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クエリ検索: "裸足"
4,318件中 1-20の結果を表示しています
  • *松田 繁樹, 春日 晃章, 出村 友寛
    日本体育学会大会予稿集
    2018年 69 巻
    発行日: 2018年
    公開日: 2019/01/18
    会議録・要旨集 フリー

     本研究の目的は、

    裸足
    保育が幼児の接地足蹠形状(土踏まずおよび母指角)に及ぼす影響を検討することであった。被験者は
    裸足
    保育を実施する園に通う男児169名(以下、
    裸足
    群)および
    裸足
    保育を実施していない園に通う男児176名(以下、非
    裸足
    群)であった。接地足蹠面の記録には足蹠投影機(ピドスコープVTS-151、サカモト社製)を用いた。被験者は測定器上に
    裸足
    で両足の内側線を5~10cm離して立ち、前方の目の高さにある指標を注視しながら両手を体側に自然に垂らした直立姿勢を保持した。被験者が安定した立位を保持したことを確認した後、接地足蹠面の画像を撮影した。撮影は一人5回連続で行われた。取得した5画像の中の1画像がランダムに選択され、足蹠データ分析ソフトにより分析された。Hライン距離(土踏まずの深さ)および拇指角に有意な群間差が認められた。土踏まず有りの割合は
    裸足
    群89.3%、非
    裸足
    群78.4%であり、有意な群間差が認められた。Hライン距離と母指角の関係を検討した結果、
    裸足
    群r=-0.22(p=0.00)、非
    裸足
    群r=-0.24(p=0.00)であった。相関係数に有意な群間差を認められなかった。
    裸足
    保育が幼児の土踏まずおよび母指角に影響を及ぼすと考えられた。

  • 女児を対象に
    *松田 繁樹, 春日 晃章, 出村 友寛
    日本体育学会大会予稿集
    2019年 70 巻
    発行日: 2019年
    公開日: 2019/12/20
    会議録・要旨集 フリー

     本研究の目的は、

    裸足
    保育が女児の接地足蹠形状に及ぼす影響を検討することであった。被験者は
    裸足
    保育を実施する園に通う女児144名(以下、
    裸足
    群)および
    裸足
    保育を実施していない園に通う女児163名(以下、非
    裸足
    群)であった。接地足蹠面の記録には足蹠投影機(ピドスコープVTS-151、サカモト社製)を用いた。被験者は測定器上に
    裸足
    で両足の内側線を5~10cm離して立ち、前方の目の高さにある指標を注視しながら両手を体側に自然に垂らした直立姿勢を保持した。被験者が安定した立位を保持したことを確認した後、接地足蹠面の画像を撮影した。撮影は一人5回連続で行われた。取得した5画像の中の1画像がランダムに選択され、足蹠データ分析ソフトにより分析された。Hライン距離(土踏まずの深さ)および拇指角に有意な群間差が認められたが、足跡角には有意な群間差は認められなかった。Hライン距離と母指角の関係を検討した結果、
    裸足
    群r=-0.23(p=0.00)、非
    裸足
    群r=-0.37(p=0.00)であった。相関係数に有意な群間差を認められなかった。
    裸足
    保育は女児の土踏まずおよび母指角に影響を及ぼすと考えられた。

  • 縦断的データを利用して
    *松田 繁樹, 春日 晃章, 出村 友寛, 二林 佳奈子
    日本体育学会大会予稿集
    2016年 67 巻
    発行日: 2016年
    公開日: 2017/02/24
    会議録・要旨集 フリー

     本研究の目的は、縦断的データ(初回と2年後)を利用して、

    裸足
    保育を実施する園に通う幼児と実施しない園に通う幼児を対象に浮き趾(立位時に床面に接地していない足趾)出現の変化を比較し、幼児期の
    裸足
    保育が浮き趾に及ぼす影響を明らかにすることであった。被験者は
    裸足
    保育を実施する園に通う園児59名(男児34名、女児25名)および
    裸足
    保育を実施していない園に通う園児179名(男児103名、女児76名)であった。浮き趾は被験者の接地足蹠面の画像から判定された。両足に1本以上浮き趾があれば「浮き趾あり」とし、両足における浮き趾の総本数を「浮き趾本数」とした。男児においては
    裸足
    保育の園に通う幼児は幼児期の2年間で浮き趾のない者が有意に増加した(35.3%→ 64.7%)。浮き趾本数は
    裸足保育の園に通う幼児が裸足
    保育でない園に通う幼児より少なく、その差は4歳時より6歳時において拡大した(ES:0.41 →0.63)。男児においては
    裸足
    保育により足趾の接地状況が良好になる。一方、女児では、
    裸足
    保育が足趾の接地状況に及ぼす影響はほとんどなかった。今後、被験者数を増加し、更に検討する必要がある。

