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クエリ検索: "現代文明学研究"
20件中 1-20の結果を表示しています
  • 石見 和世
    日本小児看護学会誌
    2011年 20 巻 1 号 48-54
    発行日: 2011年
    公開日: 2017/03/27
    ジャーナル フリー
    本研究の目的は、顔や四肢へ外表性疾患をもつ学童へ保護者が行った病気説明と養育態度、保護者が認識している学童の病気の捉え方を明らかにすることである。外表性の疾患をもつ小学3〜6年生の保護者143名に、質問紙調査を行い、有効回答は62名(43.4%)であった。子どもから病気に関する質問を受けたことのある保護者は50名(80.6%)で、疾患の特徴を踏まえて病気になった原因や事実をけがや事故といった比喩を用い、子どもの年齢に応じて工夫を凝らして説明を行っていた。また、保護者からみる学童の病気の捉え方は、受け入れている、何とも思っていないと捉える一方で、苦痛やあきらめに感じていると認識していた。保護者は養育する上で、子どもが病気に立ち向かう心身が培われるよう配慮し、心身の健康管理に気を配っていた。保護者は、子どもが外表性疾患をもちながらも、自律性をもち、明るく前向きに、自分も他者も大切にできる子どもに育つことを望んでいた。
  • 福永 真弓
    学術の動向
    2017年 22 巻 2 号 2_41-2_45
    発行日: 2017/02/01
    公開日: 2017/06/02
    ジャーナル フリー
  • 玉井 真理子
    生命倫理
    1999年 9 巻 1 号 121-126
    発行日: 1999/09/13
    公開日: 2017/04/27
    ジャーナル フリー
    出生前診断には、選択的中絶(selective abortion)を前提にして、あるいは少なくとも考慮の対象として行われるという側面がある。そこで、妊婦やカップルの自律的意思決定の尊重が強調される。この自律的意思決定の尊重にとって、カウンセリングは必須である。カウンセリングとは、単なる丁寧な説明ではなく、心のケアを伴った心理社会的患者支援の一つの形態である。しかし、医療の領域では、丁寧に説明することそのものが不安の解消につながることも多く、カウンセリング的効果を持つ。とくに出生前診断に際してのカウンセリングでは、「産まない選択」だけでなく「産む選択」もサポートするようなカウンセリングが重要である。患者団体等とも連携し、バランスの取れた情報提供を模索する必要がある。
  • 徳永 純
    生命倫理
    2004年 14 巻 1 号 75-82
    発行日: 2004/09/17
    公開日: 2017/04/27
    ジャーナル フリー
    出生前診断を受けるかどうかの選択は完全に個人の自由に委ねられるべきなのか。自由放任は結果としてある属性の胎児、胚の排除を招きかねないため、この問いは新しい優生学の主要な倫理問題となっている。本稿は、遺伝子、胎児を経済的な価値を持つ資産とみなす仮説を前提に、経済学的なアプローチを試みることにより、この問題を医療、福祉資源の配分問題として捉えなおす。そうすることで、選択的中絶に踏み切る親と現存する障害者の間には、経済的な利益のトレードオフが生じることが明らかになり、新しい優生学が障害者差別に当たらないとするダブルスタンダードの矛盾点も浮き彫りになる。遺伝子の価値形成に大きな影響を与える市場は、特殊な構造をしているために不安定な変動に見舞われやすく、また情報の非対称、不確実性などによって市場の失敗を招きやすい性質がある。さらに準公共財としての医療、福祉の供給にも悪影響を与えることから、出生前診断への課税という具体的な規制案を提示する。
  • 松中 枝理子, 北尾 美香, 古郷 幹彦, 池 美保, 熊谷 由加里, 植木 慎悟, 新家 一輝, 藤田 優一, 藤原 千惠子
    日本口蓋裂学会雑誌
    2017年 42 巻 3 号 187-193
    発行日: 2017/10/25
    公開日: 2017/12/07
