終投与後に摘出した炎症部位の病理標本による病理組織学的分析により評価した。その結果,排膿散及湯は,歯肉の腫脹を抑制すると共に,病理組織学的分析において歯周ポケットが浅くなり,上皮層糜爛改善,上皮突起の伸張,炎症細胞の減少,歯根膜の成熟を確認できた。さらに,好中球数の減少,血管数の増加傾向,破骨細胞数の減少傾向を確認した。また,ポケット接合上皮に生じた上皮脚の伸長とポケット上皮の根尖側への側方増殖が軽減した。以上の結果より,排膿散及湯が歯周炎に対して抗炎症作用を有する可能性が示唆された。

  • 歯科医学
    2019年 82 巻 1 号 19-23
    発行日: 2019/03/25
    公開日: 2019/06/25
    ジャーナル フリー

    1. 西川哲成, 今井弘一,

    王宝禮
    , 松本秀範, 益野一哉, 坂下和子, 田中昭男, 川添堯彬. 4年次冬季強化合宿の実践.

    2. 安井由香, 田中順子, 覺道昌樹, 田中昌博. アイトラッカーを用いた若年層と高齢者における食形態の変化に伴う嗜好と視線の関連.

    3. 杉立尚城, 田中順子, 田中昌博. 試作した全顎咬合印象用トレーで製作した歯列模型の咬合接触の再現性: 通法と咬合印象用の比較.

  • 漢方処方の副作用と相互作用
    王 宝禮
    歯科薬物療法
    2012年 31 巻 3 号 108-113
    発行日: 2012/12/01
    公開日: 2013/02/25
    ジャーナル フリー
  • 任 智美, 梅本 匡則, 前田 英美, 西井 智子, 阪上 雅史
    口腔・咽頭科
    2017年 30 巻 1 号 31-35
    発行日: 2017/03/31
    公開日: 2017/05/31
    ジャーナル フリー

     味覚異常の症状は「味覚低下」や「消失」,「解離性味覚障害」のような量的味覚異常と「自発性異常味覚」や「異味症」などの質的味覚異常に分類される. 障害部位としては受容器障害, 末梢神経障害, 中枢性障害, 心因性に分けられ, 受容器障害の病態としては亜鉛欠乏による味細胞のターンオーバー遅延が一般的である. 電気味覚検査や濾紙ディスク法で定量的, 定性的な味覚機能評価を行い, 病態を把握したうえで味覚障害と診断される. 現在では亜鉛内服療法のみがエビデンスをもつ治療であるが, 漢方の有効性も報告されており, 著効する例も経験する. 味覚異常は時に消化器疾患, 血液疾患, 皮膚疾患, 精神疾患, 神経疾患などが背景に存在する場合もあり, 味覚異常を局所的な疾患として捉えるのではなく, 全身を把握しておく必要があるものと考える.

