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クエリ検索: "荒井裕司"
17件中 1-17の結果を表示しています
  • 福島 健一, 大谷 幸利, 吉澤 徹
    精密工学会誌
    1998年 64 巻 10 号 1512-1516
    発行日: 1998年
    公開日: 2009/06/30
    ジャーナル フリー
    本研究では光をエネルギー源として利用し, 光-熱-仕事変換による光駆動走行マシンを開発した.これは, 駆動エネルギーを非接触で供給でき, また遠隔操作も可能である.静電吸着と感温磁性体による芋虫駆動をすることで, より確実な駆動が可能となり移動量も増大した.
    脚部においては, 直径の違う2種類の圧電素子の静電吸着を調べ, これが芋虫駆動においてアルミ基板との固定, 脱着に有効であることを示した.また, 胴部においては感温磁性体の磁気特性を利用し, 芋虫駆動に応用した.
    さらに, エネルギーを供給する光源はハロゲンランプから半導体レーザに変えた.これにより実験システムの小型化はもちろん, 光駆動走査マシンのより効率の良い駆動を達成した.これは現在までの応答性の悪さの理由, つまり加熱速度にあるのではなく冷却速度によることの改善にも非常に有効である.光源の半導体レーザは適当なレンズを用いれば, スポット径をさらに小さく絞ることが可能である.このことから将来はさらに光駆動走査マシンの小型化に十分対応することができる.また, 今回提案したガルバノミラーを用いたレーザ照射装置はビームを遠隔でかつ任意に走査できることから, 今回の光駆動走査マシンを2軸以上に組み合わせることにより, 3次元状の任意遠隔駆動が可能になると考えられる.ここでの遠隔操作のための光の照射点はCCDカメラやPSDなどのセンサを用いて, レーザビームを追いかけることによってフィードバック等の制御が可能となる.
  • 加藤 友康, 佐藤 之俊, 一迫 玲
    日本臨床細胞学会雑誌
    2008年 47 巻 2 号 142-143
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/10/08
    ジャーナル フリー
  • 大久保 和俊, 九島 巳樹, 狩野 充治, 外池 孝彦, 福田 ミヨ子, 津田 祥子, 矢持 淑子, 岡井 崇
    日本臨床細胞学会雑誌
    2006年 45 巻 2 号 116-120
    発行日: 2006/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    背景: 子宮肉腫は通常, 術後の病理組織検査で診断され, 術前に細胞標本が得られることはまれである. 今回, 画像検査などで原発巣が不明であった腹腔内腫瘍で, 術前の腹水中に腫瘍細胞を認めた症例を経験したので報告する.
    症例: 38歳, 女性. 巨大腹部腫瘍を指摘され当院紹介となり, 画像検査上は子宮, 卵巣ともに正常に描出され原発巣が不明であったが, 腹水細胞診でN/C比の高い, 多核のものを含む大型異型細胞を認め, 非上皮性悪性腫瘍と診断された. 開腹手術により, 子宮から有茎性に発育する充実性腫瘍と腹膜播種病変を認めた. 術中捺印細胞標本では結合性が弱い大型の異型細胞がみられ, 組織所見では壊死像と多数の核分裂像が認められ, 免疫組織化学的染色を加え, 低分化平滑筋肉腫と鑑別が必要であるが, 未分化子宮肉腫と診断した.
