2022 年 14 巻 4 号 p. 443-446
症例の概要:患者は40歳の女性. |4 欠損による咀嚼障害および審美障害,ならびに上顎前歯部の審美障害を主訴に来院した.上顎前歯部には軽度の叢生および形態不良,32|23 失活による明度の低下とコンポジットレジン充塡の色調の不一致を認めた.当該部位にはオールセラミッククラウンおよびブリッジにより審美的改善を行った.
考察:診断用ワックスアップによりイメージを共有したうえで,患者の主観に基づいてプロビジョナルレストレーションに修正を加えつつ治療を進めることで,高い満足度を得ることができた.
結論:審美的要求の高い患者に対し,主観に配慮した段階的な治療手順を踏んで補綴治療を行うことで,良好な治療結果を得ることができた.