日本補綴歯科学会誌
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◆企画:第127 回学術大会/歯科医療安全対策推進セッション 「補綴診療で知っておくべき院内感染対策 −歯科保健行政の視点から−」
歯科医療における院内感染対策について
−歯科保健行政の視点から−
山口 聖士
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2019 年 11 巻 2 号 p. 122-126

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抄録

 院内感染対策は,医療機関において取り組むべき重要課題の一つである.歯科医療の特徴として,歯科用回転切削器具等の使用により唾液や血液を含んだ多量の飛沫によって,ユニット周囲や歯科医療機器が感染性物質に汚染されやすいことが挙げられる.厚生労働省では,一般歯科診療時の院内感染対策に係る指針の作成や歯科医療関係者感染症予防講習会等によって周知と啓発を図ってきた.

 本稿では,歯科保健行政の立場から歯科の院内感染対策について述べることとする.

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© 2019 公益社団法人日本補綴歯科学会
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