    ジャーナル 認証あり
    【緒言】口唇裂・口蓋裂患児の親の医療ニーズは多様であり,患児の発達段階によっても異なるため,親が期待する支援を実際に受けられているかは不明である。さらに,父親と母親との間で医療ニーズが異なることが予想されるが,父親を対象とした研究は数少ない。
    【目的】父親を対象に医療者への期待と実際に受けた支援の内容を明らかにし,今後さらに充実すべき支援への示唆を得ることを目的とした。
    【方法】A病院に定期的に通院する口唇形成術あるいは口蓋形成術の終了後から小学校在学中までの患児の父親235名に質問紙調査を行った。
    【結果】105名(回収率44.7%)から回答を得た。父親が期待する支援として最も多かった項目は「治療や手術について,親が理解しやすいように説明してくれる」,「手術後の注意や食事などの具体的な助言をしてくれる」,「手術を受けるまでの哺乳・離乳などの具体的な助言をしてくれる」であり,実際に受けた支援も同様であった。医療者への期待と実際に受けた支援の差については,ほとんどの項目で期待通りの割合が最も多かった。4割以上の父親が期待以下だと回答した項目は「園や学校に対して必要時に専門的な説明や注意事項などの連絡をしてくれる」,「医療費や医療制度の相談にのってくれる」,「親族や友人などに子どものことを尋ねられた時の対応を助言してくれる」であった。
    【考察】父親は治療や手術の説明や手術前後の食事に関する助言を期待していた。これらの支援に関して,約7割の父親が期待通りもしくは期待以上だと回答したことから,父親のニーズに沿った支援が提供されていることが示唆された。しかし,園や学校と医療機関との連携,医療費や身近な人への対応に関して,4割以上の父親は受けた支援が期待以下であったと認識していた。これらに関する具体的な父親のニーズを今後さらに検討していくとともに,これらに関する支援の充実を図る必要がある。
  • 横瀬 利枝子
    生命倫理
    2008年 18 巻 1 号 106-117
    発行日: 2008/09/21
    公開日: 2017/04/27
    ジャーナル フリー
    出生前診断の受診によって、妊婦は、自らに与えられた情報が、生命に関するにもかかわらず、早急にその結論を迫られる。妊婦は、自己決定、自己責任の名の下に、意識するしないに関わらず、生命の質にかかわる選択を迫られる。本研究からも、受診によって得られる情報が、ともすれば予期しなかった結果をもたらすことを、正確に認識して受診している人は少ないことが分かる。妊婦は、自ら、情報の収集を行い、パートナーと共に情報の適切な取捨選択、充分な検討をすることによって、安易な受診を避けることが求められる。さらに、それらを可能にする、第三者の相談機関による適切な時期の適切なカウンセリング、及びサポートが行われることが重要であり、そのためのシステムの充実が急務であると考える。
  • 森丘 保典
    コーチング学研究
    2011年 24 巻 2 号 195-198
    発行日: 2011/03/20
    公開日: 2019/09/02
    ジャーナル フリー
  • 安井 教浩
    史学雑誌
    2009年 118 巻 5 号 1066-1071
    発行日: 2009/05/20
    公開日: 2017/12/01
    ジャーナル フリー
  • 森丘 保典
    コーチング学研究
    2017年 30 巻 3 号 7-15
    発行日: 2017/03/30
    公開日: 2019/09/02
    ジャーナル フリー
  • 森丘 保典
    コーチング学研究
    2014年 27 巻 2 号 169-177
    発行日: 2014/03/20
    公開日: 2019/09/02
    ジャーナル フリー
  • 深谷 悦子, 岩滿 優美
    ストレス科学研究
    2018年 33 巻 21-31
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/02/23
    [早期公開] 公開日: 2019/01/18
    ジャーナル フリー