  • -ファンクショナルリーチテストおよび不安定板上での静止立位保持による検討-
    *南 雄一朗, 岡山 裕美, 熊崎 大輔, 大工谷 新一, 福本 貴彦
    近畿理学療法学術大会
    2010年 2010 巻 42
    発行日: 2010年
    公開日: 2010/10/15
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】 臨床場面において,靴着用時と
    裸足
    で姿勢の安定性が異なる症例を経験する.八坂ら(2006)は靴着用時と
    裸足
    での閉眼片脚立位保持と前後左右方向への片脚連続ジャンプの検討から,これらの課題では靴着用時より
    裸足
    で行う方が,姿勢制御が行いやすいと報告している.しかし,靴着用時と
    裸足
    との姿勢制御の比較について検討した先行研究は少ない.本実験では,靴着用と
    裸足
    とでファンクショナルリーチテスト(FRT)および不安定板上での静止立位保持にどのような影響を及ぼすかを検討した.
    【方法】 下肢に既往のない健常成人22名(男女各11名,平均年齢22.0 ± 1.0歳,平均身長163.3±7.0cm,平均体重54.3±6.8kg)を対象とした.1つ目の課題は,立位で両手でのFRTを行い,そのリーチ距離を測定した.2つ目の課題は,不安定板(バランスボードK1910SM,ミナト社製)の上に圧分布測定システム(BIG‐MAT,ニッタ社製)を設置し,身体の前方で腕を組んで立位を保持させ,10秒間の足底圧中心(COP)の総軌跡長と矩形面積を測定した.その際,口頭指示で「できるだけ動かないように」と指示をした.これら2つの課題を靴着用および
    裸足
    にて測定した.また,2つの課題における靴着用および
    裸足
    の施行順序は無作為に実施した.統計処理は靴着用群と
    裸足
    群の比較を対応のあるt検定にて行い,有意水準は5%未満とした.
    【説明と同意】 対象者には事前に本実験の内容と目的について十分に説明を行い,同意を得た.
    【結果】 FRTのリーチ距離の平均値は,靴着用群で37.2±4.4 cm,
    裸足
    群で38.2±6.0 cmであり,2群間に有意な差は認められなかった.
     COPの総軌跡長の平均値は,靴着用群で34.5±8.0 cm,
    裸足
    群で28.1±5.6 cmであった.一方,矩形面積の平均値は,靴着用群で4.3±3.1 cm2
    裸足
    群で2.0±1.1 cm2であった.COPの総軌跡長と矩形面積は,靴着用群と比較して
    裸足
    群において有意に低値を示した(p<0.05).
    【考察】 FRTには足底のメカノレセプターとしての機能,足圧中心の前後移動距離,リーチ動作の動作様式や自己身体能力の予測が関与するとされている.今回,FRTのリーチ距離では靴着用群と
    裸足
    群間に有意な差は認められなかった.前述したFRTに関与する因子の中で,床面と直接接するのが足底か靴の裏かの違いによる足底のメカノレセプターとしての機能や,足指把持力が働く面の違いから足圧中心の前後移動距離が靴着用と
    裸足
    による影響を生じさせると考えられる.しかし,リーチ動作の動作様式や自己身体の予測に関しては,靴着用と
    裸足
    による影響よりも体幹や股関節,足関節の戦略および中枢神経系の機能の影響が考えられ,今回のFRTのリーチ距離において靴着用時と
    裸足
    の違いは影響しにくい結果となったと考えられた.
     一方,不安定板上での静止立位保持においては,COPの総軌跡長,矩形面積ともに
    裸足
    群の方が有意に低値を示した.その理由として2つのことが考えられた.1つ目は,靴を着用している状態では足指把持力は靴底に対して働き,不安定板の床面には直接的に働きにくいことである.しかし,
    裸足
    では不安定板の床面に対して直接的に足指把持力を伝えることが可能であり,足部・足指機能を使ってCOPの移動を制御しやすかったのではないかと考えられる.2つ目は,靴着用時と
    裸足
    では不安定板の床面と接触する部分が違うことである.足底には身体の運動遂行と状況変化に対する情報源となる多数のメカノレセプターが存在する.この足底のメカノレセプターからの情報が身体動揺の調整に重要であるとされている.靴着用時と比べ不安定板の床面に直接足底が接触する
    裸足
    では,足底からの触・圧覚の感覚入力が得られやすく,得られた情報が足底からフィードバックされることで平衡維持能力が向上し,総軌跡長や矩形面積が小さくなったと考えられた.
    【理学療法研究としての意義】 臨床場面において,静止立位保持のような課題で姿勢制御を行う際には,足底からの感覚入力が得られやすく,足指把持力を直接床面に伝えることのできる
    裸足
    での練習から開始し,その後,靴を着用した状態での練習へと移行する方が足部・足指機能や足底からの感覚入力を使った姿勢制御能力を獲得しやすいのではないかと考えられる.
  • 金井 秀作, 島谷 康司, 長谷川 正哉, 吉川 夕貴, 田坂 厚志, 遠藤 竜治, 前岡 美帆, 小野 武也, 大塚 彰
    理学療法学Supplement
    2008年 2007 巻 443
    発行日: 2008年
    公開日: 2008/05/13
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】理学療法における歩行練習において床面状態は考慮すべき項目であるが,一般に平地を用いて実施されている.その上で歩行時の応用性を向上させるために簡易なスポンジブロック等を使用することはあるが多くは障害物を超えるという運動スキルの向上を目的としている.一方で運動負荷としての歩行路状態の影響についての検証は数少ない.そこで不安定歩行路としての砂浜に着目し,下肢筋群への運動負荷の影響について検証した.

