ISO規格は電気・電子,通信・ネットワーク関係以外の工業・サービス分野の規格を担当する国際規格の一つで,現在300以上の技術委員会(TC)が存在する.そのうちTC106が歯科専門委員会で,i)用語,定義,ii)歯科製品の要求事項,安全性,iii)試験方法を含む口腔保健に関する標準化が適用範囲である.ISO規格に適合した医療機器(歯科材料も含む)は,歯科医療従事者と患者に,安心,安全,そして上質な医療をもたらす.そのためには,製品を正しく使用することが必須である.また日本製品の海外市場への拡大には,日本が作業グループ(WG)のコンビーナを獲得するなど,国際規格にJISなどの日本の考え方を反映させることが重要である.