    結論: 子宮肉腫では腹水中に腫瘍細胞が検出されることはまれであるが, 本症例は腹水中に大型の異型の強い腫瘍細胞が出現し, 非上皮性悪性腫瘍の推定が可能であり, 発生部位や病理診断の推に役立った.
  • 川崎 辰彦, 尾上 一馬, 木寺 義郎, 原田 博史, 杉田 保雄, 林 逸郎
    日本臨床細胞学会雑誌
    2000年 39 巻 2 号 104-108
    発行日: 2000/03/22
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
    51歳, 女性の子宮頸部に発生した小細胞癌の1例を経験したので報告した. 患者は不正性器出血を主訴に近医産婦人科を受診. 子宮頸癌と診断され, 当院産婦人科に紹介され広汎性子宮全摘出術が行われた. 子宮頸部擦過細胞診では, 出血性背景に裸核状の細胞が散在性または一部疎な結合を伴って出現し, 核は円形ないし類円形で, クロマチンは顆粒状で増量し, 一部には核の切れ込みもみられ, 肺に発生する小細胞癌の細胞所見に類似していた. 病理組織では, 腫瘍細胞は胞体に乏しく, 紡錘形ないし類円形, 小型の好塩基性核を有し, 充実性, 一部分葉状の単調な増殖を示し, 一部には明らかな角化を呈する小塊状の細胞集塊や, 小腺管様構造を形成する部分も認められ, 形態的には未分化な像を呈しながらも一部には扁平上皮癌や腺癌への分化を示した. 免疫組織化学的には, 神経内分泌性マーカーが陽性を示し, 小細胞癌と診断された.
  • 岡田 誠, 所 佳実, 内田 剛行, 荒井 裕司, 斉藤 敬二
    地質学雑誌
    2012年 118 巻 2 号 97-108
    発行日: 2012/02/15
    公開日: 2012/08/03
    ジャーナル フリー
    古地磁気および底生有孔虫化石の酸素同位体データを基に,房総半島南端に分布する鮮新-更新統境界を含む千倉層群の中部層準における詳細な編年を行った.その結果,検討層準がKaena逆磁極亜帯を含むGauss正磁極帯上部から松山逆磁極帯下部に,LR04酸素同位体標準カーブにおける海洋同位体ステージ(MIS)G16~93の間に対応することがそれぞれ判明した.またLR04タイムスケールでMIS 104とされていたMatuyama/Gauss境界は,MIS 103に相当することがわかった.この結果は,ATNTS2004で採用されている地中海の腐泥層序で見られる同境界の層位学的位置と一致する.
  • 星 博幸, 田中 里志, 宇佐美 徹, 中川 良平, 津村 善博, 小竹 一之
    地質学雑誌
    2014年 120 巻 9 号 313-323
    発行日: 2014/09/15
    公開日: 2014/12/22
    ジャーナル フリー
    ガウス-松山地磁気逆転境界に対比される古地磁気極性逆転層準を三重県の東海層群の露頭で決定した.7層準から堆積岩試料を採取し,残留磁化測定と岩石磁気実験を行った.その結果,露頭内の約3 mの層位区間にガウス-松山境界に対比される極性逆転が記録されており,その中には異常な古地磁気方位を示す層準も含まれることが判明した.今回の結果は東海層群の古地磁気層序と年代層序に一つの重要な基準面を与えるものであり,他地域に分布する鮮新-更新統との層序対比においても一つの重要な手がかりになると考えられる.
  • 伊藤 拓馬, 中里 裕臣, 橋本 励, 薛 自求
    第四紀研究
    2020年 59 巻 4 号 89-102
    発行日: 2020/08/01
    公開日: 2020/08/14
    ジャーナル フリー

