抄録
症例の概要:患者は18歳女性.前歯部の空隙による審美障害を主訴として来院.64| が先天性欠如しており4|部と上顎前歯部に不均等な歯間空隙が認められた.MTMによる歯の再排列の後,3+3をポーセレンラミネートベニアにて歯冠修復を行い,4| 部にインプラント補綴を行った.
考察:術後3年間が経過し機能的,審美的に良好な結果を得ている.歯を適正な位置に再排列し,舌の大きさに合わせた歯列弓を完成させる事で審美的な修復処置が行え,歯間空隙の再発が防止できたと考えられる.
結論:先天性欠如を伴う空隙歯列に対して術前処置としてMTMを行うことで,適正に補綴処置を行い,歯に対して小侵襲で審美的な修復処置が可能となった.