抄録
症例の概要:患者は初診時61歳の男性.悪性リンパ腫に対する放射線治療後の部分無歯顎に対する補綴治療の症例である.765|部にインプラントを埋入し、コーヌス型オーバーデンチャーで補綴を行った.
考察:インプラント体埋入位置が限定され,最終補綴装置の設計も力学的に問題のある設計となった.しかし,最終補綴装置装着後の定期的なメインテナンスによりインプラント体自体に大きな問題は生じていない.今後さらに経過を観察していく必要がある.
結論:放射線治療後の下顎部分無歯顎症例に対し,インプラントを用いたコーヌス型オーバーデンチャーで咬合支持を再建することができた.