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クエリ検索: "花風社"
44件中 1-20の結果を表示しています
  • -当事者の記述からみた建築環境における困難-
    金波 詩明, 園田 眞理子
    日本建築学会計画系論文集
    2012年 77 巻 676 号 1325-1332
    発行日: 2012/06/30
    公開日: 2012/07/27
    ジャーナル フリー
    In recent years, it is clarified that autism spectrum disorder person have special senses, and differ from normal senses. This study is therefore intended to clarify confusion between autism spectrum disorder and building environment.
    The survey was conducted as follows;
    1) Analysis of texts written by persons with high functioning autism and Asperger syndrome.
    2) Interview by documents to some persons with high functioning autism and Asperger syndrome.
    We can be clarified that autism spectrum disorder persons have various type of confusion and barriers against building environment. And the barriers between autism spectrum disorder and living environment are space planning, shapes, color, quality of materials, lighting, acoustic, heating, air-conditioning.
  • 平沼 貞義
    自閉症スペクトラム研究
    2012年 10 巻 2 号 57-64
    発行日: 2012/10/20
    公開日: 2019/04/25
    ジャーナル フリー

    A子は、新奇な場面や活動に対しては心理的に不安定になる。特に体育館で行われる行事に対しては、見ているのがつらくなるような激しい自傷行動や攻撃的行動を起こしてしまう。これらの要因は大きく二つあると考えた。すなわち、一つはその日の彼女の心理状態に対して十分な安心感が持てるような環境設定ができていないということ。もう一つは、自分の気持ちを適切に伝えるためのスキルや気持ちを落ち着かせるためのスキルを獲得していないのではないかということである。

    したがって、彼女にとって安心感を高められるような環境を設定し、気持ちがうまく伝えられるようなスキルを獲得させ、それらを使ってうまくコミュニケーションが取れたという成功体験を積み重ねる。それによって、A子の自己肯定感も高まり、最も不安定となりやすい卒業式などの行事への参加を可能にすると考えた。

    目標としては、卒業式の日に会場に入ることができ、校長から卒業証書を受け取ることができることとした。

    そのためのてだてとして、①できるだけ引き金となるような事柄を避ける②自傷行動や攻撃的行動が生じてしまった場合の対応を共通化しておく③不安定になった時にセルフコントロールする方法の学習をさせるなどを試みた。A子の視点に立って安心感・成功感・自己肯定感の持てる学校生活の体験を積み重ねることで、部分的にではあるが卒業式に参加し、校長から卒業証書を受け取ることができた。

  • 村林 信行
    心身医学
    2001年 41 巻 6 号 485-
    発行日: 2001/08/01
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
  • 野添 新一
    心身医学
    2001年 41 巻 5 号 358-
    発行日: 2001/06/01
    公開日: 2017/08/01
    ジャーナル フリー
  • 身体関連課題を用いて
    富士本 百合子, 安達 潤
    自閉症スペクトラム研究
    2020年 17 巻 2 号 15-21
    発行日: 2020/02/29
    公開日: 2021/02/28
    ジャーナル フリー

    本研究の目的は、自閉症スペクトラム障害(以下、ASD)のある当事者が運動制御を行なう場面や自己身体を認識する場面で、視覚情報と体性感覚情報の統合について検討することである。能動的な運動制御である描画運動をする図形描画課題と、受動的な触刺激位置弁別課題の2つの身体関連課題を設定し、検討を行なった。各課題ともに、視覚情報あり条件と視覚情報なし条件の2つ条件で行ない、視覚情報の有無が課題遂行に及ぼす影響を検討した。その結果、ASDのある当事者は視覚情報が得られず体性感覚情報のみを頼りに描画するとき、描画運動の初期で描画行動の調整が困難になることが示された。また触刺激位置弁別課題では、視覚情報が得られずに触刺激の提示された身体位置を判断する際にASDのある当事者は、課題の難度に左右されず身体表象の明確さに個人差が大きいことが示された。

