抄録
モンゴルのゾド(雪害)の気候学的要因を明らかにするため、多雪に関係する大気循環場の特徴を明らかにした。積雪変動の分布パターンを調べるために、モンゴル国の1960-92年の23地点の積雪深の月別値に主成分分析を行った。第一主成分(PC1)は全域で同じ符号になるモード、第二主成分(PC2)は北東と南西の2極モードを示した。北半球500hPa高度場に回転主成分分析を行って抽出したテレコネクションパターンとの相関を求めると、PC1は11月のNAOと、PC2は12月のEU1と、各々強い相関があることがわかった。