    【方法】健常成人男性7名と女性6名を対象とした.なお,対象者全員に対し研究の主旨を説明し参加・協力の同意を得ている.実験は瀬戸内海に面した鷺島海岸で実施し,計測歩行路として,陸上平地と砂浜海側および岸側とした.陸上平地および砂浜では10m歩行を行なわせ,各条件3回ずつ計測を行なった.運動負荷量の計測として動作表面筋電計(Noraxon社製マイオリサーチXp)を用いた.また,歩行周期の確認のため,デジタルビデオ(DV)による動画も同期計測した.得られた筋電波形の解析では3歩行周期を平均化し,RMS処理を行い,%MMTを用いて3条件での比較を行った.なお,計測対象となる下肢はすべて右下肢とし,対象筋は,前脛骨筋,腓腹筋,大腿直筋,外側広筋,大腿二頭筋,中殿筋,母趾外転筋の7項目とした.計測結果の統計検定では,一元配置の分散分析および多重比較を行った.

    【結果】有意差を認めたのは半腱様筋における海側砂浜と陸上との間のみであった.全体的には岸側砂浜>海側砂浜>陸上の順で筋活動が高い傾向を示した.なお,今回有意差は認めなかったが母指外転筋において前述した傾向が最も強かった.

    【考察】筋電図波形では砂浜歩行について歩容にばらつきが多く,砂浜という特殊な立地条件ではバランスを保つスキルにおいて個々の能力が大きく異なることが考えられた.つまり定性歩行には至らなかったケースがほとんどであった.その定性歩行にいたらない特殊な状況においてハムストリングによる緩衝作用としての役割が大きかったと考えられる.砂浜での歩行では足指の筋である拇指外転筋の活動が他に比べ大きく,立地時の特異な負荷がうかがえる.通常、不安定な地面において正中位を保とうとする場合,重心は前足部に移行し足指による補正が求められることから同じ現象が砂浜での歩行において負荷として生じていると考えられる.

