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クエリ検索: "生成変化"
577件中 1-20の結果を表示しています
  • *西村 郷, 諏訪 正樹
    人工知能学会全国大会論文集
    2020年 JSAI2020 巻 3C5-OS-23b-02
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/06/19
    会議録・要旨集 フリー

    ——人工知能やロボットが予め決められた、事前の設計の範疇を飛び越えて物事を新しく認知し、振る舞うためには何が必要か?残念ながら、私たちはこの問題に対する明確な回答を持ち合わせてはいない。この問いにいつか答えを出すためにも、筆者はそもそも人間がそのように立ち振る舞うためにどんなことをしているのかをまず探求することとした。 心理学や認知科学などにおいてもほとんど知見がない中、筆者は自ら多摩川の河川敷に降り立ち、新しい意味や行動に出会う瞬間を記録し、記述、分析を行った。その結果、「適宜ボケつつ行動する」「日常の経験に根ざした理解」「不測の事態に驚き、面白がる感性」という三つの働きが重要であることが分かった。 さらに、これらの働きを「創発的認知」という一つの概念で捉えた。これは、私たちが新たな意味や振る舞いを生み出すという事態を思わず対峙した所与からのズレ、特異点、奇妙な信号に私たちが絡め取られ、そこから思いもよらなかった新たな世界、意味と行動の生きた構造が立ち上ることとして把握するものである。本稿はこうした捉え方を支える哲学的概念も紹介し、今後の発展に向けた提案、課題とした。

  • ある留学生との相互行為を振り返って
    中川 康弘
    言語文化教育研究
    2018年 16 巻 84-95
    発行日: 2018/12/31
    公開日: 2019/05/12
    ジャーナル フリー

    語り手の多くが日本語非母語話者である日本語教育のナラティブ研究には,語り手に対する「虫のよさ」がつきまとう。本稿では好井裕明が『語りが拓く地平』(2013)において示した「虫のよさ」を再定義し,規範を批判的に問い直す運動過程を「

    生成変化
    」としたドゥルーズ/ガタリ(2010)の『千のプラトー』を手掛かりに,留学生 1名へのインタビューから聞き手である私の「構え」の省察を試みた。それにより,語り手に対峙する日本語教育研究者に,自らの立ち位置の再考の契機を与えるナラティブの可能性を示すことを目的とした。結果,留学生の語りに表れた葛藤をかわし,「構え」に固執することで,私自身が相手から気づきを得る
    生成変化
    の機会を逸していた。ここから,日本語教育研究者が陥りやすい「虫のよさ」の問題には,語り手の葛藤や疑問に自己を投影しながら共に解決に向かう過程に,
    生成変化
    をもたらす可能性を秘めていることがわかり,そこにナラティブ研究,実践の意義が導き出された。

  • 福井 栄二郎
    国際保健医療
    2005年 20 巻 1 号 18-22
    発行日: 2005年
    公開日: 2005/12/20
    ジャーナル フリー
  • ヘンリー・ミラーと「女性への生成変化」という問題
    金澤 智
    アメリカ研究
    1999年 1999 巻 33 号 191-208
    発行日: 1999/03/25
    公開日: 2010/10/28
    ジャーナル フリー
  • ポールダンス実践で情動を体現させる生成変化
    コーカー ケイトリン
    文化人類学
    2022年 86 巻 4 号 617-634
    発行日: 2022/03/31
    公開日: 2022/07/20
    ジャーナル フリー

    本論では、ポールダンス実践の

    生成変化
    に焦点を当てて、その経験的かつ物質的な側面を明らかにする。その目標は、人類学的な研究における情動の捉え方および伝え方に貢献することにある。まず、情動論的転回とその問題点を紹介する。そして、これまでの情動論が心身二元論の片方あるいは両方を別々の領域としてきた傾向を問題として取り上げる。この問題に対し、本論は人類学における情動論の原点の1つといえるドゥルーズとガタリの『千のプラトー』の第10章をもとに、情動そのものの定義を問い直す。より具体的にいえば、情動の発現をドゥルーズとガタリのいう
    生成変化
    そのものと捉える。これを基盤に、ポールダンス実践において実践者の間で最も共有される現象であるアザを出発点とし、アザの思い出、そしてアザがほのめかすエンスキルメントの過程における想像力に注目することで、フィールドでの情動的な次元をより鮮明に浮かび上がらせる。このように情動の実践的かつ身体的な側面を明らかにすることで、人類学における情動概念および方法論の新たな展開を目指す。

