厚生労働省医政局歯科保健課
2019 年 11 巻 2 号 p. 122-126
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院内感染対策は,医療機関において取り組むべき重要課題の一つである.歯科医療の特徴として,歯科用回転切削器具等の使用により唾液や血液を含んだ多量の飛沫によって,ユニット周囲や歯科医療機器が感染性物質に汚染されやすいことが挙げられる.厚生労働省では,一般歯科診療時の院内感染対策に係る指針の作成や歯科医療関係者感染症予防講習会等によって周知と啓発を図ってきた.
本稿では,歯科保健行政の立場から歯科の院内感染対策について述べることとする.
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