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クエリ検索: "関秀章"
3件中 1-3の結果を表示しています
  • 斉藤 正一, 伊藤 聡, 小関 秀章
    東北森林科学会誌
    1998年 3 巻 1 号 37-40
    発行日: 1998/02/25
    公開日: 2018/03/19
    ジャーナル フリー
    山形県内では,ツキノワグマによるスギ立木の剥皮害が,県南部を中心に奥地林で局所的に発生している。その防除のためヤシマレントないしトウガラシチンキを塗布する方法と荒縄をスギの根際に巻く方法の効果試験を行なった。忌避剤塗布,荒縄巻きともに効果が認められたが,忌避剤塗布の場合,コスト軽減のための塗布法の考案が必要と考えられた。
  • 出口 善隆, 佐藤 衆介, 菅原 和夫
    日本畜産学会報
    2003年 74 巻 3 号 383-388
    発行日: 2003年
    公開日: 2006/06/16
    ジャーナル フリー
    2001年7月18日から9月5日まで東北大学附属農場の飼料用トウモロコシ圃場においてビデオ撮影を行いクマの侵入実態を,また圃場での倒伏本数調査より被害実態を明らかにした.調査期間中の圃場へのクマの侵入は52回観察された.調査圃場では7月22日に雌穂出穂が5割に達した.侵入期間は乳熟前期と乳熟後期に有意に偏っていた(χ2=33.2, P<0.001).侵入時間帯も00 : 00から06 : 00までと18 : 00から24 : 00までに有意に偏っていた(χ2=36.5, P<0.001).調査期間を通じてのトウモロコシの被害割合は13.8%,1日あたりの被害熱量は169,171kJ/日で,クマ6.52頭分の日摂取熱量に相当した.クマは乳熟前期から乳熟後期までのトウモロコシ圃場に強い侵入動機を示し,その時期の栄養要求のほぼすべてをトウモロコシで満たしている可能性が示唆された.
  • 斉藤 正一, 箕口 秀夫, 加賀谷 悦子
    日本森林学会誌
    2015年 97 巻 2 号 100-106
    発行日: 2015/04/01
    公開日: 2015/06/02
    ジャーナル フリー
    電子付録
    ナラ枯れ被害を軽減するためには, 媒介昆虫のカシノナガキクイムシ (カシナガ) の分散を抑制し, 密度を低下させることが有効である。カシナガはナラ類の生立木に穿入するので, ナラ類の生立木から採取した丸太を, 2010~2013年にかけて26カ所, 延べ47調査地において集積し, カシナガを誘引する実証試験を行った。丸太は, 被害地周辺の林道の待避所や土場跡, 林道と隣接するスギ林内に集積した。大量に集積した丸太 (大量集積型おとり丸太) は, 丸太が長いために乾燥しにくく, カシナガの繫殖に好適な部位が多くなり, カシナガを誘引するカイロモンも木口から大量に発生する。これらの丸太に, さらにカシナガの集合フェロモン剤を装着したところ, 10,000個体/m3を超える多数のカシナガを誘引できた。この方法により, カシナガの密度が高い, 激害から中害の林分においても, 多数の個体を誘引することができた。カシナガが穿入した丸太は, 新成虫が羽化する前に粉砕してチップ化すれば内部のカシナガを駆除することができるだけでなく, それらはそのまま, 燃料用や製紙用チップとして利用できる。さらに, 丸太採取のために伐採した林分は更新するため, 今回用いた方法は, 駆除・利用・更新を三位一体で進める実用化技術として期待できる。
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