    Objective: This study aimed to assess how the general public perceives and evaluates people with visible differences.

    Methods: This study targeted 153 university and graduate students. These students were shown four photographs, and were asked to anonymously answer an originally-developed questionnaire which included items on perception and evaluation of people with visible differences. After excluding questionnaires with missing values, we analyzed data from a total of 127 participants.

    Results and Discussion: High evaluation scores were obtained for five items, including “readily catching the eyes of others” and “being surprised when running into them.” This reflects difficulties experienced by people with visible differences. There were significant sex-differences in five items, including “being in a disadvantageous position when it comes to marriage” and “difficult to have a loving relationship with someone”; suggesting men evaluated people with visible differences more negatively than women. When assessing how participants perceived the reasons underlying the visible differences in free descriptions, the rate of correct answers differed by the specific reason. In particular, for port-wine stain, even in the perception group are had a low rate. These findings highlight the importance of educating the general public so that they would have accurate knowledge regarding visible differences.

  • 浪川 珠乃, 原田 幸子, 婁 小波
    沿岸域学会誌
    2010年 22 巻 4 号 77-91
    発行日: 2010/03/31
    公開日: 2023/04/17
    ジャーナル フリー

    要旨:統合的な沿岸域管理の必要性が認識され,海域の一元管理体制が動き出す中,沿岸域をめぐる管理のあり方や日常的な管理主体のあり方を模索する重要性が高まってきている.本論では,開発要請を受けて漁業権を放棄した後もなお沿岸域で漁業を営む漁業者が,沿岸域管理における海域環境保全という面で果たしている役割の実態と特徴について,横浜市漁協柴支所を事例に考察した.柴支所の事例より,協働システムとしての漁業者による日常的な沿岸域管理の仕組みにおいて,漁業者が多様な利用者をつなぐコミュニケーションの促進,共通目的の構築,誘因の設定という役割を果たしていること,それらの行動が管理主体としての正当性を形作っていることを明らかにした.また,日常的な沿岸域管理主体として漁業者が機能するためには,沿岸域利用に対する社会的要請を反映した管理主体としての新たな正当性の獲得,漁業者集団を維持する努力が必要であることが導かれた.

  • 山下 幸子
    社会福祉学
    2002年 43 巻 1 号 227-236
    発行日: 2002/08/31
    公開日: 2018/07/20
    ジャーナル フリー
    本稿では,質的調査をとおして,重度心身障害者の介助者がどのような過程を経てコミュニケーションをはかるのか,そしてコミュニケーションの様相が介助への姿勢にどのような影響を与えるのかということを考察した。調査では非構造化面接法を採用し,10名の介助者にインタビューを行った。分析の視点は,(1)初めての介助時に感じた思い,(2)現在の介助から感じる思い,(3)障害者観の変化や障害者と介助者との関係の変化の3点である。調査結果ではコミュニケーションの様相を明らかにし,障害者の意思について介助者の解釈が広がっていくと,介助者は両者の関係性や障害をその人固有のものとみなしていくことを明らかにした。また解釈についての不安,わかりあえないことの辛さの継続により,介助者は障害を絶対化してしまいうることも明らかにし,その辛さを継続化させないための試みとしてセルフヘルプグループの可能性を示唆した。
  • 野嶋 佐由美, 岡谷 恵子, 片田 範子, 川村 佐和子, 鈴木 志津枝, 高田 早苗, 高野 順子, 手島 恵, 中野 綾美, 横尾 京子
    日本看護科学会誌
    2001年 21 巻 3 号 80-90
    発行日: 2001年
    公開日: 2012/10/29
    ジャーナル フリー
  • 農福連携を行う生活介護・就労継続支援B型事業所を事例として
    福島 令佳
    文化人類学
    2023年 87 巻 4 号 593-611
    発行日: 2023/03/31
    公開日: 2023/08/10
    ジャーナル フリー

