日本補綴歯科学会誌
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専門医症例報告
上顎骨劣成長による反対咬合に対する補綴治療の一症例
浅野 栄一朗
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2014 年 6 巻 1 号 p. 79-82

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抄録
症例の概要:患者は35歳の男性.前歯部の反対咬合による審美障害を主訴として来院した.上顎前歯部歯軸は内側に傾斜し,上顎前歯部の歯槽部に陥凹を認めた.上顎骨劣成長による反対咬合と診断し,矯正治療と外科的歯列矯正を施行した.歯の欠損部にインプラントを埋入し,前歯部はオールセラミッククラウンで補綴した.
考察:インプラント埋入後,外科的歯列矯正により上顎前歯部の歯軸およびインプラント埋入位置を理想的な位置にしたことが,審美性および咀嚼機能と発語機能の改善に寄与したものと考えられる.
結論:歯槽突起を含めた歯列の改善が必要な症例に対し,外科的歯列矯正を応用し歯冠補綴治療を行うことで,審美性を改善することができた.
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© 2014 社団法人日本補綴歯科学会
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