    房総半島中東部の上総層群からボーリングコア試料を得た.コア試料に含まれるテフラは,房総半島の指標テフラCh2およびCh3に対比され,コア試料は海洋酸素同位体ステージ16の低海水準期に堆積した中部更新統長南層に相当する.長南層は陸棚外縁三角州の沖合で堆積し,洪水起源堆積物が多数見出されている.コア試料にも洪水起源堆積物が認められ,その粒径変化に周期性を確認した.本コア試料と詳細な堆積年代モデルが構築されている銚子コア試料との対比から,コア試料の堆積年代を推定した.洪水起源堆積物にみられる中央粒径値の時系列データの卓越周期は約3,300年,1,000年,850年であり,このような堆積物にしばしば認められるミランコビッチ周期よりも短い.この千年規模のサイクルは,東アジアモンスーン降水やエルニーニョ・南方振動の長期的変化のような海洋・大気システムの周期的変化に駆動される当該地域の降水量変化と関連する可能性がある.

  • 星 博幸, 服部 憲児, 田中 里志, 宇佐美 徹, 中川 良平, 津村 善博, 小竹 一之, 森 勇一
    地質学雑誌
    2013年 119 巻 10 号 679-692
    発行日: 2013/10/15
    公開日: 2014/03/26
    ジャーナル フリー
    三重県亀山地域の東海層群において,ガウス/松山境界に対比される古地磁気極性反転層準は寺川火山灰層と鈴峰火山灰層の間(鈴峰の下位30 m付近)に存在する.19地点でテフラと細粒砕屑物の試料を採取し,段階消磁と岩石磁気実験によって残留磁化方位と磁性鉱物を決定した.鈴峰火山灰層は先行研究によって正極性とされていたが,本研究によって逆極性であることが判明した.鈴峰火山灰層は千倉層群(房総半島)のガウス/松山境界よりも下位のテフラと対比される可能性が指摘されているが,その対比は再検討が必要である.既報データを含む計22地点の残留磁化方位は逆転テストに合格し,それらの全平均方位は調査地域の鮮新世末~前期更新世(2.6 Ma前後)の平均的な古地磁気方位とみなせる.平均偏角が真北から有意に東偏しているため,調査地域では第四紀に地軸に対して7.4 ± 4.6° (約3~12°)の時計回り回転が起こった可能性がある.
  • 小西 拓海, 宇都宮 正志, 岡田 誠, 田村 糸子
    地質学雑誌
    2023年 129 巻 1 号 469-487
    発行日: 2023/10/31
    公開日: 2023/10/31
    ジャーナル フリー
    J-STAGE Data

    本研究では下部更新統上総層群下部(前弧海盆堆積物)と千倉層群畑層(海溝陸側斜面堆積物)について古地磁気層序とテフラ層序に基づく時間面対比を行った.上総層群勝浦層最上部と大原層上部~黄和田層にFeni(Réunion)正磁極亜帯とOlduvai正磁極亜帯に相当する正磁極性がそれぞれ確認され,それ以外の層準でMatuyama逆磁極帯に相当する逆磁極性が確認された.千倉層群畑層のテフラ層Kmj-3,Kmj-10,Kmj-18,Kmj-29,Kmj-41,Kmj-53,Kmj-68,およびKmj-71が上総層群のテフラ層Kr31,KRm,KH2,IW2,OFN2,KB,HS C,およびHS Aにそれぞれ対比された.これらのテフラ対比は古地磁気層序と調和的であり,上総層群のテフラ層IW2はFeni正磁極亜帯内,HS CはOlduvai正磁極亜下部境界の直下,HS Aは同境界直上にそれぞれ位置することが示された.

  • 納谷 友規, 岡田 誠, 古澤 明, 水野 清秀
    地学雑誌
    2021年 130 巻 3 号 331-352
    発行日: 2021/06/25
    公開日: 2021/07/20
    ジャーナル フリー
    電子付録

     Vitric tephra layers named Ushinosawa tephra from the Moroyama Hills in the western Kanto Plain, and KJT-380.5 tephra and KJT-384.15 tephra from the 600 m-long Kawajima core in the central part of Kanto Plain are described. Magnetic polarities suggest these tephra layers are intercalated at the lowest part of the Matuyama choronozone. Ushinosawa and KJT-380.5 tephra layers are characterized by low K2O concentration in volcanic glass, and can be correlated with Reiho tephra of the Tokai Group in Suzuka City, Mie Prefecture. KJT-384.15 tephra is characterized by a high K2O concentration in volcanic glass and can be correlated with newly described Onbebashi 1 and 2 tephras of the Tokai Group. These tephra layers can be considered to be wide spread marker tephras. This is the first report on widespread marker tephras just above the Gauss–Matuyama boundary in Japan. These marker tephra layers are expected to be a valuable key bed for exploring the Neogene–Quaternary boundary in various parts of Japan in the future.

