日本地理学会発表要旨集
2002年度日本地理学会秋季学術大会
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都市域における不快指数に及ぼす温暖化の影響—熊谷市を例に—
福岡 義隆松本 太
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p. 105

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抄録
埼玉県熊谷市90地点において2001年夏気温と湿度の移動観測を実施した。顕著なヒートアイランドを形成していることと共に、それに伴う不快指数への影響を見るために、午後の最も高温時における不快指数の計算を行い、その地理的分布を描いてみた。その結果不快指数は82-84と全域にわたり余り差がないことが分かった。それは、都市化に伴って気温は上昇するが、相対湿度は下がるので、相殺効果で不快指数には地理的な差が余りないことが分かった。熊谷地方気象台での不快指数の経年変化でみても、あまり大きな変化はしてないことも明らかになった。
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© 2002 公益社団法人 日本地理学会
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