  • 岩澤 一美, 杉林 淳子
    共生科学
    2016年 7 巻 7 号 59-
    発行日: 2016年
    公開日: 2019/07/15
    ジャーナル オープンアクセス
    Students w ho have autistic spectrum disorder(ASD)、without intellectual disabilities are usually registered in regular class and stop going to school,because they cannot get education based on their individual specific peculiarity ls it desirable for ASD students who have hypersensitivity and difficulty in adapting themselves to a group to support that return to regular school training? This study investigates the difficulties、which ASD students confront.especially their inner world, caused by school refusal and how to support them referenced on the report having same experiences A lot of ASD people who write their memoirs felt pain iust Staying in their class and 、were bullied at school Also, they injure own health by striving to adapt for the regular group It is supposed that regular school is not adequate place for ASD person、without intellectual disabilities It is desirable to support the ASD students, we must have various alternatives.
  • 土屋 葉
    ソシオロジ
    2017年 61 巻 2 号 95-103
    発行日: 2017/02/01
    公開日: 2020/06/27
    ジャーナル フリー
  • 若山 和樹, 篠崎 志美, 杉山 登志郎, 山田 智子
    小児の精神と神経
    2023年 63 巻 2 号 129-137
    発行日: 2023/07/01
    公開日: 2023/07/14
    ジャーナル 認証あり
    自閉スペクトラム症(ASD)の症例に併存した解離性同一性障害(DID)の症例を集積し比較検討した.その結果,深刻なトラウマ体験がみられないにも関わらずファンタジーの没頭の延長上にDIDが生じた症例が存在することが確認された.その一方で,重大なトラウマ的体験があり,30人から50人以上など,極めて多くの数の部分人格が認められる症例の存在に気づき,われわれはSTP (Status Tot Personalities)解離と命名した.症例の検討から,トラウマ被曝の重症化に伴いDIDは重症化することが明らかになった.ASDに併存したDIDは,ASD独自のまとまりに欠けた自己意識のあり方を基盤にして生じること,その基盤の上にさまざまなレベルのトラウマ体験が絡むことで,独自のDIDが作られるという可能性を検討した.
  • 石田 喜美
    質的心理学フォーラム
    2022年 14 巻 79-82
    発行日: 2022年
    公開日: 2023/04/20
    ジャーナル オープンアクセス
  • ―心の理論課題を通過する事例の様相に着目して―
    鈴木 徹, 平野 幹雄, 北 洋輔, 郷右近 歩, 野口 和人, 細川 徹
    特殊教育学研究
    2013年 51 巻 2 号 105-113
    発行日: 2013年
    公開日: 2015/02/18
    ジャーナル フリー
    従来、自閉症児の対人相互交渉の困難は、他者理解の困難が背景要因として指摘されてきた。しかしながら、心の理論課題の結果と日常生活の様相について実証的な研究は行われてこなかった。本研究では、高機能自閉症の一事例を対象に、心の理論課題の実施と実際の様相、とりわけ自身の言動と他者の言動の因果関係の理解の様相から対人相互交渉の困難の要因について検討を行った。その結果、心の理論課題を通過した対象児は、対人相互交渉において、過去の他者の言動と現在の状態との因果関係について適切な解釈を行っていた。一方、過去の自身の言動と現在の状態の因果関係について誤った解釈を行うことが多かった。このことから、対人相互交渉の困難を招く一因として、自己の言動の認識の困難という可能性について論じた。
  • 越智 和弘, 石井 裕剛, 吉川 榮和
    ヒューマンインタフェース学会研究報告集
    2002年 4 巻 4 号 4_43-4_48
    発行日: 2002年
    公開日: 2003/08/29
    ジャーナル 認証あり
    There are a lot of people who have cerebral functional disorders. They are Alzheimer’s disease, schizophrenia, ADHD and so on. Early diagnosis and early treatment are important to these disorders. So we examined the availability of Eye-Sensing HMD for diagnosing cerebral functional disorders as medical screening test for their early diagnosis. But we found some practical difficulties of using this system at clinical examination. The purpose of this study is, therefore, improving our system toward the practical use of our system, and evaluation our system.
  • 森川 治, 佐藤 滋
    ヒューマンインタフェース学会論文誌
    2013年 15 巻 3 号 199-208
    発行日: 2013/08/25
    公開日: 2019/07/01
    ジャーナル フリー

    It is often the case that people with developmental disorders face some difficulty in their daily lives related to the fact that they are not good at operating their own body. The authors have developed two types of training games, through which people with such disorders can activate and improve their body regulatory abilities. All they have to do is just to follow these two steps respectively. The first is to make consciousness of the body center of gravity control. And the second step is to acquire their abilities by keeping "socially-suitable" body posture without paying any special attention to their body. In this report, the development and improvements of the first-step game are described. The game is carefully designed, developed, and improved because ASD people are said to have rather strong resistance against new and inexperienced items. The prototype game was improved twice especially in its length of body holding period, feedback sound, etc. Through these improvements, the game has reached such a level that it can be easily used in lessons at school. Games are thought to be a suitable method for the people with developmental disorders to enhance their abilities. In some cases in our half-year experiment, some increase of social adaptivity of the users was observed through the game sessions.

