日本地理学会発表要旨集
2002年度日本地理学会秋季学術大会
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桜島火山西麓大正溶岩流の地形·表層構造及び噴出過程
園 大志井上 素子守屋 以智雄
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p. 156

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抄録
桜島火山西麓大正溶岩流の表面微地形·表層構造を空中写真·目視記録·現地地形·地質調査で明らかにし、溶岩流の噴出·流動過程について考察した。その結果、噴火は西中腹の割れ目火口からスパター噴出と溶岩流出が平行して起こり、溶岩流が火砕物をのせて流下したと考えた。溶岩流が上下左右に屈曲して流下する間に伸縮が起こり、表層の固化した火砕物が断裂·分離·崩壊して、台地·岩塔·割れ目低地·岩塊原などの複雑な表面微地形をつくり、溶岩流が伸びた時、拡大した割れ目の底から内部の流動性のある溶岩が膨れ上がり、搾り出されて蒲鉾地形や湧出丘をつくった。この内部の溶岩には浅間火山鬼押し出し溶岩流と違って赤黒色の縞模様は認められず、火口から溢出した溶岩流と見なした。
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© 2002 公益社団法人 日本地理学会
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