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*綿貫 翔, 渡部 哲史, 丸谷 靖幸, 田中 智大, 岡地 寛季, 塩尻 大也, 武藤 裕花, 松浦 拓哉, 大屋 祐太
会議録・要旨集
フリー
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(Water-Associated Community toward Collaborative Achievements)は水文・水資源分野を中心とした分野融合,産官学連携の核となる実践活動の場であり,水文・水資源学に関わる若手~中堅の研究者・技術者のコミュニティとして,2014年の設立からこれまで年に数回の頻度で勉強会や見学会を実施してきた.2019年度(COVID-19)以前では学官民からの講演および幅広い業種からの参加者間で討論会(
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9th meeting),学官民連携プロジェクトの立案に向けた討論会(
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10th meeting,以降,10thMTG)のようなオフラインでの活動を実施してきた.2020年度以降はオフライン会合の制限により,オンラインでの活動を余儀なくされ,Zoom等のツールを活用して,活動を継続してきた.COVID-19が5類に移行された現在においては,オンラインの利便性を享受する一方で,オンラインでは雑談や踏み込んだ質問がしにくいといった声もあった.そこで,本年度の活動においては,オフラインでの活動に主眼を置き,10thMTG以来,5年ぶりにオフラインでの会合を実施した.本稿では,その活動報告及び会合時に計画した現地調査会(8月8日~9日を予定)の概要について報告する.
さらに,本年度では
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の次世代グループについて検討するNext
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Projectを立ち上げた.その活動及び今後の活動方針について報告する.
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*田中 智大, 綿貫 翔, 丸谷 靖幸, 道谷 健太郎, 渡部 哲史
会議録・要旨集
フリー
水分野における課題意識を持った研究・実務活動のためには,大型の研究プロジェクトや委員会活動等としてだけでなく,若手~中堅世代から学官民の連携やそのためのネットワークづくりが重要である.筆者らは2019年度より若手~中堅世代の学官民ネットワーク構築を展開するべく,水文・水資源学会研究グループ本研究グループ「
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~水分野の学官民連携の実践に向けたネットワークの展開~」を立ち上げた.1年目にはオンラインコミュニケーションツールSlackを活用した掲示板形式での交流を行い,気候変動への今後の具体的な適応や土木業界の水分野での今後の課題などを議論した.2年目は,2021年4月からオンライン連続ワークショップを開催し,産官学の各分野で活躍する講師をお呼びして計5回のオンライン講演会の開催および講演を踏まえた討論会を予定している.その結果,各企画に20~40名ほどの参加をいただき,研究者とコンサルタントや省庁で水分野の業務を行う実務者の若い世代同士が議論する場を醸成することができた.今後も本活動を継続し,水分野の産官学連携に繋げていく予定である.本稿では,これらの活動の詳細を説明する.