    【まとめ】本実験結果からいわゆる平地歩行とは異なる砂浜歩行の特異な運動負荷(筋活動)が確認された.
  • 橋本 圭司, 紙谷 万里子, 内藤 真紀子, 宮村 紘平, 上出 杏里, 本田 真美, 山内 裕子, 上久保 毅, 安保 雅博
    The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine
    2014年 51 巻 12 号 794-798
    発行日: 2014年
    公開日: 2015/01/29
    ジャーナル フリー
    目的:扁平足児における靴及び足底装具の装着効果を検討することである.方法・対象:当センター装具外来を受診した扁平足患者132 名(平均年齢4.20±2.53 歳,男児66 名,女児66 名)を対象に,①
    裸足
    ,②靴(足底装具なし)を装着,③靴(足底装具あり)を装着の3 条件で,シート式下肢加重計を用いて歩行分析を行った.結果:
    裸足
    と靴(足底装具なし)装着時を比較すると,靴による効果として,歩行速度と左右歩幅,左右つま先角度の増加,左遊脚期,右歩行角度の減少を認め,
    裸足
    と靴(足底装具あり)装着時の比較では,これに加えて,右遊脚期と左歩行角度が有意に減少していた(対応のあるt 検定;p<0.002).考察と結論:
    裸足
    との比較で,靴が扁平足児の歩行速度と歩幅を増加させる即時効果があり,また,靴と足底装具を合わせて装着することで,遊脚期と歩行角度が減少し歩行が安定することが明らかとなった.
  • 山内 潤一郎, 丸山 智子, 小林 雅之, Kimi Kobayashi, 堀内 健太郎, 小池 英晃, 徳留 宏紀, 米澤 智史
    シンポジウム: スポーツ・アンド・ヒューマン・ダイナミクス講演論文集
    2012年 2012 巻 314
    発行日: 2012/11/14
    公開日: 2017/06/19
    会議録・要旨集 フリー
    本研究では短期間の芝生上の
    裸足
    ランニング・エクササイズが足指筋力に及ぼす効果を検討した。エクササイズ・トレーニング期間後の足指最大筋力はトレーニング前に比べて、有意に増加した。
  • 関川 伸哉
    日本義肢装具学会誌
    2003年 19 巻 4 号 316-322
    発行日: 2003/10/01
    公開日: 2010/02/25
    ジャーナル フリー
    本研究では, 短下肢装具 (AFO) 装着による片麻痺歩行時の麻痺側下腿筋活動の変化を明らかにすることを目的とし, 5名の片麻痺者を対象に
    裸足
    から片麻痺歩行時に必要とされる装具機能を段階的に変えた際の, 動作筋電図学的解析を行った. 実験には, 機能の異なる2つのAFO (AFO-1, AFO-2) を用いた. AFO-1は, 足関節の内外反のみを制御し補助モーメントは発生しない. 一方, AFO-2は, 内外反の制御に加え背屈方向補助モーメントを発生する機構を有している. 実験の結果, いずれの被験者においても
    裸足
    から装具機能を満たす (
    裸足
    , AFO-1, AFO-2と変える) ことにより歩行速度は増加し, 麻痺側下腿の筋活動にも著明な変化が現れた. また,
    裸足
    およびAFO使用による歩行時の筋活動の変化は, 被験者間で異なることが明らかとなった.
  • ―非裸足群と裸足群との比較から―
    高橋 勝美, 坂元 孝子, 渡邊 紳一, 増田 敬子, 黒岩 純, 河合 豊
    Journal of Kanagawa Sport and Health Science
    2004年 37 巻 7-12
    発行日: 2004年
    公開日: 2022/03/11
    ジャーナル フリー
  • 細田 多穂
    昭和医学会雑誌
    1997年 57 巻 3 号 209-217
    発行日: 1997/06/28
    公開日: 2010/09/09
    ジャーナル フリー
    下肢切断患者における和式生活では, 屋内と屋外で靴の脱着を要する習慣のため, 靴を脱ぐと義足長の変化と共に, アライメントの異常から踵部が浮く尖足位となり, 膝の不安定性を生じるなどが大きな問題であった.そこで, 靴を脱いでも, 靴を履いても義足長の変化に適応でき, 歩行時の義足のバランスと膝の安定化を向上させる, 独自のF J footを開発使用してきた.F J footの特徴は足継手を従来の位置からより前方にずらすと共に, 従来の継手位置に上下二つのゴム製バンパーを挿入したものである.今回, 下肢切断者に対して, 本F J footと従来のconventional foot, SACH footの3種類を
    裸足
    と靴ばき歩行において比較検討すると共に, 健常成人との対比からF J footの有効性を歩行周期と歩行時足底圧の動態より検証したので報告する.1) .対象は, 現在までF J footを使用した下肢切断者40症例である.性別は男性22例, 女性18例である.健常成人は男性10例とした.2) .解析方法は平地歩行時の歩行周期における各相の比率を加速度計を応用したphase meterで測定した.足底圧パターンはpressure gaugeを義足足部の踵中央部, 第一中足骨骨頭部, 第5中足骨骨頭部に相当する足底部に装着し, 圧力分布を解析した.3) .結果は (1) 歩行周期解析では, 靴ばきと
    裸足
    で比較するとconventional foot及びSACH footが, 靴ばきでは健常成人に近い割合を示したが,
    裸足
    では, 全足底接地と立脚中期の割合が極端に減少し, 蹴りだし期が異常に増加する大きな違いを認めた.即ち, 靴ばきと
    裸足
    での変化が異常に強く現れている.しかし, F J footではこれに比し, 靴ばきと
    裸足
    の変化が有意に少なく (P<0.05) , 健常成人同様のパターンに近いことが明確に認められた. (2) 足底圧パターンでは, conventional foot, SACH footが第1中足骨骨頭部, 第5中足骨骨頭部での圧力値の立ち上がりが著しく遅れ, 特にconventional footでは靴ばき時に第5中足骨骨頭部に圧力が作用していたにも関わらず,
