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クエリ検索: "黒田章裕"
28件中 1-20の結果を表示しています
  • 上利 佳輝, 松井 康子, 伊賀 由美子, 小柳 綾子, 吉岡 正人
    日本化粧品技術者会誌
    2014年 48 巻 4 号 287-295
    発行日: 2014/12/20
    公開日: 2016/12/20
    ジャーナル フリー
    加水分解シルクタンパクとアルキル基,シリコーン鎖といった異なる部位を有した両親媒性高分子であるハイブリッドポリマーをActive Interfacial Modifier(AIM),特に乳化性能に秀でたAIMをAIM-FNと名づけ,界面における性質および機能性を評価した結果,多様な界面の性質を制御することを見出した1)。液体と液体の界面制御機能である乳化,固体と液体の界面制御機能である撥水性・耐水性機能,固体と固体の界面制御特性である製剤の感触を向上する機能について,以前本誌で報告した2)。更なるAIM-FN の界面制御機構を解析すべく,試験を行い,新しい知見が得られたので報告する。以前までの報告では,化粧品の原料である無機粉体について報告していなかった。AIM-FNはW/O剤型での使用が基本となるため,W/O剤型で用いられることの多い,無機粉体に対する界面制御機能を検討する必要があると考え,試験を行った。固体と液体の界面制御機能である粉体分散機能,固体と固体の界面制御機能である粉体の凝集抑制機能を確認した。粉体分散機能では,表面処理が施された様々な粉体に対し,高い分散機能を示した。粉体の凝集抑制機能では,サンスクリーンの白浮きを抑制することを確認した。これは,AIM-FNの特徴的な構造によって粒子に吸着,反発力を付与し,界面を制御したからだと考えられる。今回新たにAIM-FN,ジメチコン2cs,水の混合物であるAIM-FN Dispersion(AIM-FND)についても検討を行った。従来の乳化剤や分散剤と比較し,AIM-FNDは低粘度であり,実使用の面でも価値ある存在であると期待できる。
  • 石井 宏明, 山田 健一
    オレオサイエンス
    2009年 9 巻 5 号 183-188
    発行日: 2009/05/01
    公開日: 2013/06/01
    ジャーナル フリー
    サンスクリーン剤の塗膜の構造に着目し, 特異的な膜構造を形成するための制御方法とその機能を検証した結果に関して述べた。耐水性を向上させる事を主たる目的として, 表面にハスの葉のように周期的な微細凹凸構造 (MPUS) を形成するサンスクリーン剤を開発した。MPUSは, 塗膜を水に接触させる方法および溶媒を揮発させる方法の2通りの方法で得る事ができた。効果的にMPUSを形成させるためには, 粉体の分散性と溶媒の揮発性を調整することが重要であった。得られたMPUS形成型サンスクリーン剤は, 従来の擾水型サンスクリーン剤と比較し, 耐水性が高く, 海水浴等の水に晒される状況においても高い紫外線防御効果を発揮することが明らかとなった。また, 高耐水性のみならず, 特徴的な光学特性, 引っ張り特性を有した。
  • 石井 宏明, 山田 健一
    表面技術
    2011年 62 巻 2 号 109
    発行日: 2011/02/01
    公開日: 2011/09/01
    ジャーナル フリー
  • 大谷 直子, 小柳 綾子, 植田 有香, 坂本 一民, 吉岡 正人
    日本化粧品技術者会誌
    2009年 43 巻 4 号 247-253
    発行日: 2009/12/20
    公開日: 2011/12/21
    ジャーナル フリー
    加水分解シルクタンパク質とアルキル基,シリコーン鎖を融合した両親媒性高分子である新規のハイブリッドポリマーの界面における性質および機能性を評価した結果,界面を形成するどちらの相にも実質的に溶解せず,多様な界面の性質を制御することを見出した。そこで,このポリマーをActive Interfacial Modifier(AIM-FN)と名づけた。具体的な機能として,まず,液体と液体の界面制御機能である乳化があげられる。AIM-FNは簡易な撹拌で,非極性油から極性油,シリコーン油など,幅広い油性成分を用いてW/Oエマルションを調製することができた。このとき,AIM-FNは水相にも油相にも相溶しないため,その間で独立した第3相を形成し,両相の異なる性質を制御し,安定化していると考えられる。次に,固体と液体の界面制御機能として撥水性・耐水性機能を確認したところ,AIM-FNは親水性のペプチドを有しているにもかかわらず,代表的な疎水性物質であるジメチコンに近い,高い撥水性・耐水性を示した。また,AIM-FNを用いると,他の乳化剤とは異なり,油性感やべたつきの少ない処方を実現することができた。これは固体と固体の界面制御特性ととらえることができる。
  • 朝倉 浩一
    オレオサイエンス
    2013年 13 巻 4 号 171-177
    発行日: 2013年
    公開日: 2016/02/01
    ジャーナル フリー
    生命体のように,系が外部環境に対して開かれ平衡から遠く離れた状態に保たれた場合,ゆらぎが成長し散逸構造と呼ばれる様々な自己組織化された状態が発生する。粘性の高い液体を固体基板上に塗工すると,通常は平滑な表面とはならず,塗工方向と平行に空間周期ストライプパターンが発生する。これは,液膜が形成される過程が平衡から遠く離れた状態となり,したがって気液界面の形状ゆらぎが成長するためである。界面形状ゆらぎが成長する現象はフィンガリングと呼ばれ,表面形成を伴う工業生産プロセスにおいて普遍的に観察される。我々は,フィンガリングの発生を抑制する技術を開発し,サンスクリーン剤性能のin vitro評価法の確立や,自動車車体の回転霧化塗装における技術革新に寄与してきた。また,自発的に空間パターンが発生してしまう現象を逆手に取って,これを高撥水性表面の作製に応用する技術を開発してきた。
