日本補綴歯科学会誌
Online ISSN : 1883-6860
Print ISSN : 1883-4426
ISSN-L : 1883-4426
◆企画:第133回学術大会/シンポジウム2 「クラウンブリッジにおける補綴材料を再考する~金属・陶材・ジルコニアは臨床でどのような影響を与えるか?~」
咬合の推移から修復材の要件を考える
~歯冠修復材の予後に変化は許容されるべきか~
永田 省藏
著者情報
ジャーナル フリー

2025 年 17 巻 3 号 p. 130-135

詳細
抄録

 口腔領域における諸機能については,正常機能(オルソファンクション)における歯牙および修復物では,力による悪影響は比較的少なく,個別の機能力に応じた咬合面の変化に止まる例が多い.しかし,パラファンクションの例では過度な力による影響は大きく,術後経過において歯牙および修復物のトラブルが多く認められる. 咬合接触や力学的な不具合から,修復物の破損や脱落,二次カリエスや歯牙の外傷など修復歯に被害が生じることがある.これらの原因は,修復材の性質が歯牙および歯列の経年的な変化に適応しなかったことによると考えられる.

 今回は,咬合の推移に注目し,長期に修復材としての役目を果たす例,トラブルをきたした例から,修復材料の物性に必要な要件を検討する.

著者関連情報
© 2025 公益社団法人日本補綴歯科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top