日本接着学会誌
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研究論文
アクリルブロック共重合体粘着剤を用いた2層積層体のエネルギー吸収特性
野村 裕岸 肇長尾 厚史松田 聡村上 惇浦濱 圭彬
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2009 年 45 巻 6 号 p. 212-219

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抄録
ポリメチルメタクリレート(PMMA)-ポリノルマルブチルアクリレート(PnBA)ブロック共重合体をベースポリマーとして種々のタッキファイアを添加した粘着剤をエポキシ硬化板に貼りあわせた2層積層体に振り子を衝突させ吸収エネルギーを評価した。ベースポリマーに相溶性良好なタッキファイアであるテルペンフェノールやロジンエステルを添加した場合はエネルギー吸収'性が向上し,テルペンフェノールでは添加量約20wt%, ロジンエステルでは添加量約30wt%において,積層体のエネルギー吸収性が最大となった。一方,ベースポリマーとの相溶性が乏しいタッキファイアである脂肪族石油樹脂添加系においてはエネルギー吸収性の向上は認められなかった。このエネルギー吸収機構の説明のため,非拘束型制振鋼板の制振特性(損失係数)を記述するRUK式の適用を検討したところ,特定周波数での粘着剤の粘弾性(貯蔵弾性率:E', 損失正接 tanδ)および積層体形状因子から求めた損失係数の組成間序列と積層体のエネルギー吸収率の組成間序列が良い一致を示すことがわかった。
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© 2009 一般社団法人 日本接着学会
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