  • 立山 清美, 山田 孝, 清水 寿代
    日本保健科学学会誌
    2013年 15 巻 4 号 231-239
    発行日: 2013/03/25
    公開日: 2017/10/27
    ジャーナル フリー
    本研究は,日本版の青年・成人前期向けの感覚調整障害を評価する質問紙の開発を最終的な目的とし,その質問項目の選定への示唆を得るために,JSI-Rを大学生および専門学校生120名に実施した。その結果,前庭感覚・触覚・固有受容感覚では,幼児期よりも大学生および専門学校生の方が出現率の低い項目が多く,聴覚・視覚・嗅覚・味覚では,大学生および専門学校生の方が出現率の高い項目が多かった。その要因として,前者では年齢や成長により楽しめる活動や感覚探求の行動が変化していること,聴覚・視覚・嗅覚・味覚は回答者が自覚しやすく,チェックがつきやすいことが考えられ,日常生活に支障をきたすくらいになど,基準を示す必要性が示唆された。
  • 岩永 竜一郎
    日本生物学的精神医学会誌
    2013年 24 巻 4 号 252-256
    発行日: 2013年
    公開日: 2017/02/16
    ジャーナル オープンアクセス
    自閉症スペクトラム障害(Autism Spectrum Disorder ; ASD)児者には,社会コミュニケーシ ョンの障害,想像性の障害などに加え,運動面や感覚面の問題が見られることが多い。ASD の感覚や運動の問題を引き起こす神経学的メカニズムはまだ解明されておらず,治療法も確立されていない。感覚や運動の問題が生活上の適応困難を引き起こすことがあるため,その神経学的背景の解明,それらの改善に向けた治療や生活支援方法の確立が必要である。本稿では,現在明らかになっているASD児者の感覚処理や運動の問題に関する知見,およびそれらに対するリハビリテーションアプロ ーチや支援について紹介する。
  • 熊﨑 博一
    日本鼻科学会会誌
    2022年 61 巻 2 号 251-255
    発行日: 2022年
    公開日: 2022/07/20
    ジャーナル フリー

    自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorders: ASD)は,対人相互作用やコミュニケーションの発達に障害を持ち,常同行動や限局的・反復的な興味および行動のパターンを示す発達障害である。ASDの有病率は最新の報告では44人に1人ともいわれており世界的な社会問題となっている。米国精神医学会が発刊している国際的精神疾患の診断基準DSM-IVまでは,嗅覚を含む感覚の問題は診断基準に含まれていなかった中で,DSM-5にて感覚過敏や感覚刺激に対する低反応,感覚探求といった感覚の問題が初めて診断基準の一つに取り上げられた。嗅覚を含めた感覚の問題はASD児のほとんどが有すると考えられており,ASD児にとって実生活の中で抱く困難の本質とも考えられており,情動・行動や運動・行為の問題に影響する。ASD者は自叙伝において嗅覚の主観的問題を語っている。また臨床場面でも嗅覚症状はしばしば見ることができる。一方で臨床現場において,ASDの嗅覚特性について満遍なく聴取する手法は現状存在しないことは課題である。また客観的嗅覚特性評価にも課題が残っている。嗅覚機能は,ASD児の早期発見,社会不適応の予測因子,二次障害の予防,バイオマーカー,介入効果の促進因子といった点からも着目する意義は大きい。

  • ―どんぐり発達クリニックにおける実践―
    宮尾 益知
    The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
    2018年 55 巻 12 号 989-993
    発行日: 2018/12/18
    公開日: 2019/01/21
    ジャーナル フリー

    発達障害は1980年代初めのDSM-Ⅲからわが国において認知されるようになり,2005年の発達障害者支援法を機に注目されるようになってきた.精神科の領域においても発達障害の併存障害として二次障害として精神疾患が考えられるようになり,小児期における発達障害の治療に注目が集まるようになってきた.筆者は小児神経科医としててんかん,脳性麻痺,変性疾患などの治療に携わり,2002年の成育医療研究センターの開院が発達障害の勃興期にあたっていたり,発達障害と直接かかわり合うようになった.てんかん,錐体外路疾患などの神経生理学と薬理学,脳性麻痺を基盤としたリハビリテーション医学,同部門の児童精神科医,臨床心理士などとの共同作業として発達障害に対する独自の治療体系をつくり上げた.既存の治療だけにこだわらず,発達障害の病理,病態から推測される治療法として「代替医療」も積極的に取り入れ有効性を確認してきた.