  • *中島 芽理
    日本地理学会発表要旨集
    2023年 2023s 巻 301
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/04/06
    会議録・要旨集 フリー

    2000年代以降,ルフェーヴルのリズム分析への関心が新たに高まりつつある。リズム分析は,ある空間を構成する複数のリズムの相互関係を特定しようとするアプローチである(Farrington 2021: 941)。加えて,それらのリズムが同期し,安定する過程を捉えようとするのみならず,リズムの齟齬から生じる変化や断絶に着目することで,

    生成変化
    としての空間を強調する。このように,近年の研究者はリズムを「分析の道具」(Elden 2004: xii)として使用し,ルフェーヴルの二元論的なリズムの理解に対する批判や,日常的で捉え難いリズムを把握するための方法論を創造しながら,研究を進展させてきた。本報告ではリズム分析 を使用した事例研究 を整理し,そこから得られた知見を踏まえ,今後の展開の可能性について論じたい。1970年代に,地理学において時間的な次元への着目を促したヘーゲルストランドによる時間地理学は,リズム分析の重要な先駆である。しかし,時間地理学における時間と空間は,抽象的で幾何学的な,単なる容器としての理解であった。そこで,時間と空間を出来事が起こるための枠組みとしてではなく,それ自体が出来事であるという理解を促すために着目されたのが,リズム分析である(Crang 2001)。Lefebvre(2004)は労働の機械的な動きから生み出されるような直線的なリズムと,自然や宇宙などの周期的な反復を指す循環的なリズムの2つに区別している。この2つのリズムは対立しながら絶え間なく相互作用を生み出す。また,ある特定のリズムは他のリズムとの関係によって識別されることから,常に複数的であり,相対的なものである(同上: 89)。このように,変化する複数のリズムという視点は,現代都市の複雑さを把握するために有用であった(Smith and Hetherington 2013)。こうして都市は,安定した秩序を生み出そうとする管理的・規制的なリズムと,様々な主体による変則的・即興的な行動から生みだされる抵抗的なリズムが,ときに組み合わされ,ときに衝突する場として捉え直されるようになった(Crang 2001ほか)。リズム分析は都市スケールのみならず,個人の生活を構成するリズムに対しても適用されてきた。そして,リズムを手掛かりとして,日常生活における身体的な経験に伴って生み出される,あるいは損なわれる場所について探求されている。例えば2011年にニュージーランドで発生した地震後の人々の経験に着目したThorpe(2015)によれば,自然災害により破壊された日常生活を(再)構築し,場所との情動的な関係を取り戻していくうえで,慣れ親しんだスポーツや身体的な活動によって生み出された新たなリズムが重要な役割を果たした。また,年齢を重ねるごとに日常生活のリズムが緩慢になっていく高齢者の経験も扱われている。Lager et al.(2016)は「生産性」のある若い人たちのリズムを好ましいとみなす新自由主義的な高齢化の規範的言説は,住み慣れた地域に暮らす高齢者であったとしても,そうした規範的なリズムに同期できないことから「居場所がない」といった感覚をもたらすことを指摘している。一方で,時間の経過と共に変化する農村部の高齢男性のマスキュリニティについて考察したRiley(2021)は,規範的なリズムに同期していないという感覚が,場合によっては自尊心を高めることもあると明らかにした。このように,近年では,規範的な秩序をもたらすリズムとの関係から生みだされる経験が,社会集団や年齢層によってどのように異なるのかといった,権力と不平等を交差的な視点から明らかにしようとする姿勢が重視されている(Reid-Musson 2018ほか)。以上のように,特定の場所や個人の様々なリズムの関係を読み解くことで,流動的・関係的な場所という理解に新たな知見が加えられてきた。第1に,リズムを生成する複数の主体を見出そうとする相対的な視点。第2に,資本主義の規範的なリズムが,日常生活において個人がリズムを生み出すなかで,どのように(再)構成され,また転覆されるのかという重層的な視点。第3に,それらのリズムが時間の経過と共にどのように変化するのかという時間的な視点である。最後に,生活を総体的な視点から捉えつつ,個人の場所の経験をリズムが織り成すプロセスとして捉えていこうとするアプローチは,ウェルビーイングに関する議論とも結びつけることができよう。具体的には,飲酒のリズムと規範的なリズムとの齟齬からアルコール依存症に至る過程や,そこから社会的なリズムを取り戻していくなかで回復していく過程について検証していくようなことが考えられる。

