日本建築学会論文報告集
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114 コンクリートのブリネルタイプの硬度と反撥係数に関する比較研究(材料・施工)
長島 弘
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1957 年 57.1 巻 p. 53-56

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抄録
実施コンクリートの強度判定用としての表面硬度の計測法は、大別して鋼球の圧入による型と、反撥度を測定する型と二つある。本研究に於ては先づ二型式の間に調合条件による差の有無をモルタル供試体で実験し次にコンクリートの供試体で養生による差及び強度換算への影響について実験を行つたものである。圧入法に於ては衝撃的圧力をブリネルタイプの式に於ける静圧の比に換算し、これを窪み表面積で除して衝撃圧入硬度とした。この圧入法の代表としてツヨサメーター及び圧入反撥兼用試作硬度計を使用し硬さを測定した。又反撥法ではシュミットテストハンマーと前記圧入反撥兼用試作硬度計(以下試作硬度計と略す)を使用してR及び反撥角θを計測した。そして衝撃圧入硬度及び反撥係数を計算し、それらの関係式を求めると共に、養生を異にしたコンクリートの硬度と強度との関係を誘導したものである。
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© 1957 一般社団法人日本建築学会
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