  • ―薬物性歯肉線維芽細胞に対するニフェジピンと柴苓湯の影響―
    王 宝禮, 服部 敏己
    歯科薬物療法
    2008年 27 巻 2 号 97-102
    発行日: 2008/08/01
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    Calcium antagonists such as nifedipine are used for the treatment of hypertension but are known to elicit gingival overgrowth. The enhanced proliferation of gingival fibroblasts, the increase of bFGF (basic fibroblast growth factor) production and the decrease of phagocytosis of collagen by fibroblasts are proposed to be the mechanism for drug-induced gingival overgrowth. Plaque control and gingivectomy in severe case are necessary for the treatment of gingival overgrowth, but gingival overgrowth recurs in cases of poor plaque control. Moreover, it is difficult to stop drug administration because treatment of hypertension is preferred.
    Sai-rei-to is a Japanese traditional medicine used for the treatment of acute gastroenteritis and edema. Sai-rei-to has an inhibitory effect on cell proliferation such as rat mesangial cells and fibroblasts in idiopathic retroperitoneal fibrosis. Sai-rei-to has also an anti-inflammatory effect and is used for the treatment of rheumatoid arthritis, lupus erythematosus and glomerulonephritis. From these effects, we assumed that Sai-rei-to is effective for the treatment of drug-induced gingival overgrowth. We investigated the effects of Sa-rei-to on nifedipine-induced fibroblast proliferation and production of bFGF and type I collagen using an in vitro gingival overgrowth model in which human gingival fibroblasts, Gin-1, were treated with nifedipine.
    Sai-rei-to decreased nifedipine-induced cell proliferation and productions of bFGF and type I collagen in a dose-dependent manner. These results suggest that Sai-re-to may be effective for the prevention and treatment of drug-induced gingival overgrowth.
  • 漢方医学治療の考え方―四診からわかる「証」―
    王 宝禮
    歯科薬物療法
    2012年 31 巻 1 号 28-33
    発行日: 2012/04/01
    公開日: 2012/04/25
    ジャーナル フリー
  • 大島 光宏, 山口 洋子
    日本薬理学雑誌
    2013年 141 巻 6 号 314-320
    発行日: 2013年
    公開日: 2013/06/10
    ジャーナル フリー
    成人の約8割が罹患しているとされる歯周病は歯肉炎と歯周炎に分けられる.歯肉炎の原因は主に細菌であり治療可能であるが,歯が抜ける歯周炎は,原因が未だ不明であり,有効な薬物治療法も確立されていないなど問題が残されている.筆者らは最近,歯肉上皮細胞と組み合わせてコラーゲンゲル三次元培養で検討した結果,重度歯周炎罹患患者の歯肉より,コラーゲンを極度に分解する「アグレッシブな線維芽細胞」を分離し,この細胞が歯周炎の原因のひとつである可能性が高いことを見出した.本稿では,この着想に至った経緯と歯周炎をコントロールできるような治療薬の探索の試みについて論述する.
  • 桃田 幸弘, 東 雅之, 小林 真之
    歯科薬物療法
    2018年 37 巻 3 号 129-133
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/02/14
    ジャーナル フリー
  • 犬飼 賢也, 堀 知行
    日本東洋医学雑誌
    2021年 72 巻 2 号 124-129
    発行日: 2021年
    公開日: 2022/07/29
    ジャーナル フリー

    副鼻腔真菌症に対する治療は上顎洞の洗浄,手術が一般的である。今回は洗浄のみでは改善しなかったが,辛夷清肺湯を使用したところ,急激に真菌塊が排泄された症例を経験したので報告する。

    57歳男性。X 年5月17日,某大学病院歯科で右上顎智歯を抜歯したが,術前 CT にて右上顎洞真菌症が疑われ,同年6月19日,同院耳鼻科に紹介された。右上顎洞は大きく開放されており,洞内に真菌塊があり,外来で生理食塩水にて適宜洗浄を行い,自宅でも洗浄をしていた。10月19日自宅に近い当院を紹介受診した。辛夷清肺湯を処方した。11月11日,自宅で鼻洗浄をしていたら,真菌塊が排出された。病理ではアスペルギルスであった。

    過去の文献を渉猟した限りでは副鼻腔真菌症に対する辛夷清肺湯の報告はない。洗浄のみでは改善しない副鼻腔真菌症症例に試してみる価値があると思われた。

  • 中村 雅生, 緒方 優一, 木村 豪雄
    日本東洋医学雑誌
    2023年 74 巻 3 号 243-246
    発行日: 2023年
    公開日: 2024/03/03
    ジャーナル フリー

    根尖性歯周炎とは,むし歯(う蝕)などが原因で根の先(根尖)の周囲にある歯周組織に生じた炎症性病変である。治療には原因となっている歯の内部の感染した歯髄や腐敗物,細菌を取り除く感染根管治療を行なう必要がある。症例は77歳男性で,右下第一大臼歯の根尖性歯周炎と診断され,根管治療を勧められたが,その治療に強く抵抗し同意しなかった。そこで排膿散及湯と立効散を用いた漢方治療を行なったところ,抗菌剤,鎮痛剤を用いることなく3年以上安定して経過している。歯根膜炎はそのまま放置していれば徐々に悪化していく可能性が大きい。通常の歯科治療が困難な症例では漢方治療も有用ではないかと思われた。

  • 1.舌の変化を読み取る
    2.口腔領域における漢方の適応を考える
    3.歯科開業医による漢方治療の現状と問題点
    4.学生の意識調査から歯学部の東洋医学教育の現状を考える
    横井 基夫, 王 宝禮, 薗田 順, 栗田 隆
    日本東洋医学雑誌
    2011年 62 巻 2 号 277-300
    発行日: 2011年
    公開日: 2011/07/08
    ジャーナル フリー
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