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*丸谷 靖幸, 田中 智大, 綿貫 翔, 渡部 哲史, 道谷 健太郎
会議録・要旨集
フリー
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渡部 哲史, 渡辺 恵, 田中 智大, 峠 嘉哉, 田上 雅浩, 木下 陽平, 綿貫 翔, 山田 真史
水文・水資源学会誌
2021年
34 巻
6 号
390-394
発行日: 2021/11/05
公開日: 2021/11/20
ジャーナル
フリー
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慶田 雅洋, 綿貫 雅章, 津郷 友吉
日本食品工業学会誌
1969年
16 巻
10 号
458-463
発行日: 1969/10/15
公開日: 2010/01/20
ジャーナル
オープンアクセス
有胞子乳酸菌B. coagulansの4菌株(IAM 1115,同1146,同1171および同1194)の香気生産性について検討した。B. coagulansにはくえん酸の利用性は認められなかった。B. coagulansを他の乳酸菌と併用した混合スターターを使用した場合には,製品の香味が改良されることを認めた。すなわちヨーグルト製造の際にはB. coagulans IAM 1194の併用が良好な風味を示し,カテージチーズの製造の場合には同IAM 1146およびIAM 1171を使用した場合に酸味および香気の強い製品が得られ,ジアセチルおよびアセトイン含量も対照に比較して高い値を示した。この増加がB. coagulansに由来するものであるか否かについてはさらに検討する必要がある。カテージチーズを48時間冷蔵した場合に,B. coagulans添加区ではアセトインの増加が認められた。
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小坂田 ゆかり, 綿貫 翔, 清水 啓太, 武藤 裕花, 山田 真史, 松浦 拓哉
水文・水資源学会誌
2020年
33 巻
3 号
122-125
発行日: 2020/05/05
公開日: 2020/06/16
ジャーナル
フリー
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渡部 哲史, 小槻 峻司, 綿貫 翔, 橋本 雅和, 峠 嘉哉, 田中 智大, 田上 雅浩, 丸谷 靖幸, 山田 真史, 林 義晃
水文・水資源学会誌
2020年
33 巻
6 号
274-278
発行日: 2020/11/05
公開日: 2020/11/27
ジャーナル
フリー
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渡部 哲史, 小槻 峻司, 峠 嘉哉, 丸谷 靖幸, 綿貫 翔, 山田 真史, 林 義晃, 仲吉 信人, 木下 陽平, 木村 匡臣, 田中 智大, 橋本 雅和
水文・水資源学会誌
2020年
33 巻
1 号
17-22
発行日: 2020/01/05
公開日: 2020/02/06
ジャーナル
フリー
Discussion at the Tenth
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meeting “Workshop beyond 2030” is reported herein. At the meeting, we reviewed the review paper and explained topics that were not addressed in the paper. Furthermore, we discussed topics related to application of satellite observation data, hot topics in the field of hydrology and water resources, and collaboration among industry, government, and academia.
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田中 智大, 小槻 峻司, 中下 慎也, 田上 雅浩, 渡部 哲史, 丸谷 靖幸, 綿貫 翔, 柿沼 太貴
水文・水資源学会誌
2018年
31 巻
1 号
33-41
発行日: 2018/01/05
公開日: 2018/02/20
ジャーナル
フリー
2014年に発足した水関連の若手研究者コミュニティ(Water-Associated Communitytoward Collaborative Achievements,
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)では,毎回異なるテーマを設定し,若手研究者間の交流・共同研究の場を提供することを目的に討論会や現地見学会を実施してきた. 本稿では第7回目となる
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07の活動を報告する.
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07では研究手法に着目した討論会および現場見学会を実施した.現地見学会では,広島市を流れる太田川放水路での底泥採取を見学,体験した.
討論会では,参加者による自由な議論の結果,研究分野の特徴の違いを研究手法という切り口から理解することができ,また現実の研究生活の中での研究手法の選択について,その流れや歴史的な経緯などについて議論することができた.現地見学会では,広島市を流れる太田川放水路での底質採取の見学・体験をとおして,多くの参加者が対象とする空間スケールに比べて非常に小さい空間スケールでの観測値の空間変動性を体感することができた.また,観測後の室内実験や解析に耐えうる試料を採取することの難しさも実感した.
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丸谷 靖幸
水文・水資源学会誌
2016年
29 巻
2 号
143-144
発行日: 2016/03/05
公開日: 2016/06/04
ジャーナル
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我々水文水資源学若手会に参加する若手(学生・研究者)が集まり,コラボレーションを行うことで達成されることはどのようなことがあるのかについて,若手グループの考えを述べる.
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丸谷 靖幸, 田中 智大, 内田 典子, 塩尻 大也, 松浦 拓哉
水文・水資源学会誌
2019年
32 巻
3 号
148-150
発行日: 2019/05/05
公開日: 2019/06/15
ジャーナル
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2018年7月18日から19日にかけて岐阜大学流域圏科学研究センターが管理する高山試験地において「流域圏保全研究ワークショップ」を実施した.本稿では本ワークショップで実施した流域見学ならびに研究発表に対する議論の概要を報告する.