  • *朝倉 浩一
    化学工学会 研究発表講演要旨集
    2010年 2010f 巻 F105
    発行日: 2010年
    公開日: 2011/01/09
    会議録・要旨集 フリー
  • 濱元 秋雄, 川嶋 早苗, 小橋 和正
    日本化粧品技術者会誌
    2011年 45 巻 2 号 114-121
    発行日: 2011/06/20
    公開日: 2013/06/20
    ジャーナル フリー
    一般的に油剤との親和性が低いといわれるフッ素化合物表面処理粉体で,トリデカフルオロオクチルトリエトキシシランの場合,優れた分散特性を示す系が得られたので,従来のメチルハイドロジェンポリシロキサン表面処理粉体と比較して報告する。微粒子酸化亜鉛にトリデカフルオロオクチルトリエトキシシラン (TDFOS-ZnO) およびメチルハイドロジェンポリシロキサン (MHPS-ZnO) を表面処理し,分散剤にポリグリセリン変性シリコーン (PGSI) およびポリエーテル変性シリコーン (PESI) を用いてポリジメチルシロキサン (PDMS) に分散させた。この結果,TDFOS-ZnO/PGSI系は良好な分散安定性を示し,塗布時の塗膜も高い耐水性を示した。特にPGSI 5wt%添加系では調製直後に一度増粘するものの,一定期間経過後に粘度が低下する特異的な挙動が確認された。次にこれらの分散体をサンスクリーン剤に適応したとき,分散体自体と同様に,TDFOS-ZnO/PGSI 5wt%系が最も分散安定性に優れ低粘度であり,塗布時の耐水性も高かった。また,肌へ塗布した際の感触も良好であり,水への浸漬による白化現象もほとんど起こらなかった。
  • 鎌田 正純, 高橋 美奈子, 佐藤 利行
    山野研究紀要
    2009年 17 巻 62-67
    発行日: 2009年
    公開日: 2019/11/10
    研究報告書・技術報告書 フリー
    消費者に近い立場で香粧品に接することが多い本学の学生は、香粧品の包装容器に記載された文字から多くの情報を引き出すことが求められる。そこで、企業と共同で、薬事法に基づく香粧品の表記事項の理解を促すために、化粧品パッケージの製作を授業に取り入れた。100 以上のパッケージデザインをデータベース化することができた。これらの資料は、新しい商品開発の際に活用することが可能であり、その価値は高いものと推察している。
  • 次田 章
    日本化粧品技術者会誌
    1993年 27 巻 2 号 119-129
    発行日: 1993/09/16
    公開日: 2010/08/06
    ジャーナル フリー
    This article reviews the optical properties of pigments used in make-up cosmetics. In white pigments such as titanium oxide and zinc oxide, particle size is controlled between 150 and 400nm to maximize light scattering. Inversely, since the absorption of ultraviolet light is the purpose of employing titanium oxide microparticles in cosmetics, their particle size is reduced to less than 50nm so as to maximize ultraviolet absorption and to minimize light scattering. The colors of pigments containing transition metals such as iron and cobalt are caused by the absorption of visible light, but light scattering takes part in their tones of color. In nacreous pigments, a variety of pearly luster effects are created by utilizing the light interference in a TiO2 or Fe2O3 thin film coated on mica platelets. Irridescent effects are given by the combination of the interference effects and the light absorption by colored materials deposited on a TiO2 thin film. As a extender pigment for foundations in cake form, TiO2-Al2O3 doubly coated mica is prepared, which shows the appearance of natural luster and has excellent whiteness.