  • 視覚、聴覚、触覚に焦点をあてて
    長南 幸恵
    自閉症スペクトラム研究
    2017年 15 巻 1 号 53-61
    発行日: 2017/09/30
    公開日: 2019/04/25
    ジャーナル フリー

    感覚の問題は、ASD 児の半数以上にあり、DSM-5 の診断基準にも新たに加わった。しかしASD 児の感覚の特性と行動の実態は明らかではない。今回は、ASD 児の視覚、聴覚、触覚の低反応と行動の実態を明らかにすることを目的とし、知的障害および言語障害のない年長児3 例を対象に保育活動への参加観察から得たデータを基に質的記述的分析を行った。視覚では視野の狭さにより「無関心」にみえる行動に繋がり、聴覚では感覚の同時処理や言語処理の困難さから「無視」や「無反応」にみえる行動として現れると考えられた。触覚では不確かな体性感覚が見られ、情緒的発達を妨げる要因となる可能性が示唆された。感覚全般の支援として感覚刺激負荷の減少、中心視で対象を捉えられるような視覚支援、ゆっくりと短文で話す聴覚特性への配慮、伸縮性のある衣服の着用や触覚体験を重ねるなどの触覚支援等が重要である。

  • 熊﨑 博一
    小児耳鼻咽喉科
    2023年 44 巻 1 号 49-53
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/10/03
    ジャーナル フリー

    精神神経疾患において嗅覚特性に注目が集まっている。発達障害においても例外ではない。自閉スペクトラム症では,DSM-5において嗅覚を含めた感覚特異性は診断基準となっている。筆者は,児童思春期を中心に診療従事している精神科医師である。筆者が従事している児童精神科外来では全例に嗅覚特性について聴取しているが,ASD児が食事のにおいや体臭のにおいに慣れることができず不適応となる例を相当症例経験してきた。中には家族が早い段階で嗅覚特性について認識していたケースもあるが,周りから理解してもらえないケースも多かった。ASD児の嗅覚特異性は社会不適応につながっている可能性があり,バイオマーカーとしても注目されている。一方でASDの嗅覚特性は閾値上にも特徴があるが閾値下により強い特徴を認める可能性がある。今後本分野の理解が進み,解明が進むことがASDの支援に重要であり,本分野のさらなる発展を期待する。

  • 犬塚 幹, 荻野 竜也, 吉永 治美, 大塚 頒子, 岡 英次
    脳と発達
    2003年 35 巻 4 号 336-341
    発行日: 2003/07/01
    公開日: 2011/12/15
    ジャーナル フリー
    恐怖を主徴とするてんかん発作を示す4歳男児例を経験した. 発作は数秒間の動作停止で始まり, 著しい恐怖の表情と叫び声を認め, 幻視, 口部自動症, 左下肢痛, 味覚異常などを伴った.
    発作時脳波では, 発作に先行して両側前頭部より速波律動が出現した後, 両側前頭~前頭極部に不規則な棘徐波や高振幅徐波が連発した. 発作時脳波所見から前頭葉の焦点が考えられるが, 恐怖を主徴とすること, 幻視やその他の随伴症状を認めること, および発作時脳血流シンチグラムで右側頭葉内側に高灌流域を認めたことから, 前頭葉焦点からてんかん放電が右内側側頭葉に急速に波及して出現した発作と考えられた. Carbamazepineとphenytoinの内服により, 発作は消失した.
  • ―共存のための論理を求めて―
    春日 喬
    イギリス哲学研究
    2009年 32 巻 5-25
    発行日: 2009/03/20
    公開日: 2018/03/30
    ジャーナル フリー

    The emergence of self-awareness in the course of human development is indispensably associated with interaction between self and others in terms of Interpersonal Stimuli (Kasuga, 1987), which relates the quality of interaction per se. Self is considered as an organism of functioning system supported by six subsystems as a whole. The dysfunction of self -system as an organism is a precursor of collapse of self- existence. According to system theory, noxious outer stimuli from dysfunctional family and those stemmed from international crisis between country and country jeopardize the self-existence and ultimately world peace. A logic or theory of coexistence is, therefore, the most important problems for philosophers and psychologists to pursue in the information technology (IT) dominating present day world. It is suggested here that Taxonomy of Similarity is significant to establish the theory of coexistence. For the purpose of seeking eternal world peace,the significance of Immanuel Kant’s Eternal Peace Theory (1795), and the correspondence (1932) between Albert Einstein and Sigmund Freud concerning” Why human involves in war ? “ have been cited and reevaluated in the present day context to pave the way for a better future.

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