    裸足
    の状態になると圧力は全く検出されず, 靴ばきと
    裸足
    での著しい変化を認めた.これに比較し, F J footでの靴ばきと
    裸足
    における変化は有意に少なく (P<0.05) , 圧力の立ち上がりや圧力分布から見て, より健常成人に近い結果が得られた.これらの結果より, F J footは
    裸足
    と靴ばき歩行の両立に極めて有効で, 和式生活での生活活動向上に十分寄与できたものと考える.
  • 山田 健二, 須藤 明治
    理学療法科学
    2015年 30 巻 4 号 519-521
    発行日: 2015年
    公開日: 2015/09/03
    ジャーナル フリー
    〔目的〕足把持力と50 m走の疾走速度との関係について明らかにすることを目的とした.〔対象〕健康な男子学生101名を対象とした.〔方法〕足把持力は,足指筋力測定器を用い,片足で椅座位姿勢にて3回行った.50 m走は,
    裸足
    と靴の2条件で行い,それぞれ2回行った.〔結果〕靴よりも
    裸足
    の疾走速度は大きかった.また,両条件において,足把持力と正の相関関係が認められ,相関係数には条件間で差は認められなかった.〔結語〕足把持力は,疾走能力に重要であり,基礎的な身体づくりに役立つ能力であると示唆された.
  • 水島 淳, 梶谷 亮輔, 九鬼 靖太, 柴田 篤志, 前田 奎, 大山 卞 圭悟, 尾縣 貢
    体育学研究
    2021年 66 巻 703-714
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/10/20
    [早期公開] 公開日: 2021/08/27
    ジャーナル フリー
     Introduction: The purpose of this study was to investigate the effects of a 4-week barefoot sprint training program on sprint biomechanics and stretch-shortening cycle jump ability.
     Methods: Fourteen children with no experience in barefoot sprinting were randomly assigned to 1 of 2 groups: a barefoot training group (3 boys and 4 girls; age, 11.0 ± 0.8 years-old; height, 143.1 ± 8.4 cm; body mass, 35.4 ± 5.6 kg; shoe mass, 0.17 ± 0.02 kg) and a control group (3 boys and 4 girls; age, 11.0 ± 0.8 years-old; height, 142.6 ± 8.2 cm; body mass, 34.4 ± 6.4 kg; shoe mass, 0.18 ± 0.01 kg). The 4-week intervention consisted 40 minutes of sprint training per weekly session using the allocated footwear. Before and after the intervention, 2-dimensional biomechanical analysis of the 50-m maximal sprint under both shod and barefoot conditions, and the countermovement jump and 5 repeated rebound jumping tests were performed by both groups. Pre- to post-test changes in spatio-temporal parameters and sprint kinematics, and jump heights for both jump types, and the contact time and rebound jump index for the rebound jump, were analysed using 2-way mixed ANOVA.
     Results and Discussion: After the 4-week intervention, a higher step frequency (p <0.01), a longer step length (p <0.05), and a higher sprint velocity (p <0.01) were observed in the barefoot training group, although no change was observed in the foot strike patterns and the swing leg velocity. The barefoot training group showed a higher rebound jump index (p <0.05) and a shorter contact time (p <0.01), while no differences were evident in the counter-movement jump height. These results suggest that 4-week barefoot sprint training seems to be an effective strategy for improving certain aspects of sprint biomechanics and for development of fast stretch-shortening cycle ability in children.
  • 歳森 大輝, 楠 貴光, 大沼 俊博, 鈴木 俊明
    関西理学療法
    2021年 21 巻 133-137
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/12/25
    ジャーナル フリー