  • -特に上総層群下部におけるテフラ層序と新たな対比-
    田村 糸子, 水野 清秀, 宇都宮 正志, 中嶋 輝允, 山崎 晴雄
    地質学雑誌
    2019年 125 巻 1 号 23-39
    発行日: 2019/01/15
    公開日: 2019/04/15
    ジャーナル フリー
    電子付録

    房総半島に分布する上総層群は,層厚3000mに達する下部~中部更新統の前弧海盆堆積物である.古くから多くの層序学的研究が行われ,日本の海成更新統の模式層序である.また500層を超える多くのテフラが挟在され,上部の笠森層から下部の黄和田層まで詳細なテフラ層序が確立されている.多数の広域テフラ対比も報告され,日本列島の更新世テフラ編年上,重要である.

    本論では,現在までに明らかにされた上総層群の広域テフラをまとめ,約0.4Ma~2Ma間の20層を超える広域テフラを示した.そして黄和田層中のテフラ層序に関して,ダブルカウントや上下逆転などの問題点を指摘した.また報告の少なかった上総層群下部の大原層,浪花層,勝浦層において,新たに多数の細粒ガラス質テフラを記載し広域対比を検討した.その結果,Bnd2-O1(2.1Ma),Fup-KW2(2.2Ma)の2層の広域テフラを新たに見出した.これらのテフラ対比から,上総層群基底の堆積年代が2.3Maを遡る可能性を示した.

  • 植木 岳雪, 田村 糸子, 岩本 直哉
    地質学雑誌
    2022年 128 巻 1 号 345-369
    発行日: 2022/12/29
    公開日: 2022/12/29
    ジャーナル フリー

    関東平野東端,千葉県銚子周辺地域の台地の基部には,鮮新-中部更新統の犬吠層群が露出する.犬吠層群は海成の泥岩を主体とし,多数のテフラを挟む.近年,犬吠層群中のテフラの広域対比や年代の高精度化が進み,関東平野周辺における鮮新世以降の古地理やテクトニクスが議論できるようになってきた.銚子ジオパークは,犬吠層群が約10 kmに渡って海沿いに露出する崖をジオサイトの目玉として,2012年に認定された.本巡検では,犬吠層群中の代表的な広域テフラを観察するとともに,犬吠層群のジオサイトとしての活用を紹介する.

  • 納谷 友規, 水野 清秀
    地質学雑誌
    2020年 126 巻 4 号 183-204
    発行日: 2020/04/15
    公開日: 2020/07/31
    ジャーナル フリー
    電子付録

    埼玉県加治丘陵に分布する下部更新統仏子層の層序の再検討を行った.広域対比可能なテフラを含む計27層のテフラ層を識別した.仏子層は構成する堆積サイクルの層相の特徴に基づき下位よりA~Eの5ユニットに区分される.岩相と珪藻化石群集に基づき,ユニットAとBに各3層準,ユニットDに2層準,計8層準の海成層(M1~M8)を識別した.広域テフラ対比と海成層対比に基づく層序解釈によれば,ユニットAは2.5~2.4Ma,ユニットBは2.4~2.2Ma,ユニットCは約1.8Ma前後,ユニットDは1.7~1.6Ma,ユニットEは1.6~1.4Maに堆積したと考えられる.ユニットBの阿須公園4テフラからM5海成層の区間に見られる陸成層と浅海成層の繰り返しは,MIS93~89の氷河性海水準変動に対応した堆積サイクルであると考えられる.

  • 日本臨床細胞学会雑誌
    1995年 34 巻 5 号 855-1001
    発行日: 1995年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • 日本臨床細胞学会雑誌
    2001年 40 巻 Supplement1 号 58-221
    発行日: 2001年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • 日本臨床細胞学会雑誌
    2002年 41 巻 Supplement1 号 67-269
    発行日: 2002年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
  • 日本臨床細胞学会雑誌
    1993年 32 巻 2 号 157-363
    発行日: 1993年
    公開日: 2011/11/08
    ジャーナル フリー
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