日本建築学会論文報告集
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2099 実大有孔鉄骨鉄筋コンクリート梁の剪断破壊実験(構造)
桑原 達夫藤本 一郎
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1958 年 60.1 巻 p. 625-628

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抄録
実大鉄骨鉄筋コンクリート有孔梁(普通コンクリート使用)の実験的研究にはすでに日建設計工務株式会社設計部に依るものがある。其の実験では梁断面70cm×30cmに対して、30cm×30cm,30cm×15cm,15cm×15cmの大中小の貫通孔を設けて鉄骨ウエブ及鉄筋に依る補強の適否を検討して居る。本実験は鉄骨ウエブ及鉄筋に依る補強の適否の検討と言う点ではほぼ同様な目的を持つが貫通孔の形を実施建物の実情に依つて円孔のみとし、径の梁成に対する比率2種類に付き、補強方法の種々の形に対して充分比較検討が出来る様、なるべく其の他のFactorを統一した。又これも実施建物の実情に応じて、小断面のグループを軽量コンクリート使用とし、大断面のグループを普通コンクリート使用とした。
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© 1958 一般社団法人日本建築学会
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