    The present case had right putamen hemorrhage 5 years ago and presented with left hemiplegia. The patient had used a left lower limb orthosis for 5 years. The long-duration usage of the orthosis reduced the chance of muscle activity in the left lower limb, promoted hypotonia in the left triceps surae and left quadriceps muscles, and additionally promoted hypotonia in the left lower limb. These were assumed to be causative factors of the swing habit. Additionally, the habitual swing pattern of the left lower extremity resulted in secondary dysfunctions such as hypotonia of the anterior and posterior gluteus medius muscles and hypertonia of the left iliocostalis and quadratus lumborum. It was assumed that it also affected the decrease in stability of barefoot walking. Therefore, to improve the stability of barefoot walking, it was important to improve not only the dysfunction of the left lower limb but also the habitual swing mode of the left lower limb.

  • 長谷部 ヤエ, 入來 正躬
    日本生気象学会雑誌
    1993年 30 巻 1 号 25-32
    発行日: 1993/04/01
    公開日: 2010/10/13
    ジャーナル フリー
    既に報告したように (長谷部ほか, 1991) 軽度の冷気曝露による皮膚温降下の程度はソックス着用時の方が
    裸足
    時よりも小さい.これはソックス着用時の皮膚血流増加によるのか, ソックスの熱絶縁効果によるのかを皮膚血流の測定により検討した.健康な成人男子8名を被験者とし, 室温26±0.5℃の人工気候室内で着衣の状態で実験を行った.
    裸足
    あるいはソックス着用状態で両足を約9℃の冷気中に20分間曝露したときとその後の20分間, 第1足指末節無毛部の皮膚温および皮膚血流を測定した.皮膚温は銅―コンスタンタン熱電対, 皮膚血流はレーザードップラー血流計で測定した.冷気曝露中の皮膚温は
    裸足
    時, ソックス着用時ともに冷気曝露前より有意に低下し, 冷気曝露中止後は有意に上昇した.冷気曝露中の皮膚温はソックス着用時の方が
    裸足
    時よりも有意に高かった.平均皮膚血流にはソックス着用の有無により有意な差異はみられなかった.本実験条件でのソックス着用による寒冷刺激中の皮膚温降下度の減少はソックスの熱絶縁効果でほとんど説明できる.
  • 檀辻󠄀 雅広, 松田 淳子, 松尾 薫, 祝部 美樹子, 朝倉 健, 吉尾 雅春
    理学療法学
    1993年 20 巻 8 号 493-498
    発行日: 1993/12/31
    公開日: 2018/09/25
    ジャーナル フリー
    脳卒中片麻痺患者の歩行時に見られる足趾の屈曲変化の有無と形状の違いを調査し,歩行能力や運動機能との関係を分析した。対象は片麻痺患者48名で,椅坐位時と歩行時の足趾を写真撮影し足趾変化の有無を判定した。さらに,足趾の屈曲変化をclaw toe,hammer toe,mallet toeの三種類に分類した。
    足趾の屈曲変化が見られた群は,
    裸足
    歩行不可能群に多かった。足趾の屈曲変化が見られた
    裸足
    歩行可能群では,歩行速度が遅く,運動機能も低かった。claw toeはhammer toeと比較して
    裸足
    歩行不可能群に多かった。
    裸足
    歩行可能群でもclaw toeはhammer toeよりも歩行速度が遅く,運動機能が低かった。以上より,両者間に機能の優劣があることが考えられた。
  • 松田 大哉, 野口 翔平, 清水 啓介, 中道 哲朗, 鈴木 俊明
    関西理学療法
    2018年 18 巻 64-69
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/12/20
    ジャーナル フリー

    To investigate the effects on postural change and muscle activity in foot muscles during lateral weight shift while wearing an AFO. The subjects were 15 healthy men (average age 24.9 ± 2.5 years old). They performed a lateral weight shift in the standing position to the right lower limb while wearing an AFO on the right foot, then repeated the process without one. In each instance, postural change and electromyograms (EMG) of the peroneus, foot supinator muscles, and tibialis anterior were measured. When initiating the lateral weight shift while wearing the AFO, hip adduction on the moving side resulted in pelvic depression on the non-moving side. Continuation of the lateral weight shift also resulted in lateral flexion of the thoracolumbar area on the moving side, as well as outward inclination of the lower limb on the moving side. Compared to the barefoot lateral weight shift, there was a trend toward overall decrease in muscle activity in the peroneus, foot supinator muscles, and tibialis anterior. During a lateral weight shift while wearing an AFO, the AFO limits both foot pronation and supination. It can be surmised that this function of the AFO results in reduced muscle activity of the peroneus, used for grounding the foot, as well as in reduced muscle activity of the foot supinator muscles and tibialis anterior, which are used to restrict outward inclination of the lower limbs.

