日本補綴歯科学会誌
Online ISSN : 1883-6860
Print ISSN : 1883-4426
ISSN-L : 1883-4426
◆企画:第133回学術大会/メインシンポジウム 「補綴歯科治療と栄養治療の新たな連携戦略」
「補綴歯科治療と栄養治療の新たな連携戦略」高齢者の栄養治療と「口から食べる」こと
−日本補綴歯科学会と日本栄養治療学会の連携深化を期待して−
鍋谷 圭宏石井 良昌
著者情報
ジャーナル フリー

2025 年 17 巻 3 号 p. 136-141

詳細
抄録

 高齢者は身体的・精神的・社会的な能力が低下し,経口摂取量が減少して低栄養に陥りやすい.サルコペニアやフレイルという疾患概念も注目され,高齢者ではがんなどさまざまな疾患の予後不良因子になる.今後は,これらのリスクを併せ持つ高齢者人口の減少と,患者個々の状態に応じた適切な栄養治療が必要である.「口から食べる」ことは最も重要なMedical Nutrition Therapyであり,患者の心の支えにもなる.そのためにも健康な歯と口腔機能の維持は重要で,歯科を含む多職種連携の下で栄養治療を行う必要がある.今後,日本補綴歯科学会と日本栄養治療学会が専門的知識を共有し,特に高齢者の「口から食べる」ことに貢献できることを期待したい.

著者関連情報
© 2025 公益社団法人日本補綴歯科学会
前の記事 次の記事
feedback
Top