日本補綴歯科学会誌
Online ISSN : 1883-6860
Print ISSN : 1883-4426
ISSN-L : 1883-4426
専門医症例報告
先天性多数歯欠損の若年患者に歯質の保存を考慮した補綴治療で審美性を改善した症例
濵中 一平
著者情報
ジャーナル 認証あり

2022 年 14 巻 2 号 p. 169-172

詳細
抄録

症例の概要:患者は16歳の男性.先天性多数歯欠損による審美不良を主訴に来院した.動的矯正治療を行い,歯間空隙部の封鎖および欠損部のスペースコントロールを行った.確保できたスペースにノンメタルクラスプデンチャーおよび接着ブリッジの装着を行った.

考察:補綴治療終了後,定期的なメインテナンスへ移行し現在約5年が経過しているが,補綴装置および残存歯は良好に機能している.また審美性においても高い満足を得ることができた.

結論:先天性多数歯欠損を有する若年患者に対しノンメタルクラスプデンチャーと接着ブリッジの補綴処置により審美性を回復することが可能であることが示唆された.

著者関連情報
© 2022 公益社団法人日本補綴歯科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top