  • 歩行時の生体負担
    斎藤 真, 平林 由果, 大西 範和, 片瀬 眞由美, 塩之谷 香
    人間工学
    2001年 37 巻 Supplement 号 448-449
    発行日: 2001/09/04
    公開日: 2010/03/12
    ジャーナル フリー
  • 長谷川 正哉, 大塚 彰, 金井 秀作, 沖 貞明
    日本義肢装具学会誌
    2007年 23 巻 1 号 71-74
    発行日: 2007/01/01
    公開日: 2010/02/25
    ジャーナル フリー
    靴が原因と考えられる足趾および足部の障害が多発しており, 予防法として足趾の運動が重要であることが報告されている. 本研究では足趾MP関節運動および内側縦アーチの運動, 足部内在筋の筋活動を促進させるためのトレーニングシューズの開発を目的に実験を行った. 実験1では,
    裸足
    , 足趾トレーニングシューズ, 足甲固定サンダルの条件下に, 10m歩行中のMP関節および内側縦アーチの角度変化を計測した. その結果, 今回試作した足趾トレーニングシューズ着用下におけるMP関節運動および内側縦アーチ角度の変化が足甲固定サンダルより増大し,
    裸足
    に近似した関節運動が発生することが確認された. 実験2では, 同様の条件下にて, 母趾外転筋における筋電活動を計測した. その結果,
    裸足
    歩行時および足甲固定サンダルと比較し, 足趾トレーニングシューズにおける筋電活動が増加した. 実験結果より, 今回試作した足趾トレーニングシューズの特徴として, 十分な足趾関節運動が発生し, 足部内在筋の筋電活動を増大させることが確認された.
  • 森 嘉裕, 昆 恵介, 春名 弘一, 加藤 雄大, 安彦 かがり
    支援工学理学療法学会誌
    2024年 3 巻 2 号 122-127
    発行日: 2024/03/29
    公開日: 2024/03/29
    ジャーナル フリー

    今回、脊髄梗塞により対麻痺を呈し、短下肢装具による装具療法を実施した症例を経験した。本症例は、右側下腿三頭筋の筋力低下による立脚中期の過度な背屈に伴う膝折れを認め、膝折れによる転倒恐怖感を訴えられていた。そこで、右側に背屈制動機能を有するWalk on Trimableを処方し、背屈制動機能の効果を検証した。方法は、三次元動作解析装置を使用し、

    裸足
    、Gait Solution Design、Walk on Trimableで至適および最大努力速度での歩行を計測した。評価パラメータは、右立脚期の床反力作用点前方移動量、右足関節底屈モーメントの最大値などを用いた。結果として、Walk on Trimable条件で床反力作用点前方移動量、右足関節底屈モーメント最大値において有意な増加を認めた。背屈制動機能が右立脚期以降で下腿の前傾の制御と床反力作用点前方移動量増大に寄与したと考えられた。

  • 松田 繁樹, 小西 啓之
    教育医学
    2021年 66 巻 3 号 178-189
    発行日: 2021年
    公開日: 2021/03/01
    ジャーナル オープンアクセス
    The purpose of this study was to examine the effects of Shorinji Kempo experience on toe grip strength, sole shape, and anterior-posterior foot pressure ratio. The participants were 39 healthy male university students (13 Shorinji Kempo athletes, 13 athletes (volleyball and handball athletes), and 13 non-athletes). All Shorinji Kempo athletes and athletes had more than three years of experience in each athletic event. Shorinji Kempo athletes had significantly lower rates and numbers of floating-toes than those of athletes and non-athletes. Toe grip strength, foot angle and anterior foot pressure ratio were significantly higher in Shorinji Kempo athletes than in non-athletes. It was inferred that Shorinji Kempo experience affects the toe grip strength, the foot shape (floating-toe and foot angle) and the anterior-posterior foot pressure ratio. Future studies, such as those using longitudinal data, are needed to further this research.
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