日本地理学会発表要旨集
2014年度日本地理学会春季学術大会
セッションID: P052
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発表要旨
WBGTの気候風土差と熱中症患者実数との違いについて
*福岡 義隆
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抄録
目的WBGTでみる熱中症発症可能性と実際の患者数は必ずしも一致しない。その実態と理由を考えてみた。更に、WBGTより不快指数の方が体感的に分かり良いことを指摘。方法①、日本生気象学会認定の気温・湿度からWBGT推定する図に、一種のクリモグラフを重ね合わせることで、熱中症発症危険期間と地域を比較考察~沖縄・東京・札幌における実搬送患者数の比較.②熱帯・温帯(モンスーン気候区と西岸気候区)などの違いを考察~マドラス(インド)・ロサンゼルス・東京の比較結果 実際の熱中症発生数は沖縄は東京より少ない。生理学的体感を意味するWGBTより不快紙数の方が感覚的に理解しやすい。汗腺数Sによる補正(O~沖縄、S~汗腺数)を提唱
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© 2014 公益社団法人 日本地理学会
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