抄録
目的WBGTでみる熱中症発症可能性と実際の患者数は必ずしも一致しない。その実態と理由を考えてみた。更に、WBGTより不快指数の方が体感的に分かり良いことを指摘。方法①、日本生気象学会認定の気温・湿度からWBGT推定する図に、一種のクリモグラフを重ね合わせることで、熱中症発症危険期間と地域を比較考察~沖縄・東京・札幌における実搬送患者数の比較.②熱帯・温帯(モンスーン気候区と西岸気候区)などの違いを考察~マドラス(インド)・ロサンゼルス・東京の比較結果 実際の熱中症発生数は沖縄は東京より少ない。生理学的体感を意味するWGBTより不快紙数の方が感覚的に理解しやすい。汗腺数Sによる補正(O~沖縄、S~汗腺数)を提唱