  • 黒田 章裕, 近藤 邦雄, 木造 利徳, 佐藤 尚, 島田 静雄, 加藤 陽一
    テレビジョン学会技術報告
    1992年 16 巻 31 号 19-24
    発行日: 1992/05/29
    公開日: 2017/10/06
    研究報告書・技術報告書 フリー
    In order to classify textile pictures,some pairs of adjectives,such as, "warm-cold", were chosen as impression against the pictures. A sensory scale ranging between +3 and -3 was adopted for each pair of impression words. Questionnaires were collected on fifty sample pictures how they were felt to voluntary inspectors. The results were analysed statistically to represent meaningful impression scales that could be applicable as keys for retrieval on a textile picture database.
  • 高橋 栄治
    ファルマシア
    2008年 44 巻 5 号 417-420
    発行日: 2008/05/01
    公開日: 2018/08/26
    ジャーナル フリー
  • 黒田 章裕, 児玉 晃季, 奥田 浩輝, 宮間 千歳, 前田 秀一
    紙パ技協誌
    2016年 70 巻 6 号 624-630
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/09/01
    [早期公開] 公開日: 2015/08/10
    ジャーナル フリー

    壁紙には意匠性,機能性が求められ,素材やデザインを大きく変革させてきた柔軟性に富んだ歴史を持つ。一方,我々の一番身近な光学材料の1つに皮膚が挙げられる。皮膚は光学的には半透明な層状構造体であり,光が侵入深度により分離される色分離機構や,皮膚の層状構造の層間での多重反射など複雑な光学特性を持ち,化粧品産業を除けば,意外にこの光学特性を利用している産業は少ない。
    我々は,赤ちゃんの皮膚を見た時に感じるみずみずしさ,奥行き感に注目し,皮膚を光学的に生体模倣したモデルを開発し,その光学特性を評価することで,奥行き感に優れた立体スクリーンを開発し,壁紙への応用を試みた。
    現在産業的に多用されている3Dの原理は,両眼視差を使用したものであり,専用眼鏡や複雑なディスプレイの構造を必要とし,かつ膨大なデータ処理が必要な点が,手軽に使いにくい問題を起こしていた。これに対して,我々の光学模倣モデルは片目立体視に基づく原理を用いており,両眼視差を使用したものではないため,専用眼鏡が不要なこと,データの立体化処理は自動的にスクリーン側が行ってくれるため,既存の2Dのデータがそのまま利用できること,構造が単純で大型化が容易なこと,プロジェクターがあればすぐに立体投影が可能で,高性能のコンピューターを必要としないこと,スクリーンが明るいこと等を特徴として有している。一方,皮膚と同様に映像を投影した際の高い解像度は期待できず,飛び出してくるような立体映像も得られないが,既存の壁紙にはない,立体的な風景画が投影されているような独特の意匠性が得られる特徴がある。これは壁紙の求める意匠性,機能とも通じるものがあると考えている。

  • 松枝 明
    日本化粧品技術者会誌
    1997年 31 巻 4 号 373-384
    発行日: 1997/12/20
    公開日: 2010/08/06
    ジャーナル フリー
    紫外線の生体への有害性が叫ばれてから久しい。化粧品分野では基礎化粧品, メイクアップ化粧品を問わず, さまざまの紫外線防御技術の開発がおこなわれてきている。本稿ではメイクアップ化粧品に絞って紫外線遮断素材とその加工方法, 分散技術と紫外線遮断, そしてそれらの評価について解説したい。
  • 黒田 章裕
    オレオサイエンス
    2010年 10 巻 4 号 127-132
    発行日: 2010/04/01
    公開日: 2013/06/01
    ジャーナル フリー
    撥水性のナノ粒子とシリコーンレジン, またはアマニ油からなるコーティング剤を開発した。疎水性のナノ粒子を80質量%含むコーティング剤は, 高い擾水性を示した。このコーティング剤で形成された塗膜表面の形状を, 走査型電子顕微鏡, 表面凹凸測定装置にて分析したところ, その表面に凹凸構造が確認できなかった。従来, 高擾水性の獲得には, 擾水性の微細凹凸構造が必要と考えられてきたことから, 凹凸構造を持たずに高擾水性を示すこの表面は, 大変ユニークな特性を持っているといえる。ついでこのコーティング剤を, ひずみゲージ用のコーティング剤としての応用の可能性について検討を行った。そして, 屋外暴露試験下で大変優れた性能が示された。この高い撲水性を示すコーティング剤を塗工した材料を焼成すると, 高い親水性を示すようになった。近年, 高い親水性を持つ表面は, 防汚性を示す可能性があり, 強い興味が持たれていた。そこで, この高い親水性の材料の2年以上にわたる屋外暴露試験を行った。その結果, 2年以上の期間, 高い親水性は保持されていた。しかしながら, 防汚性は, 塗膜内部に灰色の汚染が発生したため, 維持できなかった。
  • 雨宮 隆, 伊藤 公紀
    化学と教育
    2003年 51 巻 10 号 614-615
    発行日: 2003/10/20
    公開日: 2017/07/11
    解説誌・一般情報誌 フリー
  • 野村 浩一
    色材協会誌