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*小坂田 ゆかり, 谷口 陽子, 松浦 拓哉, 岡地 寛季, 塩尻 大也, 渡部 哲史, 綿貫 翔, 丸谷 靖幸, 田中 智大
会議録・要旨集
フリー
水文・水資源学若手会(以下,若手会)は2009年から活動を開始し,主に水文・水資源学会に所属する博士課程学生や若手研究者を中心に構成されている研究グループである.これまで本若手会は,分野を超えたネットワークの構築を目的として他分野交流を中心に活動を行ってきた経緯がある.そして,当時若手会の中心であったメンバーが徐々に学位を取得していくにつれ,水文・水資源学に関わる若手〜中堅の研究者,技術者のコミュニティ
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(Water-Associated Community toward Collaborative Achievement)といった新たな先進的研究グループも本若手会から発足している.今年度の本グループ活動では,学位取得後も続く他分野交流や学際性の取得を目指して,学位取得前の若手の間でも継続した活動の基盤づくりを行うことを目指した.もちろん学生は自身の研究テーマを深めることが重要であるが,今後はより学際性が求められていくことに加え,学生のうちから様々な分野の同世代と意見交換・議論を行うことで,学位取得後にも役立つ幅広い視野とネットワークが得られると考えた.これらの背景,目的を踏まえ,本要旨では,本年度我々若手会の活動について報告する.
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*綿貫 翔, 田中 智大, 丸谷 靖幸, 谷口 陽子, 星野 剛, 岡地 寛季, 小坂田 ゆかり
会議録・要旨集
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水文・水資源学若手会(以降,若手会)は,主に水文・水資源学会(以下,本学会)に所属する博士課程学生・20代から30代の若手研究者を中心に構成され,2009年に発足した研究グループである.ここ数年の若手会は,発足当時の学位を取得したメンバーが主だった会を主催し,研究面での意見交換や共同研究の可能性など議論してきた.しかしながら,総会の活動報告で,若手会のメンバーが工学に偏っているという指摘があり,試行錯誤しながら,勉強会や現地見学会を企画してきた.
本学会の創立30周年にあたる本年は,学会誌に特別号が組まれ,その中で若手研究者による総説原稿執筆の機会をいただいた.この機会を活用することで,より幅広い若手研究者との協働の場が得られ,また現在までの研究の軌跡を残すことができると考えられる.
そのため,これらの背景を踏まえ,本グループ活動では,工学系以外を背景に持つ人との人脈の作成・拡大を目的として,その人脈によって見識を広げ,水文・水資源学に応用するために勉強会や討論会を通じて,議論することを目指した.さらに,上記の背景から多数の若手研究者による総説を本学会30周年記念号に寄稿した.
