美術教育学:美術科教育学会誌
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シュタイナー学校のエポック授業における造形活動の浸透
ニュルンベルク・シュタイナー学校の実践を手がかりにして
吉田 奈穂子
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2017 年 38 巻 p. 465-477

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抄録

本研究は,シュタイナー学校のエポック授業における造形活動がどのように他教科領域の授業に浸透しているのかを明らかにすることを目的としている。そのために,文献調査に加え,2014年9月から2015年7月までニュルンベルク・シュタイナー学校の教員養成課程に通い,講義・演習や観察実習,教育実習において収集した資料を参考に考察した。その結果,エポック授業における造形活動の浸透は,他教科領域とシュタイナー学校の目指すべき姿の育成とをつなぎ,社会の中で豊かに生きていくために必要な資質や能力を育てていた。そこから,今後の教員養成のあり方に関して,いわゆる主要科目と造形活動を含む芸術科目の複数の専門性を持った教員養成所の必要性を示唆することができた。

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© 2017 美術科教育学会
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