日本補綴歯科学会誌
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専門医症例報告
咬合挙上による適切なアンテリアガイダンスの付与により咬合回復した一症例
猪越 正直
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2022 年 14 巻 3 号 p. 269-272

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抄録

症例の概要:70歳の男性.上顎前歯欠損に対して装着したプロビジョナルレストレーション不適合に伴う審美不良,咀嚼困難を主訴に来院した.咬合挙上後,上顎 6+5 短縮歯列のクロスアーチブリッジ,下顎前歯部コンポジットレジン修復,下顎左右小臼歯歯冠修復,下顎右側大臼歯部に片側性部分床義歯を製作した.

考察:約3年3カ月経過後,プラークコントロールは極めて良好で,大きな問題なく経過している.術後,口腔関連QoLの改善が認められた.

結論:適切な咬合高径とアンテリアガイダンスを設定することで,機能回復と予知性を獲得し,上顎への短縮歯列の適用により違和感の少ない口腔内環境を構築し,高い満足度が得られた.

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© 2022 公益社団法人日本補綴歯科学会
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