日本補綴歯科学会誌
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◆企画:第128 回学術大会/シンポジウム5 「補綴のアウトカムを真剣に考える−口腔栄養関連サービスを多職種で構築するために−」
歯科衛生士の口腔管理は回復期リハビリテーションの患者アウトカムを改善する
吉村 芳弘白石 愛
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2020 年 12 巻 1 号 p. 42-49

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抄録

 回復期リハビリテーションを行う高齢者には口腔環境の悪化を多く認める.さらに,低栄養とサルコペニアの合併も多い.これらはいずれもリハビリテーションや健康関連のアウトカムと負の関連がある.それゆえ,リハビリテーションを行う高齢者に対しては全身管理と併存疾患のリスク管理を行いつつ,歯科専門職による口腔管理,積極的な栄養サポート,運動療法などを多職種で推進する必要がある.

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© 2020 公益社団法人日本補綴歯科学会
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