日本地理学会発表要旨集
2013年度日本地理学会春季学術大会
セッションID: P050
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発表要旨
大淀川水系の地形縦断曲線の特徴
*黒木 貴一磯 望黒田 圭介後藤 健介宗 建郎
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抄録
今日まで河川縦断曲線に関する研究は多くありなど,そこでは本川が支流の局地的な侵食基準面となる基本的考え方がある。ただ線的な河川縦断曲線と比べ,面的な広がりを持つ河川の微地形に関する同様の研究は,微地形の標高を一意に定めにくいため少なく,さらに本川と支流の関係から微地形の特徴を議論したものも少ない。しかし近年の豪雨に伴う洪水では,本川に支流が合流しにくいために内水氾濫を生じることが多く,この時,堤外に加え堤内にも多くの土砂が堆積し被害が拡大する。そこで本研究では,宮崎平野の大淀川水系を対象に微地形の地形縦断曲線の特徴を本川と支流の連続性を念頭に置き詳細に見た。
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© 2013 公益社団法人 日本地理学会
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