  • 森田 裕之
    近代教育フォーラム
    2016年 25 巻 226
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/09/30
    ジャーナル オープンアクセス
  • 物と人間の関係に焦点を当てて
    楠見 友輔
    教育方法学研究
    2021年 46 巻 25-36
    発行日: 2021/03/31
    公開日: 2022/04/01
    ジャーナル フリー

    本稿では,ニュー・マテリアリズムの理論を教育研究に取り入れる意義について論じた。社会科学や人文学では,旧来,主体性は意思のある人間の性質とされ,物は因果的な性質を持つとして人間からは区別されてきた。近年の社会科学において注目されている社会構築主義においては,人間と物の多様で複雑な関係が考慮され,子どもの学習のミクロな過程が明らかにされてきた。しかし,物は人間にとっての道具に置き換えられることによって人間との関係を有すると考えられ,子どもの学習は言説的相互行為を分析することを通してのみ明らかにされてきた。ポスト構築主義に立つニュー・マテリアリズムでは,上記のような物と人間の二元論の克服が目指される。ニュー・マテリアリズムでは物の主体性と人間の主体性を対称的に捉え,コミュニケーションへの参加者が非人間にまで拡大される。物と人間はアッサンブラージュとして内的-作用をしていると捉えられ,特定の発達の筋道を辿らない

    生成変化
    が注目される。研究者は,回折的方法論によって実践から切り離されたデータと縺れ合うことで新しい知識を生産する。このようなフラットな教育理論を採用することは,これまで否定的な評価を受けてきた子どもの学習の肯定的側面を捉えることや,これまで見過ごされてきた知識の生産を促し,規範的な教育論から逃れた教育実践と研究の新しい方向性を見出す可能性を有している。

