日本補綴歯科学会誌
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専門医症例報告
インプラント補綴治療により審美・咬合回復を図った一症例
三宅 忠隆
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2018 年 10 巻 3 号 p. 255-258

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抄録

症例の概要:56歳の女性.| 1 の位置異常による審美障害と咀嚼時疼痛を主訴に来院した.下顎左側遊離端欠損部には,他院にて可撤性義歯を装着したものの,使用していないという.補綴前処置として全顎にわたる歯周初期治療と並行して| 1 には抜歯前に矯正的挺出を行い,| 1 と下顎左側遊離端欠損部に対して,インプラント補綴装置を装着した.

考察:抜歯前の挺出を行うことで,歯槽骨の水平化に有効であることが判った.また,固定性インプラント補綴により,10年以上の咬合バランスの維持と患者満足に寄与できた.

結論:インプラントによる固定性補綴装置により,臼歯での咬合支持と前歯への負担軽減を実現させ,良好な予後経過が得られた.

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© 2018 公益社団法人日本補綴歯科学会
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