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池本 敦哉, 宮本 真希, 大屋 祐太, 伊藤 毅彦, 星野 裕輝, 大野 哲之, 和田 光将, 沼澤 蓮音, 古岡 應次郎, 近藤 誠, 若尾 和哉, 岩井 直太, 西村 将真
水文・水資源学会誌
2025年
38 巻
3 号
201-206
発行日: 2025/08/05
公開日: 2025/09/25
ジャーナル
認証あり
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田中 智大, 綿貫 翔, 丸谷 靖幸, 道谷 健太郎, 渡部 哲史
水文・水資源学会誌
2021年
34 巻
6 号
386-389
発行日: 2021/11/05
公開日: 2021/11/20
ジャーナル
フリー
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津郷 友吉, 慶田 雅洋
化学と生物
1965年
3 巻
6 号
292-300
発行日: 1965/06/25
公開日: 2009/05/25
ジャーナル
フリー
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渡部 哲史, 山崎 大, 渡辺 恵, 小槻 峻司, 五十嵐 康記, 仲吉 信人, 田上 雅浩, 木下 陽平, 池内 寛明, 木島 梨沙子, 田中 智大, 吉田 奈津妃, 佐谷 茜
水文・水資源学会誌
2015年
28 巻
6 号
304-312
発行日: 2015/11/05
公開日: 2015/12/01
ジャーナル
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鼎 信次郎
水文・水資源学会誌
2021年
34 巻
6 号
398-401
発行日: 2021/11/05
公開日: 2021/11/20
ジャーナル
フリー
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渡部 哲史, 田中 智大, 丸谷 靖幸, 峠 嘉哉, 木村 匡臣, 田上 雅浩, 木下 陽平, 林 義晃, 池内 寛明, 山田 真史, 吉田 奈津妃, 佐々木 織江, 神谷 秀明
水文・水資源学会誌
2017年
30 巻
4 号
260-265
発行日: 2017/07/05
公開日: 2017/09/01
ジャーナル
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平成29年2月18,19日に東京大学本郷キャンパスにおいて,合計16名の参加者により第6回目となる
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(Water-Associated Community toward Collaborative Achievements)meetingを開催した.第6回となる今回は各自の研究内容を理解し,多様なスケールで展開される様々な水関連研究の現状やそれぞれが抱える課題,それらを克服するために必要なブレークスルーについて考える機会を設けた.各自の研究発表を基に,様々な研究分野に共通する課題やブレークスルーなど研究に関する議論や,アウトリーチのような活動に関する情報共有,その他研究を進める上で感じていること等の意見交換を行った.本報告ではそれらの議論の概要について記す.
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田中 智大, *丸谷 靖幸, *田上 雅治, 綿貫 翔, 池内 寛明
会議録・要旨集
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水文水資源学若手会(以下若手会)は,主に水文・水資源学会に所属する博士課程学生・20代から30代の若手研究者を中心に構成されている研究グループである.本若手会は2009年から活動を開始しており,多分野との交流および研究面での意見交換や共同研究の議論を積極的に進めている.この活動で得られた研究者間のつながりや自身の研究に対するフィードバックは大きく,水文・水資源研究に関わる現在未参加,未加入の研究者がより魅力を感じられるように本活動を展開することが重要であると考えている.一方で,このような活動を続ける中で,水文・水資源研究をキーワードにして多分野の研究者が集まることに対し,どの程度の関心が寄せられ,どれほどの展開を見込むことができるかを知りたいという想いもあった.若手研究者による多分野交流や研究者間ネットワークの構築を基本的な活動としたうえで,その活動の根本にある本学会・学会誌の意義について現状の認識を調査することは,今後も本学会に携わっていく若手研究者として重要な活動ではないかと考える.これらの背景を踏まえ,本グループ活動では,水文・水資源研究をキーワードにした異分野交流やネットワーク構築を目指し,若手研究者が自由に議論する機会を設けること,およびアンケート調査を通して若手会の基礎である本学会・学会誌の現状を把握することを目的とする.以上の目的を踏まえ,2016年度は,1)総会・研究発表会前に研究アプローチに着目した討論会を開催するとともに,福島県の猪苗代湖に端を発する安積疏水関連施設の現場見学会を実施した.さらに, 2)水関連分野研究コミュニティによるテーマ勉強会の開催し,研究内容や今後の展望に特化して一人40分から60分程度の発表・質疑を行い,参加者の専門分野の研究について詳細まで共有した.また,3)本学会員の学会に対する認識に関するアンケート調査を実施した.以上の活動を通して,研究活動とより密接した形で研究者間ネットワークの構築を図ることができた.また,学会の現状に関するアンケート調査から,分野融合や研究者ネットワークの構築に関して,さらに精力的に,もしくは少し視点を変えた取り組みが必要であることが示唆された.今後は,これまでの活動を踏まえ,若手研究者のネットワーク構築のための活動をさらに展開したいと考えている.
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