    障害者へのケアの場は多くの課題を抱えており、その1つは、固定観念に基づいた支援者の障害者への思い込みによる課題である。こうした課題に対して、障害者の意思を尊重すること等のケアの規範の重要性は明らかにされている。では実際にどういった場面で、支援者は障害者への思い込みから自由になるのか、その時どのような新たなケアと関係性が生成されるのか。障害者をめぐる援助論や支援者への規範といった議論だけではなく、その場に集うものたちの営みをみることで、その糸口を見出すことはできないだろうか。本論文では、障害者福祉の中でも、より多様なニーズを持つ障害者が通う生活介護・就労継続支援B型事業所に焦点を当て、中でも自然栽培という生物の力を活かした無肥料・無農薬で農福連携を行う事業所をフィールドとする。そこでみられる独自の営みを近年の人類学における実践を起点としたケア論を通じて相対化し、その多様性を描くことを目的とする。その際に、ケアの場における複数種の関連の可能性をみていくためにマルチスピーシーズ人類学を援用する。これによって、自然栽培の畑を舞台に展開される、支援者や障害者等の人間だけではなく、栽培植物と他の植物、それらが生育する土壌、そこに住まう昆虫や動物等を含めた多様な存在者の関わり合いの中でケアを捉える。そして、支援者の思い込みによる課題に対して、どのようにケアの実践とその関係性が生まれているのか、もしくは消えていくのかの過程を明らかにしていく。

  • 津久井 康明
    社会福祉学
    2014年 55 巻 3 号 66-77
    発行日: 2014/11/30
    公開日: 2018/07/20
    ジャーナル フリー
    本研究では,1999年に設立されたセルフヘルプ・グループ(以下,SHG)ユニークフェイスの機能の変遷を明らかにし,SHGの機能をめぐる研究に新たな枠組みを提示することを目的とした.その際,「内へのセルフヘルプ」と「外へのセルフヘルプ」という分析枠組みを用いて,SHGユニークフェイスの活動の分析を行った.その結果,SHGユニークフェイスが,参加者の普遍的なニーズに対応する機能を前提としつつ,個別的なニーズの間のバランスを保ちながら,SHGの機能を調整していったことが明らかになった.また,SHGユニークフェイスに見られたような機能の変遷は,ほかのSHGへも適用できる可能性があることが示唆された.
  • ―刑法言説における「被害者の利益」が意味するもの
    高島 智世
    女性学
    2009年 16 巻 68-84
    発行日: 2009/03/31
    公開日: 2021/12/05
    ジャーナル フリー
  • 石田 安実
    医学哲学 医学倫理
    2019年 37 巻 1-13
    発行日: 2019年
    公開日: 2022/07/20
    ジャーナル オープンアクセス
  • 「多文化」共生の実質化を目指して
    小林 洋司
    日本福祉教育・ボランティア学習学会研究紀要
    2022年 39 巻 67-81
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/11/10
    ジャーナル フリー
     本論文の目的は、「多文化」共生を実質化しようとする際にあらわれる課題を提起するとともに、その課題に対して福祉教育・ボランティア学習研究 / 実践が果たす役割について「対峙」という概念を手がかりにしながら明らかにすることである。  本論文では、福祉教育・ボランティア学習において、学習者が理解を深めていくプロセスや、実践者がプログラムを計画する際に「学習者の対峙」をどのように創生するかが重要であることが明らかになった。対峙という概念を提起し conflict を検討することによって、福祉教育・ボランティア学習が、異質性を前にそのちがいやわからなさを前面に押し出し、相容れないことを即座に決定するのではなく、異質性やわからなさに答えを出そうとする自分を探し、みつける、すなわち「自分の思考について思考する」ことを可能にする契機であること、そしてそのなかで conflict を捉え直す重要性が明らかになった。
  • Juri ABE, Atsunori ITO
    Japanese Review of Cultural Anthropology
    2007年 8 巻 137-170
    発行日: 2007年
    公開日: 2017/03/31
    ジャーナル オープンアクセス
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