    2000年 73 巻 5 号 255-260
    発行日: 2000/05/20
    公開日: 2012/11/20
    ジャーナル フリー
  • 茂木 龍太, 松本 涼一, 岡本 直樹, 近藤 邦雄, 金子 満
    図学研究
    2008年 42 巻 Supplement1 号 89-94
    発行日: 2008年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    映像コンテンツの制作・発表は年々多様化し大量に安定したコンテンツ制作が望まれている.その中で特徴あるキャラクタ制作が求められている.しかし, キャラクタデザインはデザイナ個人の才能や努力に依存していると考えられ, このキャラクタデザイン制作工程の分析は行われることがなかった.このためにプロデューサとデザイナとの連携が不十分であり, 特徴あるキャラクタを効率的に提供できる環境にないという現状がある.
    本研究の目的は, 画像データを収集・整理を行いキャラクタのイメージをすばやく検索・表示することにより, プロデューサとデザイナの連携を円滑にし, 特徴あるキャラクタを短期間に制作するための支援を行うディジタルスクラップブックを提案することである.
  • 近藤 邦雄, 伊藤 素子, 猪原 徹, 佐藤 尚, 島田 静雄
    図学研究
    1996年 30 巻 2 号 19-26
    発行日: 1996年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    Textiles used in furniture in a living room as well as for clothes are designed with design pictures of various colors and patterns. A computer aided design system SERENADE was developed to have three major functions ; to build design pictures database, retrieval, and design pictures processing. This study proposes a reasonable user interface system for a designer at the pictures search on a graphics screen of a workstation. Several pairs of adjectives in antonym relation are chosen as retrieval keys such as‘warm-cool’, but the words are not directly used as keywords. An impression scale is proposed ranging from -3 to +3 so that the both terminals have the opposite human impressions corresponding to the adjective pair. Using two of such impression scales, a retrieval area is represented by a two dimensional domain where the pictures in database are plotted. A designer on his workstation can find some of sample pictures by pointing a location on the domain. Two methods of pointing procedures are discussed in the paper.
  • 近藤 邦雄
    図学研究
    2004年 38 巻 Supplement1 号 113-118
    発行日: 2004年
    公開日: 2010/08/25
    ジャーナル フリー
    3次元形状モデリングの教育は、島田、長島、新津らによって報告されている。これらを使いこなすためには, 三面図の読み書き能力が重要である。市販のCG, CADシステムを利用して形状を生成する場合においても、三面図の描き方や見方を理解していなければいけない。このために第27回図学教育研究会で報告された「三面図を用いた立体復元」が三面図の描き方と読み方の教材に有用であると考えた。そこで、筆者らはこのシステムを用いて形状モデリング入門を目的として以下の2つの大学で試行教育を実践した。以下、本報告ではこの立体復元CADを利用して、三面図の描き方と立体モデリングの基礎の理解を目的にした教育について述べ、立体復元システムの概要、演習の目的と内容、学生の演習結果と評価について紹介する。
  • 野村 浩一
    オレオサイエンス
    2005年 5 巻 10 号 447-454
    発行日: 2005年
    公開日: 2013/06/01
    ジャーナル フリー
    ヒトの皮脂腺から分泌してくる皮脂は湿潤性, 摩擦性, 伸展性などの面で皮膚を保護していると考えられており, 皮脂分泌量が減少すると, ヒビ, アカギレ, カサツキなどの原因となる。しかしその一方, 皮脂分泌量が過度に増大すると, ベタツキなどを感じたりニキビ発生の要因や過酸化脂質による肌へのダメージも報告されている。またメークアップへの影響として化粧くずれという問題も考えられる。消費者は現在のメークアップ品の持続性に満足しておらず皮脂とメークアップ膜の関連を知ることは化粧品の設計にとって非常に有用である。本報告では前半でヒト皮脂の特性を紹介し, 後半でその皮脂に対するメークアップ化粧料としての対策法をトピックス的に述べる。
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