2019 年 11 巻 4 号 p. 350-354
無歯顎患者の総数は一向に減少しておらず,無歯顎患者のQOLを向上させるためには補綴処置が必須である.マギル声明において下顎インプラントオーバーデンチャーの有効性が示されているが,上顎無歯顎のインプラント補綴に関しては未だ十分なエビデンスが存在しない.上顎無歯顎インプラント補綴を行うにあたり,インプラントの埋入本数,機能回復,患者の嗜好性,ライフステージから総合的に判断して補綴設計を決定する必要があるといえる.今回のディベートを踏まえた筆者の考えを披露したい.