日本補綴歯科学会誌
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デジタル画像処理を用いた欠損補綴治療における対向関係の検査法
岡本 信皆木 省吾
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2013 年 5 巻 1 号 p. 65-71

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抄録
目的:欠損補綴治療において,上下顎の対向関係は非常に重要な情報といえる.しかしながら臨床の場において,その検査方法としては,咬合器装着された模型を後方や側方から観察して判断する方法が一般的であり,科学的な検査法は認められないのが現状である.そこで,規格撮影を行った上下顎模型をデジタル画像処理することによって,上下顎の対向関係を簡便に検査する方法を考案した.
材料と方法:規格撮影を行うための指標となるインジケーターを作製する.インジケーターを用いて上下顎模型の画像を規格撮影し,Adobe Photoshopなどの画像処理ソフトに入力する.画像処理ソフト上で上下顎画像の重ね合わせを行うことにより,対向関係を正確に再現した画像(オクルーザルマップ)が得られる.
考察:本法から得られるオクルーザルマップは,仮想咬合平面に垂直な方向からの対向関係を画像として再現することができ,非常に有用な情報といえる.また,オクルーザルマップを用いて欠損補綴治療計画の立案,人工歯排列のシミュレーションおよび技工サイドへの情報提供などを行うことも可能である.
結論:本検査法によって,上下顎の対向関係を,臨床の場において科学的に解析することが可能となった.本検査法から得られるオクルーザルマップは,多くの歯科医師,歯科技工士にとって,欠損補綴治療計画の立案の際や人工歯排列時の基準として有用な情報となる.
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© 2013 社団法人日本補綴歯科学会
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