日本補綴歯科学会誌
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◆企画:令和6年度関西支部学術大会特別講演 「顎骨再生研究のこれまでと今後」
顎骨再生研究のこれまでと今後
西村 正宏
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ジャーナル 認証あり

2025 年 17 巻 4 号 p. 233-238

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抄録

 顎骨の再生は難症例補綴治療を一般化させ,治療の予知性を高めることにつながる.しかし,顎骨の安全・確実な再生を実現するためには各種法律にのっとり,正確なエビデンスに基づいて綿密なプロトコルを立案したり,移植剤の製造法を確立したりしなければならない.本邦では歯科領域で多くの血液濃縮液を用いた再生医療が提供されていることからも,再生医療のニーズが高いことが伺える.著者らはこれまでに顎骨骨髄由来の間葉系幹細胞の脂肪分化能の低さの原因や,移植する細胞の生体内での各種骨形成予測マーカーを特定してきた.著者らは特殊な細胞シートと骨補塡剤を組み合わせた新規骨再生剤を開発し,臨床現場への展開を目指している.

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© 2025 公益社団法人日本補綴歯科学会
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