  • 田中 裕喜
    教育学研究
    2016年 83 巻 2 号 231-233
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/08/06
    ジャーナル フリー
  • 小倉 拓也
    フランス哲学・思想研究
    2014年 19 巻 221-225
    発行日: 2014/09/01
    公開日: 2024/01/01
    ジャーナル オープンアクセス
  • 宋 婷, 張 荊晶
    日中言語文化
    2024年 17 巻 153-169
    発行日: 2024年
    公開日: 2024/02/22
    ジャーナル オープンアクセス
    アメリカ生まれ、ユダヤ系の日本文学者、翻訳者、学者であるリービ英雄(Ian Hideo Levy)は、1987年の雑誌『群像』に掲載された『星条旗の聞こえない部屋』を持ち、1992年の日本第十四回野間文芸新人賞を受賞し、日本文壇で一躍有名になった。日本では『星条旗の聞こえない部屋』に関する先行研究は主に「ことば」のモチーフ、視聴の感覚、権力関係という三つの方向に焦点を当てられているが、空間と主人公のアイデンティティ構築との関連性の観点からの研究はまだ十分とは言えない。従って、本稿は『星条旗の聞こえない部屋』における空間に着眼し、その空間描写は如何に主人公のアイデンティティに関連しているかを検討した。詳しく言えば、主人公ベンがアジアという移動空間、横浜領事館という権力空間、新宿という母性空間におけるアイデンティティの困惑、危機及び構築というアイデンティティ構築の過程を解明することにより、空間が主人公のアイデンティティ構築に重要な役割を果たしていることを明らかにした。また、リービ英雄は『星条旗の聞こえない部屋』において、主人公ベンの困惑と迷い、あがきと反抗、探索と脱出といった、「自分とは誰か」という誰もが必ず向き合わなければならない人生の思考を細かく再現し、世間の共感を呼んでいる作品と言えるのである。
  • 物語研究
    2019年 19 巻 44-61
    発行日: 2019年
    公開日: 2022/06/18
    ジャーナル オープンアクセス
  • 「ドラマ化」を中心に
    黒木 秀房
    フランス語フランス文学研究
    2016年 108 巻 209-221
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/07/22
    ジャーナル オープンアクセス
  • 松本 隆志
    ロシア語ロシア文学研究
    2010年 42 巻 19-26
    発行日: 2010年
    公開日: 2019/05/07
    ジャーナル フリー
  • 高木 信
    物語研究
    2011年 11 巻 56-67
    発行日: 2011/03/31
    公開日: 2018/03/27
    ジャーナル フリー
    From Tadanori's death in the Battle of Ichi no Tani (Tadanori's death in volume #9 of the Tale of Heike) and his flight from Kyoto (Tadanori's flight in volume #7), writer will investigae Tadanori as a dead person (as a latent existence recurring to the close relatives in an unreal form). Let "Tadanori" and "Shunzei/Tadanori" of Youkyoku intervene in reading the Tale of the Heike. In both of "Tadanori" and "Syunzei/Tadanori", for Fujiwara no Syunzei had placed Tadanori's waka in the Senzai Wakashuu as author unknown, Tadanori held a grudge and so turned out to a vengeful ghost. However, in case of "Shunzei/Tadanori" having been composed later than Zeami's work of "Tadanori", Shunzei was cast as tsure and waki was Rokuyata who had fought against Tadanori and felled him. As compared to the Noh play scene of carnage, shite of Tadanori altered form to be in such an order like Rokuyata, narrator (a Noh chorus) and a cherry tree, in case of "Tadanori", masterpiece by Zeami. A treatment like this can be called as an achievement of Polyphonic Narrative of Youkyoku but it opposes to Tadanori's comment of "No regret was left." in the volume #7 of "Tadanori's flight from Kyoto" of the Tale of Heike. Writer would like to discuss combining an analysis of the Polyphonic Narrative of the Tale of Heike which narrates the deceased from an angle different from Youkyoku inwith the narrative of Youkyoku and put those two together with intertextuality. The writer will then, try to capture possibility of accepting Tadanori's figure becoming a vengeful ghost as well as possibility of Tadanori floating in the air as unidentified apparition and think about Tadanori leaving far away from the system (or story) the principal is trying to build up.
  • *小嶋 祐輔, 糟谷 圭吾, 大井 健, 中尾 政之
    精密工学会学術講演会講演論文集
    2006年 2006S 巻 L35
    発行日: 2006/03/05
    公開日: 2007/01/31
    会議録・要旨集 フリー
    本研究はフィールドエミッション素子のエミッタとして、タングステンを加熱した際に生成するナノワイヤを用いることを目的とする。酸化具合、加熱条件に対するタングステンナノワイヤの生成の変化を調査し、各条件下で生成したナノワイヤに電界を印加することで、最もフィールドエミッタに適したナノワイヤの生成条件を決定する。
  • 日下部 克喜
    映像学
    2022年 108 巻 244-247
    発行日: 2022/08/25
    公開日: 2022/09/25
    ジャーナル フリー
  • 岩崎 雅之
    ヴァージニア・ウルフ研究
    2016年 33 巻 16-31
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/04/20
    ジャーナル フリー
  • 山越 英嗣
    文化人類学
    2020年 85 巻 1 号 137-139
    発行日: 2020年
    公開日: 2020/10/08
    ジャーナル フリー
  • 鈴木 亘
    美学
    2022年 73 巻 2 号 112-
    発行日: 2022年
    公開日: 2024/01/01
    ジャーナル フリー
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